【N#74】腸内環境の除菌(7)〜INTERFASE(真菌の除菌)から日野百草丸(真菌、細菌の除菌、整腸、粘膜修復、健胃)へ
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2020年10月から、月1回、ナチュラルアートクリニックの院長の御川安仁(みかわやすひと)先生(以下御川先生)にお世話になっている。
2021年7月13日(火)、午後4時に9回目の診察のため、四谷へ伺った。
せっかくなので途中経過を書きたい。
20代後半から発症したアトピー性皮膚炎。
分子栄養学の治療のため、御川先生のところに通っているが、
以下の4つのステップで治療を進めている。
Table of Contents
分子栄養学の4つのステップ
- 細胞の発電所と呼ばれるミトコンドリアが働けるように、関係する回路(TCA回路、電子伝達系)を回していく(約2ヶ月間、2020年11月〜2021年1月)
- 腸内環境を整える(1):腸内細菌(プロバイオテイックス、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)を補い、腸内壁を整えるL-グルタミンを取り入れる(約3ヶ月間、2021年1月〜4月)
- 腸内環境を整える(2):腸内細菌の中で有害と言われている、真菌(カンジダ)や細菌(クロストリジウム)を抗真菌薬とハーブ(抗菌薬)で除菌する(約3〜6ヶ月間、2020年5月〜)
- 重金属除去:水銀、カドニウム等の重金属を身体から除く作業(約3ヶ月間)
現在、3)の段階だ。
INTERFASEによるカンジダ除菌を終了
INTERFASEを使った真菌(カンジダ)の除菌が7月10日(日)に終えたところだ。
3ヶ月が過ぎると、カンジダに対する除菌効果が薄くなる。
ちょうど3ヶ月が経過したために、終わることになった。
飲み方としては、空腹時に、INTERFASEを飲む。
その後、30分〜90分の間に、活性炭(ACTIVATED CHARCOAL)を飲む。
参考に、INTERFASE3錠に対して、560mg/2錠を1日2回とっていた。
INTERFASEの容器を2つ開けたら、ほぼ3ヶ月になったので、使い切った時点で終了した。
活性炭を中断によりアレルギーの症状が出る
INTERFASEのサプリを取り終えた後、活性炭の使用も中断。
1日経過した時点で、アレルギー性皮膚炎の症状が出る。
2日目以降、更に症状が出てきた。。。
INTERFASEをやめたとしても、真菌の除菌効果は持続している可能性が高いのではないかと感じている。
そこで、皮膚の痒みを抑えるため、INTERFASEを飲み終えた、2日後から再び活性炭を再開。
活性炭を2〜3錠摂取することで痒みが取れることを実感している。
実際、御川先生とお会いした時に、その可能性があることを指摘され、引き続き飲んでいきたい。
現在のサプリ摂取状況〜ステロイドの使用が1日1回から週に2回へ
現在、グルタチオンを1400mg(7アンプル)に増やし、ビタミンC(4g)と共に週1回の注射のため、クリニックへ。
それ以外に、
1)各種ビタミン(B群、ナイアシンアミド(300mg)、B12(1,500microg)、CoQ10、PQQ、ビタミンC(10〜15g)、ビタミンA(20,000 IU)、ビタミンD3(20,000 IU)、ビタミンE(400 IU)、ビタミンK)
2)ミネラル(亜鉛(30〜50mg)、マグネシウム(1g)
3)腸内細菌群(酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)、グルタミン
4)ω3のサプリ(180mg DHA、120mg EPA、2錠)を合計で6錠(毎食後2錠)
を生活に取り入れている。
その結果として、徐々にアトピー性皮膚炎の「痒み」が低下している。
現在、痒みは、7割減。
ステロイド剤も毎日使っていたのが、週に2回へ。
下がってきた。
今回の診察では、先月に続いて、血液検査のため採血(脂質の値(コレステロール、DHA、アラキドン酸)とミネラル(Mg, Zn, Se)の値をチェックする予定)を行い、来週にはその結果が出る予定だ。
真菌と細菌の除去へ〜CANDIBACTIN-ARと百草丸
これから先の3ヶ月は、真菌と悪玉菌(細菌)を同時に行うステップになる。
ここで通常だとCANDIBACTIN-AR勧められる。
CANDIBACTIN-ARは、Thyme、Oregano、Sage、Lemon Balmなどのハーブが含まれるサプリで
天然なので一見良さそうにみえるが、何と、除菌効果は高い。
INTERFASEとCANDIBACTIN-ARの違いは、前者が除菌酵素が入っているのに対して、後者はハーブは入っていること。
御川先生がCANDIBACTIN-ARを薦めなかったのは、
2019年6月10日に受けた有機酸検査で、カンジダやクロストリジウム等が優勢な腸内環境にあり、
この環境で、CANDIBACTIN-ARを使うと、気分が悪くなる可能性が強まることを伝えてくれた。
その代わりに何を使おうか?
ということで・・・
日野百草丸を勧められた。
百草丸とは?〜どのような効果があるのか?
百草丸については、高城剛さんの「高城式健康術55~医師が教えてくれない家庭の医学~」(光文社新書)に詳しくまとまっている。
この本では、長野県製薬の「御岳(おんたけ)百草丸」が紹介されている。
以下引用する。
「5種類の生薬からなる胃腸薬で、胃弱、消化不良、食欲不振、胸焼け、二日酔いのむかつきなどを改善する
主成分は古くは縄文時代の遺跡から出土し、近世では山岳修験者の常備薬として知られたオウバクエキスを主体としている。
(略)
ストレスを受けると高まるコルチゾールを減らすことで有名な海外サプリメント「リローラ」よりも成分(コウボクとオウバクエキス)含有量が高い」
実際、私は試したことがないが、ストレスに対して効果が高いThorne社の「リローラ・プラス」というサプリがある。
高城さんによると、このサプリよりも、御岳百草丸の方が効果が高いらしい。
実際、効果としては、DHEA(男性ホルモンの一種、元気が出るホルモン)を増やし、深く眠れ、集中力を増す、食べ過ぎを防ぐ効果とか、色々な効果が期待できるという。
御川先生が勧められたのは「日野百草丸」だ。
PRTIMESの「【新商品】伝統的で新しい「日野百草丸」を発売開始」によると、
従来の百草丸に新たな粘膜修復生薬「エンゴサク末」が追加され、自然の生薬が胃腸粘膜の保護、修復、消化促進を助けるとのこと。
そして、オウバクの主成分ベルベリンが、カンジダ菌、悪玉菌を抑えることのことだ(以下参照)
「日野百草丸」を食直前20錠/回を1日3回、食後に活性炭(2〜3錠)でどのように身体が変化していくのか?
楽しみにしていたい。
過去の記事〜2020年10月からの分子栄養学の取り組みについて
過去の取り組みについては、下記の記事をチェックしてください!
「御川先生の診察と血液検査〜アレルギー性皮膚炎の治療の再開」(1回目の診察)
「分子整合栄養医学って何であり、どのように発展してきたのか?〜歴史からみる」
「血液検査から何がわかるのか?〜腸内細菌の環境、蛋白質・脂質がどのように身体内で利用されているのか?神経伝達物質はどうか?を含め」(2回目の診察)
「細胞のエネルギー代謝の働きを高めるステップ1から、次の腸内環境を整えるステップ2へ」(3回目の診察)
「腸内環境を整えるステップへ〜リーキーガット症候群とは何か?〜何に取り組んでいるのか?」(3回目の診察から1週間後)
「「水素点滴」の治療を受ける〜アトピー性皮膚炎治療の一環として〜BAPとdROMsテストで検証」(水素点滴を5回受ける)
「「水素点滴」の治療を受け終えて〜BAPとdROMsテスト検査と今後の方向について」
「サプリメント+ステロイドとの併用〜必要ならば西洋の薬を使うことが大事」(4回目の診察)
「腸内環境の除菌(1)〜食事制限と抗真菌サプリメントを使った治療へ」(5回目の診察)
「腸内環境の除菌(2)〜真菌と細菌の違い+ダイオフとは何か?」(5回目の診察から2週間後)
「腸内細菌の除菌(3)〜ダイオフ症状(アルコール、重金属、メチレーション回路)について」(6回目の診察)
「腸内環境の除菌(4)〜ダイオフ(痒み、brain fog)への対処はうまく行っているのか?+食事(グルテンフリー、カゼインフリー)をどう工夫しているか?」(6回目の診察から2週間後)
「腸内環境の除菌(5)〜「活性炭」を使う意味〜そもそも活性炭とは何か?」(7回目の診察)
「ビタミン(サプリ)の効果の検証〜7ヶ月(2020年11月〜6月)の取り組み、医師の下、血液検査の結果」(8回目の診察)
「腸内環境の除菌(6)〜カゼインフリー、麹フリー、グルテンフリー、砂糖フリーの生活をどう送っているのか?」