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【T#41】Points of You®の体験ワークショップに参加して〜カード・コーチングの可能性

2017年10月10日、CTIのCPCCコーチ本間玲子さんが主催したPoints of You®(以下Points of You)の体験ワークショップに参加するため町屋へ伺った。

Points of Youの英語版HPのOur Storyによると、開発者のイスラエル人の2人のプロコーチ、Yaron GolanとEfrat Shaniは、ビジネスコーチとして活動。ビジネスでの成果を上げるためのコーチングを行なっていた(創業者の英語版動画は下記から)。


偶然にも2004年に別々に、2000年公開されたハリウッド映画「ペイ・フォワード(Pay It Forward)」に出会う。そこで、ビジネスで成果を上げることも大事だが、それ以上にコーチングの原点である「人間の個人や仕事の人生を変えること」が大事だということを悟るようになる。

2006年「Pay It Forward」という非営利団体をイスラエルで設立。裕福層のみならず、教育に十分お金をかけることができない人たち向けにサポートできるような仕組みを模索していく。興味深いのは、団体の運営費用の一部をクライアントにお願いしたこと。例えば、一人のクライアントがコーチングを受けて費用を支払った際、その一部が団体のコーチング費用一人分として使われるように。
団体内の人たちに対して、会ったことのない3人に対して、何も見返りを求めないでいいことをすること(=Pay it Forwardの考え)を心がけるようにという原則を伝えて、活動して行った結果、様々な自主的な団体ができていった。
やがて、
「言語や論理を経ないで、深く一人一人の内面に入っていけるようなツールがないか?」
という発想から
「ゲームを作ろう!」
へ。

市場調査や1000人への聞き取りを経て、ビジネスプランを作った際に大きな課題が立ちはだかった。お金だ。
「どのように開発費用を捻出するか?」
そこで
地道に銀行へビジネスプランとこのプロジェクトにかける情熱を説明。
結果的になんと6つの銀行から少額のローンという形の支援に取り付けた。
びっくりしたのは、最初どういった形でゲームは作られるのか?想像ができなかったそうだが、直感を信じて開発を進めていき9ヶ月で完成して行った。 最初の2000組をイスラエルで売ったところ2週間で完売、瞬く間に国内へ広がり、英語版を作成。2009年にはInternational Coaching Federation(ICF)のモントリオール国際会議で取り上げられ、世界中へ広がっていく。

そして、日本へ。
現在、日本語版のPoints of Youのカードが発売されており、日本でも人気が出てきている(詳細は「Points of Youについて〜日本語ホームページ」参照。
2年前に提供するようになった人の話を聞くためのタロットカード講座がPoints of Youに近い考えを持っているということをいってくれる友人が何人かいて(「未来予知の手段としてではなく、自分を知るためのツールとして」参照)以前より興味を持っていた。
今回、縁があって本間玲子さんと出会い、体験ワークショップに参加することになった。
Points of Youは、Points of Viewに由来する造語であること。人は普段から焦点を絞っており、広げて行くことで可能性が広がるということからつけられたというが、まさに以前書いた「質問の力〜コミュニケーションの中に適切な質問をするには?」の内容をカードで行うというのに興味を持った。

他にもどういったカードの種類からなるのか?等のPoints of Youの製品説明を折りませながら、テーブルに乗っている33枚のカードを直感で選択。4名の参加者がパートナーを組み、それぞれカードに書かれた内容を、3つの質問に沿って、答えて行く方式をとった。
カードの内容は一人一人違うので、深掘りできるというのもあるが、カードは写真と文字からなるが、必ずしも文字とカードは一致していない。しかもカードの写真は中途半端な状態で写っている。
脳は中途半端な状態に置かれると、そのスペースを埋めるために、働き出すという性質をうまく使い、直感が使えるような仕組みになっているのは面白いと思った。
タロットといえばスピリチュアルや数秘などの手技を使っているので、スピリチュアル=怪しい、という気持ちを起こさせるが、Points of Youのカードはその点、宗教色もなく扱いやすい。
体験して見て、カードを通じた深いつながりを参加者との間に感じ、信頼関係を築く上で素晴らしいツールと感じることができた。
エバンジェリストやトレーナー養成講座もあるそうだが、非常に興味深いと思ったので、進むかどうか前向きに考えていきたいと思う。
最後になったが、主催者の本間玲子さんをはじめ参加者の皆さんのご縁に感謝したい。

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