【W#15】モンゴル(1)〜ゲルと乗馬
2014年9月1日に世界一周を開始。記念すべき第一カ国目はモンゴル。9月5日までの5日間の間にウランバートルの観光及びウランバートルから40キロ離れたテレルジ国立公園でのゲル滞在と乗馬を楽しんだ。
旅の最初(2日目と3日目)はモンゴルの遊牧民の生活を知ることができるテレルジ国立公園へ。テレルジ国立公園は、ウランバートルから車で約2時間。草原が一面に広がる雄大な自然に囲まれた場所だ。7月から9月までの観光シーズンにキャンプ地を設営。ゲルに観光客が泊まることができる。また、乗馬も体験でき、草原を一望できる。
今回のモンゴルの旅は、日本語が話せる現地ガイドを雇って、行動を共にした。
まず、ゲル生活について。2泊3日の滞在期間、日差しが強く25度前後の気温だったが、夜は急激に冷えて10度以下。ストーブを焚かなければ極寒の状態だった(火は、午後10時と午前5時に火を入れることを依頼)。基本、モンゴルは乾燥しているので、害虫はほとんど悩まされることがなかった。シーズンが9月までなのは、それ以降は冷えすぎるためとのこと。
こういった環境にあるテレルジ。夜景も本当に素晴らしかった。
乗馬体験は、1日目は3時間、2日目は6時間の合計9時間。休憩を挟みながら、草原を移動。速度と視線の高さ、斜面や谷、川、森林を横切る快適さは、自動車での移動とは一味違った面白さを実感した。因みにチンギス・ハンの時代は一日60キロの移動を最大の速さ50キロで移動できたとこと(競馬の馬は時速80キロ)。想像するだけでもすごい。
乗馬の途中に遊牧民の実際に生活をみるためにゲルを訪問。そこでは、馬乳酒をいただくことができた。実は馬乳酒、作り方が家庭によって異なっており、最終的に二箇所を訪問した際、全く味は違っていた。こういった突然の訪問は実は、日常茶飯事とのこと。食事を作ったりして歓迎してくれるそうだ。
草原にはいたるところに牛、羊や山羊がいて、道路を横切ることもしばしば見られた。牛や馬などは売買されており、牛は10万円ぐらいで購入できるとのこと。
これらの自然で育った家畜は美味しいだろうなぁ、と想像するのだが、現に食事は本当に美味しく、ラム肉は全く臭みがなかった。食事は基本包んで揚げるものが中心であったが、味付けも単純で自分には相性があった。
また幸運なことにモンゴルの小さな移動式動物園へ。そこには様々な動物がいたのだが、中でも狼は初だったので、印象的だった。
こういった生活を知るに連れて、ロシアと中国という二つの大国に囲まれたモンゴルという国は、よく独立を保ってきたもんだという印象がある。興味深いことに、90年代に
民主化を進めた後、日本人観光客がこの地に殺到。当時の観光業界を支えたことから、すごく親日的な国になっている。その一方で、日本の中古車が大半を占める一方で、日本企業の広告の少なさ、韓国や中国のプレゼンスの大きさが目立った。
次のブログでは、市内観光で受けた印象について触れることにする。