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【E#247】「知識」と「叡智」の違い〜教科書で学ぶのか?体験から学ぶのか?

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

タロット・栄養のセミナーで伝えたいこと〜「心」と「価値観」

私は、6年前からタロット講座、3年前から栄養講座を開講。

タロット講座は、1枚1枚のカード(絵画、ビジュアル)の読み取り方
栄養講座は、分子栄養学の基本となる考え方
をそれぞれ伝えている。

一見、それぞれが全く関係ないように見えるが、実は共通点がある。
いずれも
「心」を持つ人間を扱っている
ということだ。

「心」という実体のないものをどのように扱ったらいいのか?
ロルフィングでは身体を、
タロットではカードの読み方
栄養では食事を通じて、
「心」に間接的にアプローチしている。

「心」を扱う際に、大切だと思うポイントは、
「一人一人が違った考え方=価値観を持つ存在」
であること。
それが、
「人間の一人一人の体質が違うから、その人に応じた健康を維持する方法」
があることにつながっている。

例えば
タロットカードの読み方は「価値観」の反映。
「教科書」的な解釈方法を身につけるよりも、クライアントがどう解釈するのか?
同じカードを見ていても、違った解釈があり・・「教科書」から離れても大丈夫だ!
というマインドがないと、リーディングがうまくいかなくなる。

栄養は、ファスティング、マクロビ、糖質制限、サプリ等、サービスをどう売るか、から栄養学を見ることが多い。
が、一人一人の体質が違う。
ファスティングは白血球数、甲状腺機能、肝機能を見ながら行わないと、身体が疲弊する
マクロビで玄米を食べすぎると、本来自分の身体に必要な栄養素まで抜けていってしまう
糖質制限は水銀、ヒ素を含めた重金属が体内に溜まっていることや、脂肪の代謝が悪い場合にはうまくいかない
と言ったこと等。

要するに、
「一人一人が違った考え方があり、その背景を尊重した上で、アドバイスすること」
が求められてくる。

さらにいうと、
「知識」を使うよりも「叡智」を使うということ
が求められているのではないかと。

そこで、今回のブログでは、
「知識」と「叡智」の違い
その活用法について書きたい。

なぜ「知識」で伝えようとするのか?〜偏差値教育の影響

今の学校教育では、国内外問わず、
「偏差値」(海外だと共通テスト)でランク付けされており、
「今持っている「知識」をいかにして「論理的」に説明していくのか?」
ができる人が評価される仕組みになっている。

学校教育もそうなので・・・
タロットカード講座、栄養講座、いずれも「知識」を覚えて、それから教科書を見ながら
相手と対峙する。
「知識」というフィルターで相手を見てしまうので、
相手の理解が二の次になってしまう。

教科書通りに進むのならば、問題ないことなのだが・・・。
現実は、教科書通りに進まないことがほとんどだ。
人間一人ひとり独自の経験を積んでおり、どの土地で生まれ、どういった教育を受けるかによって、
人格形成(心や価値観)ができてくる。

このように、
一人一人が独自性を持ち、かつ予想のできない、複雑で、分類が不可能な部分を持つ人間。
なかなか答えがなかなか出ない問題に対して、
どう答えを出していくのか?
教科書の「知識」だけでは頭でっかちになってしまい、解決策に至らない。

さらに、
学校の教育は「教科書」をどれだけ暗記したのか?
「教科書」で身につけた知識をいかに活用するか?その点が試されるのが強い。
そのマインドで、
タロットカードのリーディングや栄養の現場で知識を活用しようとすると、
ほとんど役立たない。

「知識」を活用する以外に、何らかの方法はないのか?
注目しているのが「叡智」だ。

「知識」と「叡智」の違い〜教科書で学ぶのか?経験から学ぶのか?

実は、
「知識を超えた「体験による知識」」=『叡智』を身につけること
が、相手に解決を促す上で重要で、
「叡智」を身につけるためには、
「論理的」に物事を考えることを「超えた」思考が必要であるように思っている。

ポイントは、
「直感的」に物事を考えること
にある。

タロットは「直感」を磨く最強のツールと言ってもいい。
「なぜ、一人一人が違う「ものの見方」をするのか?」
「タロットカードの解釈の仕方が一人一人違う理由は何か?」
は、哲学(現象学、構造主義)、東洋医学、認知科学、心理学、西洋絵画史、西洋科学から
明らかになっていることを、タロット講座で伝えている。
そして
カードを使うと「直感」が使いやすくなるのだ。

タロット実践講座では、
「タロットカードの知識がなくても、人の話を聞く力があれば、セッションとして成り立つよ」
と伝えている。
その理由として、
「人の話を伺えば、ご自身で解決策を導き出し、自ずと答えを出していく」
力が備わっているから。

大抵、相手の頭は、自分の過去の経験や、知識で凝り固まっている。
そこに、タロットカードをツールとして潜在意識に働きかけると、
相手が、今までの知識を一旦脇を置き、自ずと違った見方から解決策を見出していく。
このときに「直感」が働くのだ。

栄養についても、同じことが言える。
食事は、誰もが毎日三食とっており、身近な存在だ。
残念なことに、栄養学の基本となる「生化学」は、実体験と結びつけて学ぶ機会がない。
代謝回路を覚え、知識を身につけたとしても、活用できてないケースが圧倒的に多い。

食事が合うか・合わないかは、本来「身体」がその答え(叡智)を知っており、
「直感」を使うことによってわかることって意外と多いのだ。
例えば、食事をとる前に、その食が合うかどうかは、
深呼吸したときに息が深まるか、深まらないか?によって判断できる。

これはまさに直感で、それによって身体がどう影響するのか?
体験的に知った上で、言語化することで、栄養学という知識が深まる。
さらにいうと、自分の身体の中で、実感として消化・吸収がわかると、
相手の栄養状態も含めて「直感」的に理解が深まっていくのだ。

このように「知識」と「叡智」を分けて考え、いかにして「直感」を磨いていったらいいのか?
その方法が身につくことによって
「一人一人が違った考え方があり、その背景を尊重した上で、アドバイスすること」
ができるようになるのではないかと思う。

まとめ

今回は「知識」と「叡智」の違いについて簡単にまとめさせていただいた。
少しでも、この投稿が役に立てれば幸いです。

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