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【J#77】安曇野・松本への旅(1)〜自分の専門外の人たちと親睦を深める機会〜改めて「内観」とは何か?

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2021年4月3日(土)〜4日(日)、桜が満開の長野・安曇野と松本市に滞在。
安曇野を訪れるのは、1年半ぶり。
安曇野の信州内観研修所で1泊し、久々に、所長の中野節子先生と青山学院大学の名誉教授の石井先生と再会した。

今回の目的は「統合医療実践グループ(パーフェクト睡眠)」の第1回OFF会に参加すること。
1日目は、グループの参加者の自己紹介と石井先生・中野先生からの「内観講話」
2日目は、音楽療法の権威で、埼玉医科大学の和合治久(わごうはるひさ)名誉教授のご自宅で「音楽療法」のお話を
それぞれ伺う会となり、心底充実した2日間だった。

「統合医療実践グループ」に出会った経緯から紹介したい。

2021年1月の下旬から日本にClubhouseという音声のソーシャルネットワーク(SNS)が登場した。
著名人が使うようになったことから、日本で爆発的に普及した(詳しくは「音声のソーシャルネットワーク(SNS)の登場〜どのように活用し、出会いを広げていくか?」参照)。
その波に乗り、妻の亜希子と一緒に2ヶ月使い、深夜に「大塚家」のルームも立ち上げ、合計10回、最大で20名の方にお越しいただいた。

Clubhouseにて「大塚家」のルームにて、安曇野の「集中内観」や長崎・川棚市にある「四次元パーラーあんでるせん」を話題として取り上げていた。
たまたま、初対面で参加している人が、4月に安曇野の「1日内観」に参加するというシンクロが起きた。
その方は、統合医療を実践している医師で、全国の統合医療に取り組んでいる医療従事者のグループ(「統合医療実践グループ(パーフェクト睡眠)」)があることを紹介いただいた。
グループ内で定期的にZOOMでオンライン・ミーティングを開催して、参加したところ、今まで製薬業界で出会ったことのない医療従事者たちの話を伺い、衝撃を受ける。

私も、過去に医学部の研究室で研究に取り組み、製薬業界で研究・開発、販売戦略などに携わり、外から医療業界を見ていた。
その時に感じていたことは、医療費がどんどん増えていく現状だった。
製薬業界の仕組みができたのは、抗生物質が発見され、実用化された第二次世界大戦後。
対処療法、安全性情報の収集、処方箋制度を含めたさまざまな社会的制度が整えられ、いつでも誰でも医療を受けられる仕組みが整った。
仕組み自体は素晴らしく、日本の国民皆保険は世界に誇れる制度。
しかし、
1)人口が減っているのに、医療費が増えていること
2)コロナ禍対策で税金が投入されている
3)慢性疾患、生活習慣病にどれだけ薬は効果があるのか?
そして、果たして医療制度は今後、維持できるのか?
等の疑問があった。

そこで、2014年に製薬業界を離れ、1年間、世界一周の旅へ。旅の間ボディワークの一つロルフィングの資格を取り、2015年6月から個人事業主としてロルフィングのセッションを提供開始。
「できるだけ薬の頼らない生き方」を模索するようになった。

今回、オンラインではなく、安曇野で対面でお会いできる幸運に恵まれ、当日を迎えることができた。

OFF会のプログラムでは、各々の自己紹介。
続いて、石井先生と中野先生の内観の話へ。

内観は、日本で生まれたの精神療法(心理療法)の1つ。実業家だった吉本伊信先生によって体系化された。
約40年近く前から、石井先生が中心となり世界普及に取り組む。
現在では、中国とドイツの刑務所や日本の少年院の更生プログラムに入っているらしい。

手法は非常に単純。
「自分がまわりの人に対してどうだったのか?」
ということを
1)していただいたこと
2)して差し上げたこと
3)迷惑をかけたこと
という3つの質問を通じて調べていく。

日常では、
1)怒られたこと
2)やってくれなかったこと
を記憶していることが多いため、このような質問をすることがない。

母親に対し、ご飯がおいしかったか否かという、感情で見るのではなく
食事はどのような内容だったのか、という事実ベースでみていくのがポイント。
1週間かけて、事実ベースで追っていくことで、心の中に大きな変化が訪れる。

例えば、2年前に、妻・亜希子と2人で集中内観に参加した結果、夫婦間のコミュニケーションが向上。
感情抜きに冷静に話ができるようになった(我々の体験については「自分をありのまま認めること、手放すこと、今ここに集中すること」「「ご迷惑をかけたこと」についての気づき」参照)。

圧倒的な事実から、自分を受け入れざるを得なくなる。
例えば、親から受け継いだ価値観、道徳、罪悪感、劣等感を含め、過去の相手・出来事・自分等。
なかなか休みが取れないと思うが、1週間休みをとって、自分の内側を見つめる機会を作ると、その後の人生が大幅に変わっていくと思う。

その後、夜にかけて、参加メンバー一人一人が提供しているものを紹介。
私と妻の亜希子は、タロット・カードのセッションを提供。深夜の2時まで、合計6名の方に対して行なった。

翌日は、埼玉医科大学の和合治久(わごうはるひさ)名誉教授のご自宅へ。
その模様は「音楽療法と自律神経系〜クラシック音楽で自律神経系のバランスが整うのか?」に紹介した。

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