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【N#51】自分なりの「答え」を持って「情報」を集めること〜知識量より考え方〜博士号を取る意味

はじめに

私は、2001年に博士号(医学)に取得。
製薬業界で11年経験したのちに個人事業主として独立して現在に至っている。
私は日本の医学系大学院で基礎医学の教育を受けた。

この経験は、自分の人生に大きな影響を与えており、今の栄養のセミナーを提供する際にも、参考にさせていただいている。

実は、修士課程で2年、博士課程で4年、研究生の時代を含め、なんと7年!
20代の青春を博士号(医学)を取るのに費やしたことになる。
大きな回り道だった。

自分の人生に大きな影響を与えた、大学院での経験を少し紹介したい。

博士号を取るとは〜自分の考え=仮説を守ること

博士号とは、いわば、研究者になるためのパスポート。
国際的に通用し、海外でも使える資格。

「学位審査」=「Degree Defense」
学位審査に合格し、博士号が得られる。

日本語では、学位審査となっているが、
英語の直訳では、
Degree=学位
Defense=防衛
「学位防衛」なのです!
自分の立てた仮説を守ることだ。

多くの知識を持つかではなく、仮説をどう検証していくか?

実は、博士というのは、
「自分の立てた仮説をどのようにして検証していったのか?」
が試されるのであり、
「知識量がどれだけあるのか?」
が試されるわけではない!

博士=「多くのことを知っている」と
誤解している人が多い。
そして、日本人は
「知識が多い」=「偉い!」=「尊敬できる」
と考える傾向があるので、そのイメージが強まるような気がする。。。

しかし、実際の学位審査では
「その大学院生が一人前の研究者になれるかどうか?」
を見られている。

例えば、
「研究内容をどれだけ理解しているのか?」
「なぜ、そのようなテーマで実験をしたのか?」
「そのプロジェクトは何が新しく、面白いのか?」等。
そして、審査を受ける大学院生は、
100ページ以上の学位論文(Thesis)を書くことが求められる。

人間の脳は、論理よりも感情

論文を書くために大切なことは
論理的に物事を考えること。

しかし、人間の脳は、
1)感情的に物事を考える
2)事実をありのままに見るのではなく、
自分の信じるように思い込む=納得できないものは信じない
という傾向があるため、
意識しないと論理的に物事を考えられない。

そのため、大学院の教育を通じて、
徹底的に論理的に物事を考えることがトレーニングされる。
学位論文はその一環。
指導教官から徹底的に直されることになる。
私の場合、自分の書いたものがほとんどなくなるぐらい赤字が入ったこともある。

そして、最後に5人の教授の前で、自分の学位論文の内容を約40分プレゼン。
2時間かけて様々な質問が浴びせられ、
一つの作品として学位論文は仕上がっていく。
試されるのは、
「その学生は一人前の研究者になれるかどうか」
「研究内容についてどれだけ理解しているのか」
大学院生たちは自分の立てた仮説を守るために、必死!
質問を受けて、追加実験も行い、切磋琢磨し、
晴れて学位取得になる。

論文というのは、こういった流れを経て、
出来上がっていく。

まとめ〜知識を求めるよりも、仮に正解を考えて検証する力が求められる

コロナウイルス感染が世の中に蔓延。
どのように対処したらいいのか?
全く答えのない感染症に対して、どのように答えを出していくのか?

「知識を多く求める力」
よりも
「自分がこれが正解だ!と仮に考えて、情報収集に当たること力」
の方はるかに大事だと思います。
大学院で学んだのは、まさにそのような考え方だった。

相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】〜ご案内

2021年10月より、以下の人たちを対象に「相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】」(2期生)の募集を開始しました!
(*9/1より講座の名称を変更しました)

1)医療従事者で、患者さんに「薬」をなるべく使わずに、食事・栄養のアドバイスをしたいが、知識が十分になく、アドバイスができない。
2)スポーツトレーナー、ヨガ、ピラティスのインストラクターやボディワーカーで、身体の知識はあるが、クライアントに自信を持って、栄養や食事のアドバイスができない
3)化粧品やサプリメントを販売しているが、理系出身でないため、うまく説明ができない。説明に自信がない。
4)栄養学を生物学の基礎から学び、実践してみたい方

私は科学の研究者(医学博士、PhD)と製薬業界での経験を持っています。
科学に20年近く身をおいた経験から分かったことは
理系・文系問わず、私生活や仕事などの「人生経験」がある方が、
化学や生物、そして栄養学の理解が深まるということです。

関係が無いように見えますが、人生経験があるほうが、深く科学を理解できます。

科学の知識があると、「経験」を言語化することもできます。
経験を言語化すると、自分の答えや方針を導き出すことができます。

基礎的な化学や生物学の学び方をお伝えするセミナーを
2020年1月に提供開始しました。

現在、下記の取り組みを行っています。

1)身近な生活品から、化学や生物学を考える。暗記をしなくても体感でわかる
2)「栄養学」の原理・原則が身につくので、様々な食事方法について客観的に理解が深まる
3)日常用品(化粧品、石鹸、洗剤、サプリメント、薬、農薬、化学肥料、有機農業)の化学知識を養えるようになる

「食事」「栄養」について伝えていく事を仕事とされている方、
医療従事者で食事・栄養の深い知識を患者に伝えたい方、
トレーナー、ヨガ・ピラティスのインストラクターやボディワーカーの方を含め、

ぜひ、ご興味のある方は
相手の身体の状態を理解し、的確な栄養や食事のアドバイスができる【栄養指導基礎講座】、2021年9月30日締切」をチェックください。

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