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【N#107】妻・亜希子の病状について〜大腸癌の診断+入院+手術+退院まで

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

今回はプライベートの投稿をシェアします。
一部の方には、口頭でお伝えしましたが、妻・亜希子の病状についてです。
退院が決まり、心に余裕ができたので、治療の経緯について書きたい。

妻の病状:便秘症状から大腸癌への診断まで

日頃から妻は便秘気味。
気になっていたのですが、ここ数ヶ月下剤が効果が出ない訴えていました。

転機が訪れたのは6月11日。
前夜に漢方の下剤を飲み、翌朝、30回嘔吐(早朝から夜まで)。
最終的に救急車で搬送された。

腸閉塞ではないと診断され、安心したのですが・・・。
何かあるのではないかと、前々から気になっており、まずは渋谷の近くにある小さなクリニックで受診。

「これは危ない」「大きな病院に行った方がいい!」

と勧められ、最終的に広尾にある日本赤十字医療センターを紹介され、消化器内科を受診することになった。

その時に衝撃的な事実が・・・。

まず、CT検査を行った際に、造影剤に対して、アナフィラキシー反応を示し、救急病棟へ搬送。
一日入院を余儀なくされたこと。悪い予感が・・・。

翌日、CTと内視鏡検査と病理の検査の結果、大腸の結腸癌(S字結腸付近)が見つかったことを医師から伝えられました。
(どのステージにいるのかについては不明で、術後わかりますがリンパ節まで転移しています)。
便秘以外は全く症状がなく(便秘薬で対処)、元気に過ごしていたので、すごい驚きました。

その後、担当医より念の為、胃やそのほかの部分の腸に癌ががないか検査した方が良いとのことで、
精密検査をし、胃やその他の大腸の部分には幸い癌はなかった。

幸運なことに、入院は1泊で済み、翌日には退院できました。

大腸癌の診断を聞いて感じたこと

当初、がんと聞いて、真っ先に感じたのが、死。
死がこれほど間近に感じられて
「どのように妻を励ましたらいいのか?」
すごく迷い、動揺もあった。

自分で抱えるのではなく、いろいろな人(ガンから生還した人たちを含む)から
話を伺い、励まされた。

臓器の一部を失うことは大変なことだけど、自分を変えるチャンスでもあるから、
ポジティブに捉えることもできるよ、
等を言っていただき、やがて心が落ち着いてきた。

札幌で歯科治療〜麻酔での感染予防のためのクリーニング

全ての検査が終わったのが、7月20日。
主治医から札幌への旅(7月25日〜27日)へいく許可も降りたこともあり、
リフレッシュする意味で、札幌へ(「人とご縁をいただく2泊3日の旅だった」参照)。

今回、全身麻酔と硬膜外麻酔をかけながら腹腔鏡下手術を行うことが決まっていた。
その際、歯科の虫歯治療とクリーニングが必須。麻酔中に呼吸ができなくなるので、サポートとして
口腔から肺に向かって管を入れる。その際に、感染予防のため必要だという。

興味深いことに、札幌で、熊谷歯科医院の熊谷倫恵先生にお会いし、噛み合わせの治療を受けることが決まっていた。
そこで、ついでにクリーニングを依頼し、無事、クリーニングと治療を終えた。
(「姿勢を良くする噛み合わせ歯科治療+レントゲン検査」参照)。

4時間に及ぶ内視鏡下手術が成功

7月31日に、手術の日程が8月2日(入院が8月1日から)に決定。
手術に臨むにあたって、ソースポイントセラピーの仲間からグループによる一斉の遠隔の治療のサポートをいただいた。

手術当日に妻の亜希子と電話で話したのですが、
すごく穏やかで何もかも受け入れる状態でした。
「不安感もなくフラットな気持ちで手術受けられそう」
とは本人の弁。

自らが、手術室へ歩いていき臨んだ。
手術は、予定通りに進み、身体への負担が最小限となる、内視鏡下手術で終えることができた。
(負担のかかる開腹手術の場合は7時間に及ぶのに対して、内視鏡は4時間で済む)
午後12時半に手術開始。

4時間後に日赤の主治医から
「手術はうまく行きましたよ!」
という電話をいただくことができた。

内視鏡下手術の成功とリハビリ

翌日から、リハビリが開始。
手術の当日から翌日にかけて、痛みが出て、睡眠が浅かったらしい。
そこで、痛み止めの薬と睡眠薬を併用しながら対処。

翌日からゆっくりと歩き始めた。
硬膜外麻酔の影響から(もしくは全身麻酔等)か、術後3日までは声がかすれていたが、4日目には声も回復。
硬膜外麻酔は背骨に針を打つのだが、3日後に針を抜くことができた。
さらに、手術でS字結腸を切除したが、切除した部分をつなげた部分が縫合するため、
チューブを肛門から入れていたが、そのチューブを術後5日後にとった。

このように術後、段階を追って治療が進められていくが、点滴が完全に取れたのが、
退院の2日前。このように慎重を期しながら、治療が行われた。

リハビリ中の食事+退院日の決定

食事は
重湯→三分粥→五分粥→全粥
と進めていき、全粥になったら退院が決まっていた。
(ちなみに、食事は以下のように変化していった)

便通がどうなっているのか?を検証しながら、最終的に入院の前日に全粥へ。
最後の、へそ周りの抜糸を終えた日に、翌日(8月10日)に退院日が決定した。

まとめ

今回は、妻・亜希子の大腸癌の診断から治療までを紹介した。
退院後の次の受診日も決まり、その時に術後に判明した病理の検査の結果を伺う予定だ。
どこまでガンが進行したのか?を含め、今後の治療方針について医師から説明を受ける予定だ。

ブログでも報告できればと考えている。

今回の治療に際して、さまざまな方からご支援をいただいた。
心から御礼を申し上げたい。

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