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【N#60】「水素点滴」の治療を受ける〜アトピー性皮膚炎治療の一環として〜BAPとdROMsテストで検証

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2021年1月26日(火)、ナチュラルアートクリニックの院長の御川安仁(みかわやすひと)先生(以下御川先生)へ。

本格的にアトピー性皮膚炎を栄養から治療しようと、2020年10月から通っている。

今回、御川先生からのご提案があり、「水素点滴(硫酸マグネシウム入り)」を受けることになった。

現代の病気や老化が、活性酸素(ヒドロキシラジカル)によって引き起こすことがわかっている。人間を含めた動物、植物の優れているところは、活性酸素除去物質として、SOD(活性酸素除去酵素)、尿酸やグルタチオン等が備わっているので(「抗酸化力」という言い方もある)、うまく対処することができる。

又、サプリメントを取り入れることで、活性酸素除去も可能で、ビタミンC、ユビキノン、亜鉛、マンガン等を補うことで、その効果が期待できる。

もし詳しく知りたい方がいらしたら、三石巌さんの「分子栄養学のすすめ:健康自主管理の基礎知識」に「活性酸素」についてまとまっているのでチェックしてみてください。

最近、活性除去物質として注目されているのが「水素」だ。

私が2001年4月〜2003年3月まで、日本医科大学老人病研究所で博士研究員として研究を行なっていた頃、隣は何と太田茂男先生の研究室だった。

太田先生の研究室で、「水素」が細胞中では活性酸素(ヒドロキシルラジカル)のような酸化力の強い物質を消去することを実験で証明。水素が病気の予防や治療に応用しうることを提唱した。面白いのは「水素」は「気体」であるため、人間の組織や細胞の中を自由に拡散。人間の身体内の反応に影響を与えないところが特徴だ。水素は,遺伝子へ作用することで、抗酸化作用、抗炎症作用,抗アレルギー作用,エネルギー代謝を活性化などの効果が認められているという。

詳しくは「水素医学の創始,展開,今後の可能性」にまとまっているので、ご興味がある方にはチェックいただきたい。

なお、水素は、
1)吸引する方法
2)水素水を飲用することによる経口で取り入れる方法
3)水素–生理食塩水を静脈へ点滴する方法
4)水素を点眼、入浴、化粧品により拡散させる方法

の4つ方法があるが、今回は、水素–生理食塩水を静脈へ点滴する方法でお願いした。

アトピー性皮膚炎への「抗アレルギー作用」を期待した上で、相乗効果を発揮させるため、「高純度水素」を生理食塩水に溶かし、そこへ「硫酸マグネシウム」を混ぜて静脈に点滴を行うことになった。

マグネシウムは、リラックス作用(筋肉の痙攣を防ぐ)、骨を強くする、睡眠を深くする、心血管系疾患、糖尿病の予防等の効果があるが、体内の炎症を抑制する作用(コルチゾール分泌を低下)があるという。是非ミネラルについて詳しく知りたい方は、ボディビルダーの山本義徳さんの「ミネラルのすべて」をお勧めしたい。

うまくいったら、本当に夢のような治療になりそうで、期待度が高まる。

そして、今回が第一回目の「水素点滴」になった。

実際は、1ヶ月以内に5回受けることになって、実際効果があるかどうかは「BAP検査」と「dROM検査」で検証していく。

参考に、

BAP(Biological Anti-oxidant Potential)検査は、血液の中の血漿成分にどれだけ「抗酸化力」があるかを測定する。
dROM(Reactive Oxygen Metabolites)検査は、「体内にある活性酸素がどれだけ身体を酸化させるか」=酸化ストレス」を測定する。

そして、理想は、抗酸化力>酸化ストレスになっていることだが・・・

水素点滴を行う前と、5回を行なった後に、それぞれ採血。BAP/dROM検査をし、効果が認められているかどうか確認を行う。

第一回目の「水素点滴」の30分間、実感したことを書きたい。まずは胃から小腸、大腸の順番で腹が緩んでいく感覚があり、その後、膀胱までその緩みを実感していった。最後は、背骨の仙骨周辺が緩み、温かくなった感じがして終わった。

人によって効果の実感が違うとのこと。これから、毎週30分「水素点滴」を受ける予定なので、どのような効果が出るか、楽しみにしていたい。

*************************

過去の取り組みについては、下記の記事をチェックしてください!

御川先生の診察と血液検査〜アレルギー性皮膚炎の治療の再開」(1回目の診察)

分子整合栄養医学って何であり、どのように発展してきたのか?〜歴史からみる

血液検査から何がわかるのか?〜腸内細菌の環境、蛋白質・脂質がどのように身体内で利用されているのか?神経伝達物質はどうか?を含め」(2回目の診察)

細胞のエネルギー代謝の働きを高めるステップ1から、次の腸内環境を整えるステップ2へ」(3回目の診察)

分子整合栄養医学の治療(5)〜腸内環境を整えるステップへ〜リーキーガット症候群とは何か?〜何に取り組んでいるのか?」(3回目の診察から1週間後)

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