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【N#70】腸内環境の除菌(5)〜「活性炭」を使う意味〜そもそも活性炭とは何か?

2021年6月8日(火)、ナチュラルアートクリニックの院長の御川安仁(みかわやすひと)先生(以下御川先生)の定期検診にへ。診察は7回目となる。

昨年の10月から、アトピー性皮膚炎の治療のために伺っている(本ブログの下に10月から取り組んでいる内容について書いているのでご興味がありましたらチェックください)。
栄養療法は、ステロイドを含めた西洋医学の治療とは違い、時間がかかる。
実際、ビタミンを地道にとっても、血液中の濃度は徐々に増えていく。
が、御川先生によると、一つ一つ積み重ねていくと、必ず結果が出ると励まされているので、めげずに続けることができている。改めて、先生には感謝したい。

さて、今回の診療では、進捗状況の確認と、過去8ヶ月で、サプリメントを摂取してきたが、実際に血液濃度が上がっているかどうかをチェックするための血液検査(ビタミンB群、C、D、ホモシスティン、肝機能)も行うことにした。
そして、ビタミンCとグルタチオンの注射も週1回受けており、その時にはアレルギー症状の痒みが軽減するのがいい。
血液検査については、結果が出次第、本コラムでも紹介していきたい。

治療の方だが、4月13日(火)に伺った際、腸内環境の除菌(下記の3))をスタート。
参考に、治療は、以下の「4つ」のステップから進んでいく。
1)細胞の発電所と呼ばれるミトコンドリアが働けるように、関係する回路(TCA回路、電子伝達系)を回していく(約2ヶ月間)
2)腸内環境を整える(1):腸内細菌(プロバイオテイックス、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)を補い、腸内壁を整えるL-グルタミンを取り入れる(約3ヶ月間)
3)腸内環境を整える(2):腸内細菌の中で有害と言われている、真菌(カンジダ)や細菌(クロストリジウム)を抗真菌薬とハーブ(抗菌薬)で除菌する(約3〜6ヶ月間)
4)重金属除去:水銀、カドニウム等の重金属を身体から除く作業(約3ヶ月間)

今回、私が除菌サプリとして使っているのが、KLAIRE LAB社の「INTERFASE PLUS」。
4月14日から開始し、一時ダイオフ症状が
空腹時に摂取するが、1カプセルからスタート。症状をチェックしながら徐々に増やしていく。最終的に5〜6カプセル/日を目指す。
INTERFASE PLUS」(2カプセル)に含まれる酵素の一覧については下記を参照いただきたい。

カンジダを含む真菌の細胞壁の分解(Cellulase、Hemicellulase、Beta-Glucanase)や、蛋白質やペプチドを分解する酵素(Protease/Peptidase complex)が含まれていることで、カンジダを死滅させる。

私の場合には、尿検査の一つである有機酸検査で、アラビノース値が高いことが判明。栄養学では、腸内細菌の中でカンジダが優勢になっていることを意味するので、「INTERFASE PLUS」を使う。

厄介なのは、カンジダは、死滅すると重金属や有害な有機物(アルデヒドを含む)を放出する。
INTERFASE PLUS」には、重金属を取り除くためのキレート剤であるEDTAも入っているので、重金属の対応はEDTAが行う。
一方で、有害な有機物によってダイオフ(Dye off)症状が出ることもある。

対策としては、
1)「INTERFASE PLUS」30分〜1時間半の間に「活性炭」(Activated Charcoal、560mg x 3錠)を摂取する。
2)1)を摂取してもダイオフ症状が出る場合には「レンザイム」を摂取する。

2)についてだが、アルコールを解毒するドクターズ・サプリメント(株式会社ロータスライト社のレンザイム)であり、アルコールを飲みすぎた場合にも使えるので意外と便利。
私も、実際、ダイオフ症状が出た時に、レンザイムによって一発で治った。

一方で「活性炭」についてはどうか?
実際、「活性炭」はどのように作られ、何を吸着するのか?
意外と知られていないことが多い。

「活性炭」は、さまざまな物質を吸着するので、ダイエットの現場で注目されているサプリだ。
そうはいうものの、「活性炭」は、毒物を飲んだ時の解毒として使われるものとして、医療で使われている。

日本中毒学会」によると、毒を飲み込んでしまった場合の、「活性炭」のタイミングは、1時間以内。
消化管内に残っている「活性炭」(身体に吸収されることはない)、に吸着されやすい毒物を吸着させ、そのまま大便として排泄される。

さて「活性炭」だが、
実際、「炭」と「活性炭」の違いも知らない人は多いのではないでしょうか?

そこで「炭」から説明していきたい。
炭は、木、竹、やしから作られるが、
木は、空気が少ないところ(酸素がない)で熱すると、組成分解を開始。
二酸化炭素、一酸化炭素、水素、炭化水素等がガスとなって蒸発する。
酸素に触れないので、火がつくことがない。

やがて、小さな炭の結晶が不規則に並んだ「無定形炭素」に変化していく。
これが「炭」。
要は、「炭」は、ガス成分が蒸発(揮発)し、残った材質が炭化して固まったものといえ、大部分が炭素(C)から構成されている。

一方で、木を熱し、酸素を含めた空気に触れると
「炭化(炭を焼くこと)」
ではなく
「燃焼(燃やす)」
になり、木、竹、やしなどが燃えてしまい、燃えかす(二酸化炭素が出る!)になって使えないのだ。

薪(木)を燃やすと、炎が大きく上がり、すぐに燃え尽きる(だから冬の暖をとるのに適している)。

それに対して、炭は小さな孔が多いので、表面積が広い。その中に酸素が入り込むので、火力が安定して、量を調整すると料理に使える特徴がある。

さて、炭の段階では、木、竹等が栄養や水分を運ぶために本来持っている「道管」「仮道管」(人間で言えば、血管)などのストローが残った状態と言える。
そのため、炭の段階でも少し穴が空いています。ただその大きさは、20-60μm(10-6 m)で、思いの外大きい。

では、次にどのように「活性炭」を作るか?だ。
ここに賦活(ふかつ)というプロセスが入る。
これは、小さな孔を無数にあけること。

この状態を「活性炭(Activated Charcoal)」と呼ぶ。
炭よりも穴は細くなり、1 nm(10-9 m)と非常に小さくなる。

方法は、炭に800℃の条件で、水蒸気を吹きかけること。
すると、水により、炭から、炭素が引き抜かれ、ガス(一酸化水素、水素)が発生。ガスが発生するので、抜いた炭素のところが、ちょうど孔ができる。

「活性炭」には細かい空洞があるため、その中に細かい分子を吸着することができる。
注意することとして、活性炭は「炭素」でできていること。
炭素からできているので「水を弾く」性質を持っていて、油を吸着する性質をもつ。

「活性炭」は、
<吸着する物質>(水に溶けないもの)
1)脂に溶ける物質(脂肪酸、胆汁酸、食品添加物、残留農薬)
2)イオン化されていない重金属(水銀等)

<吸着しない物質>(水に溶けるもの)
1)強酸、強アルカリ
2)メタノールやエタノールなどアルコール類
3)エチレングリコール
4)イオン化されている重金属
に分けることができ、これを参考にしつつ、摂取した方がいい。

今回「活性炭」を最大で6錠(560mg x 6)を摂取。
スタートでは、活性炭を2錠からスタート。
初期の頃には、ダイオフ症状を軽減できなかったので「レンザイム」を併用したが、徐々に錠数を増やすことで、症状が軽減していった。
アレルギー症状は出ているので、外用ステロイド剤は併用しているが、便通はいい。
悪い場合には、下剤で対処するようにと御川先生から指導を受けているが、幸運なことに、それについて悩んだことがない。

面白いのは「活性炭」は、食品添加物や農薬も除いてくれること。
2ヶ月近く使っているが、腹がスッキリしていくのを体感できる。
ダイエットを取り組む人たちの気持ちが少しわかる気がする。

最後になったが、御川先生によると「INTERFASE PLUS」を長期にわたって使っていると、真菌は耐性を獲得し、効果が出なくなってくるという。だから最大で3ヶ月を使用期間とし、有機酸検査で、カンジダが減少しているかどうかチェックすることになる。

サプリメントが効果を発揮するためには、食事をとることが大事なので、妻の亜希子からのサポートをいただきつつ、
引き続き前に進めればと考えている。

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過去の取り組みについては、下記の記事をチェックしてください!
御川先生の診察と血液検査〜アレルギー性皮膚炎の治療の再開」(1回目の診察)
分子整合栄養医学って何であり、どのように発展してきたのか?〜歴史からみる
血液検査から何がわかるのか?〜腸内細菌の環境、蛋白質・脂質がどのように身体内で利用されているのか?神経伝達物質はどうか?を含め」(2回目の診察)
細胞のエネルギー代謝の働きを高めるステップ1から、次の腸内環境を整えるステップ2へ」(3回目の診察
腸内環境を整えるステップへ〜リーキーガット症候群とは何か?〜何に取り組んでいるのか?」(3回目の診察から1週間後)
「水素点滴」の治療を受ける〜アトピー性皮膚炎治療の一環として〜BAPとdROMsテストで検証」(水素点滴を5回受ける)
「水素点滴」の治療を受け終えて〜BAPとdROMsテスト検査と今後の方向について
サプリメント+ステロイドとの併用〜必要ならば西洋の薬を使うことが大事」(4回目の診察)
腸内環境の除菌(1)〜食事制限と抗真菌サプリメントを使った治療へ」(5回目の診察)
腸内環境の除菌(2)〜真菌と細菌の違い+ダイオフとは何か?」(5回目の診察から2週間後)
腸内細菌の除菌(3)〜ダイオフ症状(アルコール、重金属、メチレーション回路)について」(6回目の診察)
腸内環境の除菌(4)〜ダイオフ(痒み、brain fog)への対処はうまく行っているのか?+食事(グルテンフリー、カゼインフリー)をどう工夫しているか?」(6回目の診察から2週間後)

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