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【N#142】基礎講座(第5回)を開催〜膵臓・甲状腺の働き〜どう健康に活かすか?

はじめに

こんにちは!東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

昨日(2023年7月19日(水))に、栄養&マインド基礎講座(食事付、以下本講座)を渋谷で開催。その模様について、一部紹介したい。

生活習慣の改善が先!〜医師と処方薬の前にできること

本講座は、医療従事者(医師・歯科医師・薬剤師)にアドバイスを求める前に、自分でできることは何か?を学ぶ内容になっている。というのも、人間の身体の構造と働きの原理・原則を知っていると、不調になった時に、どのような生活習慣を取り入れたらいいのか?食事をどう変えていくのか?サプリメントは?を自分で調べ、判断できるようになるからだ。

講座内容の紹介〜どのように知識を活用するのか?

最小限の知識で、最大の効果が得られるには、どのように健康情報を伝えることができるのか?第0回は、科学の活用法、第1回は、食事の消化・吸収を脳科学からみた。第2回は、ストレスとホルモン(性ホルモンを含む)との関係について取り上げ、第3回は、肝臓と腎臓、第4回は、小腸と大腸のそれぞれの働きについて話した。

いずれも行動・生活習慣の改善として、何を行ったらいいのか?それが難しかったら食事・サプリメントとして摂取できるものは?そして、最後にどういうタイミングだったら医師に相談したらいいのか?を含め紹介させていただいている。

例えば、サウナや冷シャワー。サウナを活用すると、有酸素運動と同じ効果が出ること、冷シャワーは、学習効果、集中力を高める、抗炎症効果、といった身体的な変化が起きる。更に言うと、早朝に日光を浴びることで、眠気覚ましや、免疫力を高めるといった生活習慣の改善が期待できるのだ。

内臓の働きがどうなっているのか?基本的な仕組みの理解が深まると、自分の適した健康方法をご自身で探求できる。このようなことから、専門的になりすぎずに、どうしたら基本的な考え方が身につくのか?に焦点を絞って講座の内容を提供している。

血糖値とホルモン〜インスリン、甲状腺ホルモン、成長ホルモン

今回取り上げたテーマは、血糖値。人間が作り出すエネルギーの20%は脳に割り当てられ、そのためにも血糖値を一定にすることが重要だ。血糖値が下がると、痙攣、震え、昏睡、脳障害など、最終的に死に至るぐらい重篤な症状が出ることが知られている。

血糖値を調整するのが、身体内で作られるホルモン。
血糖値を上げるのが、アドレナリン(ノルアドレナリン)、コルチゾール、グルカゴン、甲状腺ホルモン、成長ホルモン
血糖値を下げるのが、インスリン
と、思いの外、血糖値を下げるホルモンが少ないことに気づくと思う。

糖尿病の患者さんはインスリンが分泌されていないか、インスリンが効きにくい状態になっているかによって発症する。血糖値が上がることで、毛細血管が詰まり、足の切断、目(失明)や、腎臓(人工透析)に影響を及ぼすだけではなく、心臓病や脳卒中など、心血管疾患の発症リスクが高まる。

今回の講座では、血糖値に大きな影響を及ぼす炭水化物を中心に、
「炭水化物の代表例の砂糖がどのようにして大量生産をするようになったのか?」
歴史的な背景から始まり、コメ、とうもろこしを含め、炭水化物の摂取の仕方を紹介した。

血糖値といえば、インスリンという話になるが、実は、甲状腺ホルモンや、成長ホルモンとの関係について知ることも大事。
なぜならば、甲状腺ホルモンと成長ホルモンは、体内の代謝に関わっており、これらのホルモンが少ないと、脳・骨・筋肉・爪の発達が弱まるだけではなく、冷え性、忘れやすい、生理不順、体重増、体脂肪が増えるといった現象が起きてくる。

安易に薬に頼る傾向〜生活習慣をどう変えていくか?

インスリン、甲状腺ホルモンや成長ホルモン等は、安易に薬に頼る傾向にある。しかしながら、それぞれのホルモンを補うと、身体内で該当するホルモンができなくなってしまうのだ。大事なのは、身体内でどのように作用するか?を知ること。そのことで、生活習慣をどのように変えるのか?という視点で見ることができるのだ。

例えば、甲状腺ホルモンが低くなる(甲状腺機能低下症)と、以下のような症状が知られている。

主要な原因は5つ(ヨウ素・セレン不足、鉄不足、エストロゲン過剰、コルチゾール過剰、糖質制限)。それぞれの対策が異なっている。

以下の生活習慣(食事、サプリメントを含む)を改善していくことで、徐々に良くなっていくのだ。

上記のリストに、サウナ、良質な睡眠、アルコールとか、入っているが、意外とシンプルな方法で解決することもあるのだ。そうはいうものの、もし甲状腺について、気になるようでしたら、是非とも医師にご相談ください。

まとめ

第5回は、膵臓と甲状腺から見て、どのように食事・栄養に活用していったらいいのか?について話した。次回は、身体に取り入れる「エネルギー」全般について取り上げる予定だ。

ご興味のある方、2023年10月開始の「100年人生を生き抜くハイパフォーマンス戦略!脳科学活用講座 基礎編 実践編のご案内」をチェックくださいね!

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