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【W#40】アジア諸国33日間の旅を終えて

2014年9月1日から10月3日まで、モンゴル(ウランバートル、テレルジ)、中国(上海、蘇州)、フィリピン(セブ島)、タイ(バンコク、アユタヤ)、カンボジア(シェムリアップ)、ベトナム(ホーチミン)、マレーシア(クアラルンプール、マラッカ)、トルコ(イスタンブール、カッパドキア)の8カ国13都市・地域を訪れたことになる。
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33日間、駆け足で8カ国を訪れる形になったが、モンゴルからアジアの最西端のトルコまで旅をして、アジアは非常に多様であるという印象を強く受けた。例えば、東南アジアでは、キリスト教、仏教、イスラム教が全て網羅され、民族も多数同居している。その多様性なバックグラウンドにも関わらず確実に経済発展している。バンコクはその例で、今回旅をして、オートバイよりも車が目立ち、道路も整備されていて渋滞がそれほどひどくないのに驚いた。また友人によると、ベトナムも空港からの道路アクセスもここ10年、飛躍的に向上したそうだ。
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多様性は言語に現れていると思う。東南アジアを見ると、タイやラオスのように言語が近い国もあるが、カンボジア、ベトナム、マレーシア、フィリピン、タイは全て言語圏が異なりお互いに自国語でコミュニケーションが出来ない。そういった意味で、英語の果たしている役割は大きくなっているように思える。例えば、東南アジアで最も経済的に発展しているマレーシアとシンガポールは全く問題なく英語が通じる。
また日本に比べ年齢が若いというのも、発想の柔軟性を生むのに大きなアドバンテージになると思う。タイを除くの人口年齢の中央値が30歳を切っているという、若さ(フィリピン24歳、タイ36歳、カンボジア24歳、ベトナム29歳、マレーシア28歳、CIA Handbookを参照、2013年現在)。日本は同中央値が47歳であることを考えると、それだけでも東南アジア諸国から新しいことへのチャレンジをするという意識が国民の中から現れる可能性があるということだと感じる。
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日本人は他人に対する見る目、特に自国に対する批判の目をもっている国(韓国、中国)に対する考え方に過敏に反応する傾向が強い。ただ、世の中は全て反日というわけではない。東南アジアやモンゴル、トルコを旅していて思うのは、価値観は多様であり、必ずしも、中国に影響を受けているわけではない。概ね親日的といえる。
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日本は、大東亜戦争(太平洋戦争)開始直後に、南インドシナ(現ベトナムの南)へ進駐した経験を持つが、東南アジアの場合には、日本のおかげで植民地から解放してくれたという意識が強いため、親日的だ。もちろん、中国という大国との領土争い(尖閣諸島)もあり対立関係といった背景もあるかもしれない。
モンゴルでは、中国に対する反感が予想以上に強いことに驚いた。モンゴルの一部だった内モンゴル自治区の最も重要視していたチベット仏教が中国によって弾圧された、というのも要因としてある。また日本人が90年代、社会主義から体制が変わって以来、観光産業を支えてくれたという感謝の気持ちもあるのかもしれない。是非日本人はモンゴルに来てほしいという親日的な部分を強く感じた。ただし、モンゴルでは、日本の中古車は目立つのだが、残念ながら日本企業のプレゼンスは低い。
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旅行中に様々な人たちに出会ったが、文化は異なるものの、人間は同じように喜怒哀楽があり話に共通点があることに気づいた。
33日間の旅をして
価値観や考えが変わるのではないか?
と思ったのだが、現在それほど変わらない自分がいる。今回の旅で、
自分の考えを大事にして、やりたいことをする。他人の目を気にせず、自己実現を目指すことの大切さ
を多様な価値観を持つ東南アジア諸国から学んでいるようだ。
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日本に住んでいると「○○すべきだ」という人が多いことに気づく。恐らく今までの高度経済成長で、何もかもうまく行きすぎて、今後とも同じやり方でやればうまく行くと信じているというのがあるのでしょう。しかしながら、アジアを旅すると世の中に大きな変化が起きていることに気づく。そして、アジアの人々は、それに対して変化へ柔軟に対応して前に進んでいるようにみえる。例えば、日本に比べ、東南アジア諸国は、恐らく英語が出来る。それは、大きなアドバンテージで、直接欧米から情報を入手できるということ。現に、マレーシアの書店を見ると英語の原書そのまま山積みにおかれていた。そう考えると、
昔は日本に学べだったが、これからはアジア諸国に学べ!という時代になる予感がする
いや、是非一度東南アジア諸国に住んで、そのダイナミックさを感じてみたいと思った。
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しばらくドイツに滞在後、南米やアフリカにも旅する予定だが、そこでどういったことを経験し体感するのかわからないが、現地の人間のあるがままの姿が見れればいいと思う。
ホテル暮らしでの1ケ月間を一旦終え、2ケ月はミュンヘンでルームシェアで過ごす予定だ。実際に異国で生活をし、日本とは違った風景を見るほど貴重な経験はないと思う。本ブログでもこれからもいろいろとそういった面も発信し続けていきたい。

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