1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ/全ての記事
  4. コラム
  5. 西洋医学
  6. オーソモレキュラー/栄養学
  7. 【N#81】栄養講座の資格を取ったのに、学んだ内容を活用できない方っていらっしゃいませんか?〜基礎力をどう身につけるのか?

BLOG

ブログ

オーソモレキュラー/栄養学 コラム ブログ/全ての記事 西洋医学

【N#81】栄養講座の資格を取ったのに、学んだ内容を活用できない方っていらっしゃいませんか?〜基礎力をどう身につけるのか?

はじめに〜基礎から学ぶこと

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2021年8月20日(金)より、「思い込み」を外し「自分軸」を身につける「栄養基礎講座」(2期生)の募集を開始しました(詳しくは「「思い込み」を外し「自分軸」を身につける「栄養基礎講座」(2期生募集中)(旧ゴールド基礎コース)、2021年9月30日締切」をご参照ください)。

今回は、本講座の特徴の一つ、基礎から学ぶことの大切さについて紹介したい。

栄養講座の問題の一つ〜知識を実践で使えるのか?

巷に、様々な栄養療法のセミナーがある。
分子栄養学、東洋医学、マクロビオティック、パレオダイエット、ローフード、糖質制限、サプリメント講座等。

中には素晴らしい講座もあり、私も勉強になったものもあった。

大部分は、資格を取るために短期間、先生から授業で学ぶ、終わった後に、資格試験に臨む、と言う流れになっているのではないか。

そして
「めでたく資格を取ったぞ!」
「よし!食事について学んだことを学んだので、自分のクライアントに対して、アドバイスをしよう!」
と突き進むが・・・

気づいたら、
「待てよ、こんだけ学んだのに・・・。内容が理解ができていない、知識がその人に当てはまらない」
となっているのではないだろうか?

なぜ、このようなことが起きてしまうのか?

栄養基礎講座で使われる「用語」は「外来語」

多くの栄養系の講座では、
「炭水化物」
「脂質」
「蛋白質」
「ミネラル」
「ビタミン」
「酸化」「還元」
「抗酸化」
「エネルギー」
等の用語が飛び交う。

これらの用語を詳しく説明することなく、講座が進んでいくのが多いのではないだろうか。

実は、これらの用語って、欧米から生まれたので「外来語」だ。
日本語にない言葉なので、明治維新の時に、急遽「翻訳」して作られた言葉なのだ。

外来語を学ぶように、学ぶ必要があるのに、あたかも日本語で、誰でも理解している前提で話が進んでしまうのだ。

実は
「科学用語が、歴史的にどう発見され、名前がつけられるようになったのか?」
「これらの用語をなぜ、学校で教えているのか?」
「生活で本当に役立つのか?なぜ、これらを学ぶことで健康になれるのか?」
といった視点が抜けている講座が多いような気がする。

科学の前提となる知識が理解していないと、

「どの食事方法が適切なのか?」
「温暖化をどう考えたらいいのか?」
「コロナ禍でどうしよう?」
といった
「正解のない問題に対して、どのように自分なりの答えを出すか」
となると、答えを出すのが難しくなってしまうのではないだろうか?

「栄養基礎講座」の特徴〜「歴史」と「生活用品」から学ぶ

先ほど書いたように、科学は欧米の文化で生まれ、言葉の一つ一つは「外来語」だ。

化学では、元素、原子、分子、電子が出てくる。
ギリシャ、イスラム教、ルネッサンス、錬金術の文化から生まれた考え方。
「外国語」の言葉なので、文化的な背景を知る必要がある。

更に、石鹸、洗剤、シャンプー、歯磨き粉、整髪料、染色、衣服、調味料、電気、磁気、携帯電話、電磁波、栄養の関連した商品は全て、科学の知識抜きでは語ることができない。

これらの生活用品を手にしてない人って、いないと思う。
もし、これらの製品と「酸化」「還元」との関係がわかれば、身体の中で何が起こっているのか?理解が深まるのではないだろうか?

そうは言うものの、
「医学博士が教えているわけだから難しいのではないか・・・」
「マニアックな内容になっているのでは?」
と言う人もいるかもしれません。

過去の「お客様の声」を拾うと、

「セミナーは、期待をはるかに上回る内容でした! 欧米の文化や美術がもともと好きなのでとても楽しく受講出来ましたし 何よりも、サイエンスが 長い年月「仮説」を積み重ねて構築されてきたのだ、ということが腑に落ちました。 参加者の意見を適宜聞いていくという授業のスタイルも良いですね。 そして、全体を通じてとても誠実な思いが伝わってきまして、 参加して本当に良かったと感じました」

と、ありがたいことに、一見難しいように見える講座もわかりやすい、との感想をいただいている。

私は、今まで信じていた「常識」や「思い込み」を外す栄養の専門家として、
「物事を鵜呑みにせず、自分で判断する方法」を伝えてきた。

本講座では、
炭水化物、脂質、蛋白質、ビタミン(A, B, C, D, E, K)、ミネラル(Mg, Na, K, Ca, Zn)の基本的な「考え方」や、
自律神経や睡眠等の「体の仕組み」も伝えていますが、重要視しているのは、
「実践」と「行動」。

「自分で行動し、他人に知識や経験を伝えられること」が得られるように講座が組み立てられている。
オンラインでも受講可能!
ぜひ、ご興味のある方は、以下の講座案内をご参照ください。

相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】〜ご案内

2021年10月より、以下の人たちを対象に「相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】」(2期生)の募集を開始しました!
(*9/1より講座の名称を変更しました)

1)医療従事者で、患者さんに「薬」をなるべく使わずに、食事・栄養のアドバイスをしたいが、知識が十分になく、アドバイスができない。
2)スポーツトレーナー、ヨガ、ピラティスのインストラクターやボディワーカーで、身体の知識はあるが、クライアントに自信を持って、栄養や食事のアドバイスができない
3)化粧品やサプリメントを販売しているが、理系出身でないため、うまく説明ができない。説明に自信がない。
4)栄養学を生物学の基礎から学び、実践してみたい方

私は科学の研究者(医学博士、PhD)と製薬業界での経験を持っています。
科学に20年近く身をおいた経験から分かったことは
理系・文系問わず、私生活や仕事などの「人生経験」がある方が、
化学や生物、そして栄養学の理解が深まるということです。

関係が無いように見えますが、人生経験があるほうが、深く科学を理解できます。

科学の知識があると、「経験」を言語化することもできます。
経験を言語化すると、自分の答えや方針を導き出すことができます。

基礎的な化学や生物学の学び方をお伝えするセミナーを
2020年1月に提供開始しました。

現在、下記の取り組みを行っています。

1)身近な生活品から、化学や生物学を考える。暗記をしなくても体感でわかる
2)「栄養学」の原理・原則が身につくので、様々な食事方法について客観的に理解が深まる
3)日常用品(化粧品、石鹸、洗剤、サプリメント、薬、農薬、化学肥料、有機農業)の化学知識を養えるようになる

「食事」「栄養」について伝えていく事を仕事とされている方、
医療従事者で食事・栄養の深い知識を患者に伝えたい方、
トレーナー、ヨガ・ピラティスのインストラクターやボディワーカーの方を含め、

ぜひ、ご興味のある方は
相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】、2021年9月30日締切」をチェックください。

関連記事

【P#60】亜鉛の欠乏と新型コロナとの意外な関係性〜亜鉛...

【N#166】オーラリングと風邪〜睡眠にどのような影響を...

【N#84】腸内環境の除菌(10)〜新型コロナワクチン接...

【N#7】地粉のお茶会(2)~地粉とグルテン〜食について...

【N#22】アーシングと健康〜大地を裸足で歩くことで、抗...

【N#123】エビデンスに基づく医療①〜「科学論文」はど...