【N#90】有害ミネラルの解毒・排出(4)〜重金属治療の1クール目終了、ワクチン接種2回目後の経過、次の治療方針
Table of Contents
はじめに
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2020年10月から、月1回、ナチュラルアートクリニックの院長の御川安仁(みかわやすひと)先生(以下御川先生)にお世話になっている。
分子栄養学の治療を行うようになってから、あっという間に1年2ヶ月。
今回も、栄養療法の進捗状況をシェアしたい。
分子栄養学の治療の4つのステップ
現在、
1)細胞の発電所と呼ばれるミトコンドリアが働けるように、関係する回路(TCA回路、電子伝達系)を回していく(約2ヶ月間、2020年11月〜2021年1月)
2)腸内環境を整える(1):腸内細菌(プロバイオテイックス、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)を補い、腸内壁を整えるL-グルタミンを取り入れる(約3ヶ月間、2021年1月〜4月)
3)腸内環境を整える(2):腸内細菌の中で有害と言われている、真菌(カンジダ)や細菌(クロストリジウム)を抗真菌薬とハーブ(抗菌薬)で除菌する(約3〜6ヶ月間、2021年5月〜2021年10月)
4)有害ミネラルの解毒・排出:重金属除去:水銀、カドニウム等の重金属を身体から除く作業(約3ヶ月間、2021年10月〜11月)
の4つのステップで治療を進めている。
2021年10月13日(水)から重金属の解毒・排出を行うため、以下の手順で行った。
1)クロレラ(5錠〜10錠)を早朝空腹時に服用
2)30分から1時間後に、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌(プロバイオティックス)を服用
3)朝食
4)食後(1)〜チオラを服用(×3回)
5)食後(2)〜サプリメントを補充(ビタミンB群、セレン、マグネシウム、亜鉛、ビタミンA、C、D3、E、K、ω3、カルニチン、CoQ10)
6)食間、NACやリポソーマル型グルタチオンを補う(グルタチオンの解毒を進めるため)
7)昼食、夕食(それぞれ食後にチオラ服用)
8)就寝前に有害ミネラルを排泄させるサプリメントを服用
*食事は、グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリー、大型魚フリーを継続。
有害ミネラル排泄サプリメント期間中の血液検査〜ワクチン接種後の血栓形成
まずは、ここ1ヶ月間(10月13日〜11月12日)の変化をまとめたい。
1)最初の1〜2週間、少しだるさがあるが、有害ミネラルを排泄させるサプリメントによる影響はなし。
2)2〜3週間、脳が曇る感じと、アレルギー症状は少々出てきたので、ステロイドの利用頻度を上げる。
3)3〜4週間、身体が徐々に軽くなっているのを実感。
があった。
興味深いことに、アレルギー症状が出て、寝れない時に、アーシングマット、CBDオイルを使用。
すると、症状がある程度改善するので、身体内の抗酸化力が落ちていることを実感。
更に、CBDオイルをとることで、身体のバランスが整うのも実感。
このため、アーシングマットの使用頻度を上げ、ビタミンCの摂取量をできるだけ増やすように(10gまで)していた。
なんと言っても、新型コロナワクチン接種1回目(9月17日)と2回目(10月15日)の間に有害ミネラルの排出を行ったためか、肝臓の解毒系に負担がかかっていることが血液検査からもわかった(γGTが26→35 U/L)(ワクチン接種1回目と2回目の後に血液検査を実施した)。
更に、ワクチンによって血栓が形成されるといった報告もあることから、Dダイマーは凝固,線溶状態の異常を調べられる指標としてDダイマーやフィブリノーゲンの値も調べたところ、2回目のワクチン接種直後に、Dダイマーの値が上昇し、フィブリノーゲンの値が下がっていることから、血液の中に血栓が形成されたことを血液検査から読み取れるよと教えていただいた。
ワクチンを接種した時に、体のだるさを感じ、身体の軸のずれは体感としたあったが、このような影響があるとはびっくり。
心臓や脳に血栓が作られなかったのが、幸運で、ω3のEPA/DHAを取り入れることで、血栓の形成が軽減するので、取っておいて本当に良かったと思っている。
有害ミネラル排泄サプリメント終了〜治療方針
昨日(11月12日)、無事有害ミネラル排泄サプリメントの全量服用を完了した。
タイミングよく、11月12日の午後5時から御川先生の診察を受けることができたので、次の治療方針が決まった。
次の治療方針として、毛髪ミネラル検査で、有害ミネラルがどれだけ排出されたのかチェックする必要がある。
そこで、
11月13日から
1)有害ミネラル排泄サプリメント(チオラ、クロレラ)をやめる
2)酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌(プロバイオティックス)を服用
3)サプリメントを補充(ビタミンB群、セレン、マグネシウム、亜鉛、ビタミンA、C、D3、E、K、ω3、カルニチン、CoQ10)
を実施。
*食事は、グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリー、大型魚フリーは継続
週1回のビタミンCとグルタチオン注射は継続しつつ、有害ミネラル排泄サプリメントによって失われたミネラルを補充し、1ヶ月後(12月10日頃)に実施する毛髪ミネラル検査を行う予定だ。
まとめ
今回は、重金属の排泄の治療の進捗状況についてシェアさせていただいた。
毛髪ミネラル検査まで1ヶ月。年内に結果が出るので、今後の治療方針を知る上で、引き続き栄養療法に取り組みたい。
過去の記事〜2020年10月からの分子栄養学の取り組みについて
過去の取り組みについては、下記の記事をチェックしてください!
「御川先生の診察と血液検査〜アレルギー性皮膚炎の治療の再開」(1回目の診察)
「分子整合栄養医学って何であり、どのように発展してきたのか?〜歴史からみる」
「血液検査から何がわかるのか?〜腸内細菌の環境、蛋白質・脂質がどのように身体内で利用されているのか?神経伝達物質はどうか?を含め」(2回目の診察)
「細胞のエネルギー代謝の働きを高めるステップ1から、次の腸内環境を整えるステップ2へ」(3回目の診察)
「腸内環境を整えるステップへ〜リーキーガット症候群とは何か?〜何に取り組んでいるのか?」(3回目の診察から1週間後)
「「水素点滴」の治療を受ける〜アトピー性皮膚炎治療の一環として〜BAPとdROMsテストで検証」(水素点滴を5回受ける)
「「水素点滴」の治療を受け終えて〜BAPとdROMsテスト検査と今後の方向について」
「サプリメント+ステロイドとの併用〜必要ならば西洋の薬を使うことが大事」(4回目の診察)
「腸内環境の除菌(1)〜食事制限と抗真菌サプリメントを使った治療へ」(5回目の診察)
「腸内環境の除菌(2)〜真菌と細菌の違い+ダイオフとは何か?」(5回目の診察から2週間後)
「腸内細菌の除菌(3)〜ダイオフ症状(アルコール、重金属、メチレーション回路)について」(6回目の診察)
「腸内環境の除菌(4)〜ダイオフ(痒み、brain fog)への対処はうまく行っているのか?+食事(グルテンフリー、カゼインフリー)をどう工夫しているか?」(6回目の診察から2週間後)
「腸内環境の除菌(5)〜「活性炭」を使う意味〜そもそも活性炭とは何か?」(7回目の診察)
「ビタミン(サプリ)の効果の検証〜7ヶ月(2020年11月〜6月)の取り組み、医師の下、血液検査の結果」(8回目の診察)
「腸内環境の除菌(6)〜カゼインフリー、麹フリー、グルテンフリー、砂糖フリーの生活をどう送っているのか?」
「腸内環境の除菌(7)〜INTERFASE(真菌の除菌)から日野百草丸(真菌、細菌の除菌、整腸、粘膜修復、健胃)へ」(9回目の診察)
「腸内環境の除菌(8)〜ミネラル・脂質の血液検査・途中経過〜どのように検査値が変化しているか?」(10回目の診察)
「腸内環境の除菌(9)〜モリブデンとセレンを取り入れることとその意味」(11回目の診察)
「腸内環境の除菌(10)〜新型コロナワクチン接種・1回目(ファイザー)と血液検査の値への影響について」(12回目、13回目の診察)
「有害ミネラルの解毒・排出(1)〜毛髪ミネラル検査の結果+グルタチオンの解毒+有害ミネラル排出の治療方針について」(14回目の診察)
「有害ミネラルの解毒・排出(2)〜有害ミネラル排出の治療方針:クロレラ(八重山)+チオラ等を服用、手順は?」
「有害ミネラルの解毒・排出(3)〜重金属治療の前半終了、ワクチン接種2回目後の経過等」(15回目の診察)