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【B#113】第34回・読書会の開催の報告〜鍬幸次著「たらいの法則」

はじめに

2021年10月8日(金)、午後8時より34回目の読書会を開催した。
なんと、今回の読書会の参加メンバーは新規の1名と、熊本からオンライン1名と合わせて7名の方にご参加いただいた。

取り上げたのは、鍬幸次著「たらいの法則」(カナリア書房)だ。

鍬さんは、定期的に開催している読書会で出会った。出会った当初から、仕事をこよなく愛し、ご自身の仕事は転職だと感じながら、真摯な姿勢を持っていることに感心した。そこで、人柄を知りたいと思って手に取った。

引き込まれるように拝読。章立ては、55に分かれていて、どこから読んでも「与えることで全ては自分に返ってくる」というメッセージが入っている。
それを実践するために、どうしたらいいのか?習慣として、定着させるためにはどうしたらいいのか?が書かれており、興味深かった。

例えば、あるがままの自分を好きになる、無駄なことは何もない、自分との約束を守る等。

読んでいて、鍬さんがどういう思いでこの本を書いたのか?知りたくなって、課題本として取り上げた。

読書会のテーマ〜与えること、心を整えること、与え続ける技

今回もホワイトボードに自己紹介のテーマを記入。参加者と共に、本の内容を深めていった。

毎回読書会では、本に関する3つの質問を投げかけることで、一人一人の価値観をシェアしている。
1番目は、たらいの法則で取り上げた「与えて与えて与え続けること」の考えについて聞いた時にどう思ったのか?
2番目は、心を整える際に大切にしていることはなんですか?
3番目は、「与え続ける」ことに関して日々実践もしくは実践していきたいことはなんですか?
のそれぞれの質問を投げかけた。

興味深かったのは、2番目。
心を整えていくために、瞑想の話も出たが、瞑想はピンとこないが、好きなことをすると心が整う、といった話などがシェアされた。今回の読書会が良かったのは、本を書いた鍬さんに色々と伺えたこと。

過去に鍬さんは色々な自己啓発のセミナーを受講した。その際、出会った考え方によって人生が劇的に変わったという。

それは、慈恵医大の精神科医・森田正馬さんが神経質の治療のために開発した「森田療法」と吉本伊信さんが開発した「内観」をベースにアメリカの文化人類学者のDK・レイノルズ博士が考案したConstructive Living(建設的な生き方、CI)の考え方だ。

私は2年半前(2019年12月29日〜1月4日)に集中内観を受けたので、内観は馴染みがあった。

内観との出会いのきっかけを与えてくれたのが、MY WAYの営業力開発トレーナー・講師の溝口陽介さん。
溝口さんを通じて、青山学院大学法学部名誉教授の石井光先生と出会った。
石井先生が、サロン・ZEROで3度1日内観を開催したことがきっかけで(「自分を見つめる簡単な方法としての内観〜瞑想とどう違うのか?」「人間力をどのようにして高めるのか?〜内観を通じた気づき」参照)、内観に興味を持つようになった。

内観は、日本で生まれたの精神療法(心理療法)の1つ。実業家で成功した吉本伊信先生が開発した手法で、過去に刑務所や少年院の更生プログラムとして使われていた。
約40年近く前から、石井先生が中心となり、世界普及にも勤められ、現在では、ドイツの刑務所でも取り入れられているという。

手法は非常に単純。
「自分がまわりの人に対してどうだったのか?」
ということを
1)していただいたこと
2)して差し上げたこと
3)迷惑をかけたこと
という3つの質問を通じて調べていく。

事実ベースで追っていくので、7日間集中的に内観を行うことで、人間関係が整理。自分の判断軸で持って生きることができるようになる。

このように内観の考え方はなんとなくわかるのだが、森田療法を伺うのは初めて。
全く、まっさらの状態で森田療法を知ったので、ぜひこれから色々と調べていけばと思う。
興味深いは、内観と森田療法という2つの手法を日本人ではなく、アメリカ人が体系化したところだ。

心を整えていくためには〜建設的な生き方〜感情と行動を分けること

「建設的な生き方」の考え方の特徴は、感情と行動を分けて考えること。
実際に、ノートに感情と行動を分けて書くようにといった課題もあるらしいが、人間は感情に溺れ、影響を受けてしまい、結果的に行動ができなくなる。

感情は湧き上がるもので、実際コントロールできない。わかっているのに、なかなか難しい。
対照的に、行動は自分でコントロールできるもの。そして行動によってその人が変わることがわかっても、感情が邪魔する。

主な感情は、喜怒哀楽の4つに表現できると思うが、鍬さんによると問題になるのは、怒りと哀れみ(悲しみ)の2つ。
この2つの感情が湧き上がると、心が乱れてしまう。
「建設的な生き方」では、どのように対処したらいいのか?がまとまっており、すごく参考になったという。

この話を聞いた時に、私も実践しようと思ったが、
怒りや悲しみを感じた時に、予め行動を決めておくことが大事だという。
例えば、社長に怒られた時には、得意先のお客さんにアポイントを取って会いにいくことをする。
失敗した時に、カフェにいく。仕事がなんとなくやる気がなかったら、音楽を聴いて、やる気を引き出すのもいいでしょう。
このような実践を行うことで、コントロールできる行動を通じて、コントロールできない感情を落ち着かせることできるのだ。

このシェアを聞いた時に、
「たらいの法則」のエッセンスは、心が乱れた時に、どのように心を整えていくのか?どのような行動をとったらいいのか?
という視点で書かれていることが腑に落ちた。

実際は、そのような目で本を読んでいなかったので、私を含め、参加者たちは、思わず、再度本を手に取ってしまい。。。
「あああ、なるほど〜、このように見ていけばいいのだ」
と再確認した。

一つ一つの行動=習慣がその人を最終的に変えていく、
「小さい行動の積み重ねが、最終的に人生を変えていく」
ということを、この本で伝えているのだと強く感じ、私も今回の読書会を通じて、勇気をいただいた感じだ。

提供した料理〜生春巻き、鶏肉のスープ、生チョコ、ふわふわの米粉カステラ

今回も参加者6名に対して料理を提供させていただいた。
ぜひ、下記の写真を参照ください!

次回の課題本とまとめ

次回の読書会は、江本勝さんの「水は答えを知っている①」(サンマーク出版)の予定だ。
20年以上も前に出会った本。言葉遣い(ありがとう)で、水の結晶状態が変化することを実験で示した写真集。
賛成派と反対派の2つに分かれて活発になったが、身体の7割が水によって構成されると考えると、本のメッセージの奥深さを感じた。

いつか、読書会で取り上げようと思ったが、念願が叶った。
どのような気づきがあるのか、楽しみながら臨みたい。

 

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