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【N#143】姿勢を良くする噛み合わせ歯科治療⑤〜治療開始1周年〜皮膚炎の治療と並行して

はじめに

こんにちは!東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

札幌の1回目の治療から現在まで〜皮膚炎の治療と並行して

私は、昨年の7月(2022年7月25日と26日、2日間に初診)に、札幌市の熊谷歯科医院の熊谷倫恵先生の歯の噛み合わせ治療(マウスピースを作成)を受けるようになってから1年が経過。札幌には2度(2022年11月14日で2回目の受診、2023年5月31日で3回目の受診)伺い、マウスピースのメンテナンスをしていただくのと同時に、その間(1、2ヶ月に一度)、銀座の歯科医院で、さとこデンタルクリニックの岩前里子先生にもお世話になっている。

3回目の受診の際には、動画を作成したので、ご興味のある方はチェックくださいね。

昨日(2023年7月23日)、岩前先生によるマウスピースのメンテナンスを受けたので、久々に報告したい。

札幌で1回目(昨年7月)の治療に臨んだ際、真っ先に感じていたのが、右側の腰痛と首こりだった。特に、右側の腰痛は、ヨガの練習を行った時に、強く感じ、いろいろなストレッチを行うものの、改善できなかった。また、肝臓に位置している肋骨の近辺と胃の上の部分、背中の肩甲骨付近にアトピー性皮膚炎の症状が出ていた。さらにいうと、運動やヨガや食事にどう気をつけたとしても、体脂肪を落とすのが難しいことも実感している。

並行して、2022年8月から、まいこホリスティックスキンクリニックの山崎まいこ先生の下、2週間に1回の注射剤(デュピクセント)の治療を受けている(詳しくは「使用11ヶ月後の経過〜血中の亜鉛と鉄の値が上昇」参照)。デュピクセントの効果は劇的で、11ヶ月の治療期間中に、皮膚の症状の7割は改善の方向に向かったが、先述のように、肝臓が位置している肋骨の近辺と胃の上の部分、背中の肩甲骨付近は症状として残っている。

札幌で2回目(昨年11月)の治療を受けている間に、横隔膜の下にある肝臓の硬さ、可動域の狭さに気づくようになり、その症状が徐々に取れてきた感覚が出てきた。それと同時に、体幹が柔らかくなり、内臓が動きやすくなったことを、ヨガのポーズを通じて気づくようになってきた。そして、今年の4月(2023年4月16日)に、岩前先生の治療を受けた時、肩の可動域が広がった感覚があった。

札幌で3回目(今年5月)の治療を受けた際は、胃の周辺に詰まりを感じているので、そこあたりを歯の噛み合わせによって改善していきましょう。という指摘を受け、それに沿ったマウスピースの調整を行った。興味深いことに、3回目の段階で、肩や首の状態は、非常に良く、ほとんどこりを感じないほど改善。首の筋肉の硬さも取れ、もう一歩治療が進んでいけば、内臓の状態も良くなり、身体の可動域も改善していくのではないかと期待している。

今回の治療〜首の深層筋と肝臓の周辺の筋肉の可動域を広げる

その期待を胸に、今回の治療(2023年7月23日)に臨んだ。岩前先生は、首や肩の表面の筋肉の凝りはほとんど感じることがなくなったことを伝えると、首の左側の深層筋を伸ばすところから、マウスピースの調整(マウスピースはレジンでできているが、レジンを追加することで調整する)が始まった。肩と首を分けて動かすために、深層筋が重要で、調整することで、なんと、肩や首の筋肉にアプローチすることなく、改善していった。

その後、肋骨から肝臓に向かって筋肉が引っ張られる感覚を感じ、マウスピースの更なる調整を進めていく。左右の肋骨のバランスも一時崩れたが、最終的に調整によって整う方向へと進んだ。

興味深かったのは、肝臓が位置している肋骨の近辺と胃の上の部分の炎症がなかなか取れないのは、歯の噛み合わせによって起きている可能性があるよ、と岩前先生から指摘されたことだ。実は、皮膚炎の治療を受けているのだが、ここの部分は注射剤を使ったとしても、なかなか取れない箇所なのだ。ひょっとして、熊谷先生や岩前先生のマウスピースの調整を更にこの炎症もとれるのではないか、と希望が持てる感じがした。

マウスピースを調整するにあたって、非常に軽いわたを使って、左右のバランスを見る機会があったのだが、その軽いわたを入れるだけで、かかとつま先の足のバランスが崩れることを発見。改めて、歯の噛み合わせと身体のバランスが重要であることを発見した。

矯正歯科に受診後〜肩こりと首こり

私は、米国滞在中の1980年代に矯正歯科にお世話になった。それは、4本の歯を抜いて、5年かけて歯列を整える治療だった。おそらく、そこから、肩こりや首こりについて悩むようになった。そう考えると、矯正歯科はリスクのある治療だなぁ〜、と以前から気になっていた。熊谷先生や岩前先生のマウスピースの治療を受けることで、なんと肩こりや首こりはほとんど感じなくなったことだ。そして、肩の可動域も広がった。

岩前先生によると、この4本の歯は、ちょうど肩の可動域に関わる部分らしい。そこをマウスピースによって他の歯に代わりに働いてもらうことで、可動域が改善することを指摘され、なるほど!と思った。

まとめ

長年悩んでいるアトピー性皮膚炎に罹患することで、分子栄養学、西洋医学、歯の噛み合わせといった多角的な視点からの治療と出会うことができた。それぞれうまく使い分けながら、現在に至っている。大事なのは、自分なりの仮説を持って検証していくことで、最終的に自分の病気は自分で解決するというマインドだと思う。

これから先、歯の噛み合わせ治療によって身体がどう変化するのか?楽しみながら、一歩一歩前に進んでいきたい。

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