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【N#148】自分で考える、どう答えを出すか?〜「直感」から「熟慮」へ

はじめに

こんにちは!東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

私は、3年前から脳科学をどのように日常生活に活用するのか?についてのセミナーを提供中(詳しくは「100年人生を生き抜くハイパフォーマンス戦略!脳科学活用講座 基礎編 実践編のご案内」参照下さい)。

今後、10~20年後になっても、今と同じように、身体を動かすことができ、集中力を維持し、仕事のパフォーマンスを上げるために、脳科学をどう活用するか?パフォーマンスを上げて行くために、一人一人がどのように生きるのか?10年後を想定した上で、ご自身で戦略、戦術(方法、手段)を選択する方法について紹介している。

個人的には、戦略や健康を含め自分で答えを出すため、情報を整理して行く上で、一定の時間をとって考える必要があると考えている。残念ながら、考えることって、「暗記」教育の中心である学校で学ばないので、どうしたらいいのか?途方に暮れると思う。では、どうしたらいいのか?

個人的には、人間には「思考」の仕組みがあり、それを理解することが第一歩になると思っている。そこで、今回は、人間の「思考」の仕組みについてまとめたい。

2つの思考〜直感(システム1)と熟慮(システム2)

実は、思考には大きく分けて、2つのプロセスがあると言われています。自分が無意識(自動的)に何か思いつくのが「直感(システム1)」、もう一つが遅く考えるプロセスである「熟慮(システム2)」。このような枠組みで物事を説明するのが「二重プロセス理論」と呼ばれ、ノーベル経済学賞を受賞した、ダニエル・カーネマンは「ファスト&スロー:あなたの意思はどのように決まるか?」に詳しくまとめている。

システム1は、直感や経験に基づいて、日常生活で大半の判断を下している。例えば、物の距離感や音の方角の感知、自動車の運転をする際に働くし、人間を識別して行く上でも使用されます。脳のエネルギーの消費が少ないので、人間の思考はこちらに偏りがち

システム2を発動させて行くためには、集中力が必要。いくつかの前提から論理的に結論を出して行くためにどうしたらいいのか?正解のない問題に対してどう答えを出して行くのか?

「熟慮」は、脳のエネルギー消費が大きい

現代は、環境問題、慢性病、癌の治療、LGBTQ、左派と右派の分断、少子化問題、高齢者に優しい社会を築くためにどうしたらいいのか?等、答えのない問題が多い。学校の教科書で「既知」の知識を学んだからって、「未知」の問題を解決できるとは限らず、違った視点から迫る必要がある。残念なことに、システム2の思考は、脳のエネルギーの消費が多いため、こちらの思考は意識しないと発動しないです。

興味深いことに、Googleでキーワードを入れたら、すぐに答えが得られる世の中になっており、情報が溢れている。しかも、出版されている本や新聞のの字数がどんどん大きくなっており、短い文章で、効率よくコンテンツを伝えることが世の中でウケている。

その象徴となるのがTwitter。短い文字で情報を発信。瞬時で判断が必要なため、誤解を招きやすく、Twitterでの誹謗中傷や言い争いが絶えない印象が強い。これは、思考的にシステム1に偏っているからだ。理由として、システム1の特徴は、安易に答えを出す、人の性格はこうだと決めつける等、自分の過去の経験に基づいて答えを出し、考え方にバイアス(偏り、認知バイアスと呼ぶ)が入ってしまうからだ。

実際、サプリメント、食事法(糖質制限、パレオ、ヴィーガン、マクロビ等)等は、それぞれ一長一短があり、すぐに結論を出せるものではない。自分なりに一次情報にあたり、じっくりと考えた上で、答えを出すというシステム2が必要とされる。しかしながら、食品業界は製薬業界は、利益重視で、特定の製品を売るために、お金をかけて広告を打ち、システム1が作動しやすい思考へと持っていくのだ。

特に、健康については、すぐに結論を出さずに、しっかりと基礎を学びながら最終的にご自身で答えを出して、手段を選ぶことを大事だ。これを、どのように伝えたらいいのか?本格的に考えるきっかけとなったのが、海外のポッドキャストの一つ、スタンフォード大学の脳科学者、Andrew Huberman教授(米国人、Huberman教授)の発信しているHuberman Labでした。

「熟慮」とポッドキャスト

Huberman Labとの出会いは、Spotifyで配信中のJoe RoganのJoe Rogan Experience(JRE、ポッドキャスト)にHuberman教授が出演(下記の動画)。脳科学を理解しやすいように説明し、感銘を受けたからだ。JREでは、健康、政治、スポーツを始め、様々な有識者を呼び、3時間かけてじっくりと対談する。特に、コロナ禍のワクチンの情報は、秀逸で、武漢からコロナが漏れたこと、ワクチンの安全性情報を含め、情報を提供。学ぶことが多かった。

JREで、Dr Peter Attia(The Peter Attia Driveという長寿の医療情報を発信)、Dr Lex Fridman(IT業界、AIを中心に発信)、Dr Rhonda Patrick(Found My Fitnessというサプリの最新情報を発信)、Dr Bret Weinstein(Dark Horseという生命進化やウイルスについての情報発信)、Dr Kyle Gillett(Gillett Health、性ホルモンのスペシャリスト、医療情報を発信)等、様々なポッドキャスト番組があることを知った。

そこで、上記のポッドキャストを、Spotifyにダウンロードし、通勤時にチェックしている。

私が注目している、Huberman Labは、難解な脳科学をわかりやすく、実生活に役立つ形で発信しているのが素晴らしく、2021年1月から開始。脳科学を色々な切り口(運動、栄養、発想、集中、光、妊娠、女性の生理、性ホルモン治療、愛着理論、トラウマ、幻覚剤、精神安定剤、睡眠)から迫っている。素晴らしいと思うのは、脳科学を日常生活どう活かすのか?という視点を持っていること。

すごいのは、2〜3時間近くで人を飽きさせずに語ることだ。通常ならば、科学のポッドキャストは、10分か15分で、もうこれ以上聞けないとなるのだが・・・。Huberman Labの特徴は、基本的な話から入り、実例を挙げながら、生活習慣、食事、サプリメント、薬など、全ての手段を網羅している点。しかも、特定の商品に目を向けるのではなく、最終的に視聴者本人に結論を委ねていることです。2時間にもかかわらず、ビュー数がなんと、470万回!!

上記で紹介させていただいたポッドキャストは全て、システム2の思考で進めている。今の情報収集からは外れているが、これこそが情報収集の本質だと考えている。ぜひ、英語の理解ができる方は、チェックしていただきたいポッドキャストだ。

一つの課題を多面的に見ること〜熟慮につながる

私自身のセミナーでも2時間かけて、一つのテーマを色々な角度から伝えている。それこそが、最終的に自分がどのように情報を収集し、自分なりに答えを出していくことに繋がって行くと信じている。システム2を作動させるためには、辛抱強さが求められるが、見返りは大きいと考えている。

まとめ

今回は、2種類の思考(直感と熟慮)について情報をシェア。熟慮の重要性について、私の情報源の一つであるHuberman Labのポッドキャストを紹介させていただいた。少しでもこの投稿が役立つことを願っています。

 

 

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