【W#150】世界一周から学ぶ(10)〜ベスト3
世界一周の旅も一段落した。2015年4月14日に帰国してから1週間。約9ヶ月間で、25カ国(米国、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン、英国、ドイツ、ポーランド、ハンガリー、オーストリア、チェコ、ギリシャ、ベルギー、スペイン、ポルトガル、モロッコ、トルコ、マレーシア、ベトナム、カンボジア、タイ、フィリピン、中国、モンゴル)、55都市を訪れたことになる。
その中でも印象に残った都市を3つ取り上げたい。
一つ目は、バルセロナ。とにかく、心が落ち着く雰囲気を持った街だ。1992年のバルセロナオリンピックから街づくりに取り組んでおり、海外観光客にも優しい。空港から30分以内に市内に訪れることができる(【旅コラムVol.122】参照。びっくりしたのは、ホテルで地図と観光案内が配布されたことと、路線バスが20分おきに運転されていること。
また、カタルーニャ語、スペイン語のみならず、英語がいたるところにあり、アクセスに悩むことがない。サッカーファンには、サッカーチームのバルセロナFCという魅力的なチームもある(【旅コラムVol.123】参照)。ガウディのサクラダファミリア(【旅コラムVol.124】参照)という、森の中にいるような独特な教会は、Must seeだし、ガウディがデザインしたグエル公園もある。
本コラムで取り上げたミロ美術館(【旅コラムVol.125】参照)、ピカソ美術館(【旅コラムVol.126】参照)を含めた美術館もみることもできるし、ゴシック地区は歩いていて楽しい。
二つ目は、ベルギーのゲント。UNESCOの世界遺産として登録されていないのが不思議に思えるような美しさがある。ゲントの特徴は、街の真ん中に古城(The Castle of the Counts)があり、それを囲むように中世の建物があるところだ(【旅コラムVol.120】参照)。
中世の街並みもほぼ残っており、第一次・第二次世界大戦の爆撃からも逃れることができた学生の街だ。
ここには、ヒューベルトおよびヤン・ファン・エイクによって完成された「ゲントの祭壇画(The Adoration of the Mystic Lamb)」があり、これを見るだけでも、ゲントにきた価値がある。
ゲントはまるでイタリアのフィレンツェという雰囲気があるうえ、北方ルネサンスの美しさを知る上でもってこいの街だ。
三つ目は、チリのトーレス・デル・パイネ公園(【旅コラムVol.65】参照)。南半球の最南端近くにある国立公園は、1959年にオープン。現在では年間150,000人訪れ、過半数が外国人で占める。気候は夏でも16度前後。
湖と滝の美しさが目を見張る。
昨年の12月にここを訪れ、短期間しか滞在できなかった。 登山も可能なので、もう一度ここには戻ってきて時間をかけて、山を登ってみたいという気持ちがある。
ベスト3から外れるが、ペルーのマチュピチュ(【旅コラムVol.88】参照)、トルコのイスタンブール(【旅コラムVol.37】参照)もオススメの場所だ。
ごく簡単だが、訪れた55都市のうちの3都市を紹介した。世界一周でどこがオススメか?と聞かれれば、おそらくこの3つをあげると思う。ぜひ、機会があったら、この三つは訪れて欲しいと思う。