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【N#97】栄養療法開始から1年7ヶ月〜自律神経のバランス(白血球数の割合)+ホモシスティンの改善

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

20代後半にアトピー性皮膚炎を発症〜20年間取り組む

20代の後半、東京大学の大学院生の頃にアトピー性皮膚炎を発症。
西洋医学、東洋医学を含め、さまざまな治療法を20年間取り組む中、
2019年に分子栄養学((分子整合栄養医学(オーソモレキュラーメディシン)ともいう)に出会った。
まずは自力で調べながら行っていたが、限界を感じ、医療機関にかかることに。

妻・亜希子が医療書記を務めていた、ナチュラルアートクリニックの御川安仁先生の門をただき、2020年10月より、治療を進めている。

教科書通りに治療が進まない現状があるが、徐々にアレルギーの症状が改善の方向に進んでいる。

治療の手順〜栄養を整える→腸内環境を整える→有害重金属の排泄

治療の手順としては、
1)細胞の発電所と呼ばれるミトコンドリアが働けるように、関係する回路(TCA回路、電子伝達系)を回していく(約2ヶ月間、2020年11月〜2021年1月)
2)腸内環境を整える(1):腸内細菌(プロバイオテイックス、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)を補い、腸内壁を整えるL-グルタミンを取り入れる(約3ヶ月間、2021年1月〜4月)
3)腸内環境を整える(2):腸内細菌の中で有害と言われている、真菌(カンジダ)や細菌(クロストリジウム)を抗真菌薬とハーブ(抗菌薬)で除菌する(約3〜6ヶ月間、2021年5月〜2021年10月)
4)有害ミネラル(重金属)の解毒・排出:重金属除去:水銀、カドニウム等の重金属を身体から除く作業(約3ヶ月間、2021年10月〜11月)
の4つのステップで行なっている。

一通り終わったが、有害ミネラルの解毒が十分進んでいないと判断。
その原因として、細胞の輸送障害が問題ではないかと考え、治療を進めている。

今回(2022年6月4日)、5月20日に採血した結果が出たので、クリニックに伺ったので、情報をシェアしたい。

細胞の輸送障害とディスバイオシス(腸内細菌のバランスの崩れ)

まずは、半年前に遡ってお話ししたい。
2021年11月10日、無事有害ミネラル排泄サプリメントの全量服用を完了(上記の4段階目が一旦終了)。
グルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリーとミネラルを補っていたのにも関わらず、
残念ながら、日中のアレルギー症状による痒みがそれほど改善できなかった。

原因究明のため、
1ヶ月半(2021年12月末)後、
毛髪ミネラル検査の結果を実施。
(毛髪の中でどれだけミネラルが排出しているか?によって、有害のミネラルがどれだけ体内にあるかがわかる)

御川先生からは
1)水銀が徐々に抜けているが、十分に抜けきれていない
2)水銀の影響からか、血液検査のミネラルの値が高くても、細胞の中で使われていない、輸送障害(→毛髪ミネラル検査でわかる)が起きている可能性がある。
と指摘を受けた。

同時期に採血した結果では、
1)好塩基球、好酸球、好中球の3つの割合がリンパ球よりも高いことが判明、引き続き交感神経優位になっている。
2)十分に葉酸、ビタミンB12を取っているが、ホモシスティンの値が10.5、有害ミネラルの水銀とヒ素が酵素を邪魔し、解毒回路がうまく進んでいない可能性がある。
3)解毒回路がうまく回っていないため、ヒスタミンを分解するために必要なSAMEが作られない。
4)肝機能は、γGTが落ちている(AST、LDHが上がっているが、最近筋トレをやっている影響で上がっている)。
などがわかった。

特に注目されたのが、輸送障害。
細胞膜に炎症が起きている時に、ミネラルがうまく、細胞から外へ、あるいは細胞から中へ運ばれない可能性が高い。

そこで、
輸送障害を改善していくために、

1)フォスファチジルコリン(Phosphatidyl Choline、1200mg程度)
2)「酪酸」(ENTERO VITE(APEX ENERGETICS))
3)「SPMアクティブ」(Metagenics)
4)リポソーマルグルタチオン、NACを補う
5)ビタミンB群、葉酸、B12、ビタミンC(2〜6g)、D(10000 IU)、A(20,000-50,000 IU)、K
6)マグネシウム、セレン、亜鉛
等を補っている(詳しくは「栄養療法開始から1年5ヶ月〜ビタミンAとD、赤血球数が至適値に到達」参照)。

有害重金属(水銀)がどれだけ排泄されるか?〜今月、毛髪ミネラル検査へ

ここのところ、アレルギー症状による痒みは、例年に比べても4割に減ってきており、
少しずつ栄養療法の効果が出てきていると思う。

実は、有害ミネラルを排泄させるサプリメントによる効果は、飲み終わった後(2021年11月)も持続するらしい。
半年(2022年5月末〜6月)後に、毛髪ミネラル検査で、水銀がどれだけ抜けているのか?
果たして、サプリメントの効果は本当に出ているのか?

5月20日に採血した結果を聞きにクリニックへ

栄養治療を開始した時に比べ、
1)白血球の中に占める好中球(73.1%→62.5%)、リンパ球(19.7%→25.6%)の改善
(理想を言えば、好中球は50%、リンパ球は30%)
2)赤血球の指標は改善傾向(適正な大きさへの改善(MCVの値より)、MCHはもう少し改善の余地あり)
3)サプリメントとしてのリン脂質を取った結果改善傾向(180 ng/mL→226 ng/mL)
4)炎症マーカーの高感度CRPの減少と、アレルギーマーカーのIgEが減少
5)ホモシスティンが適正値に減少(10.8 nmol/mL→8.8 nmol/mL)

御川先生とは、身体の状態がいい方向に進んでいるという意見で一致。

次回御川先生に会う時は、毛髪ミネラル検査(6月21日毛髪を採取する予定)を行い、どこまで有害重金属が排泄されているのか?チェック。その後の治療方針を決める予定だ。

まとめ

今回は、重金属の排泄治療後の進捗状況についてシェアさせていただいた。
次回の毛髪ミネラル検査まで2週間弱。

先週(2022年6月2日)、佐賀市のゆきデンタルクリニックにて、口腔内での舌の位置を調整する、歯科治療を行なった。
呼吸が深まり、口蓋にうまく舌が設置するようになったので、酸化ストレスへの改善の期待している(「口腔内を整えることで姿勢に変化が〜ゆきデンタルクリニック」参照)。

2022年7月までに結果が出るので、再度進捗状況を紹介したい。

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