【T#23】「人の話の聴き方講座」(1回目)〜人の話の聴き方に力点を置いたタロット講座を開催した
確定申告などの準備により、なかなか記事を更新する時間が取れず、しばらくご無沙汰になったブログを久々に更新したいと思う。
2016年2月15日。セッション・ルーム・ゼロにてタロット講座を開催した。タロット・カードをどのようにして読んだらいいのか?知りたい!という声が多数寄せられたので、一度試してみようということで、1日を半分に分けて前半(午前9時〜午後12時半)・後半(午後1時半〜午後5時)の両方かどちらかに参加できるようにし、少人数(告知をしていないのに前半4名、後半3名参加)で開催することができた(受講費:全日15,000円(どちらか各々7,500円))。
最初は、タロットの知識をどのように広げていったらいいのか?カードの詳細な内容を盛り込んで、1日かけて情報をシェアするということで進めていった。
しかし、自分のタロットに対する考え方をまとめていくうちに、「人の話の聴き方」の方がもっと大切だということに気づいた。
なぜならば、タロットカードというのはある種、人の話を聞きだす上での一つのツールに過ぎないという認識でやっていることが明確になってきたからだと思う。
考えてみれば、NLPやCTIコーチングを学んだのが、2008年〜2009年。CTIコーチングを受講中にタロット占い師の吉田結紀さんと出会う。その後、吉田さんを通じて、2010年6月頃にタロットカードの読み方を教わる。ライダー版のタロット・カードを手に取り、様々な人たちにタロットカードを行うようになり、NLPやコーチングで学んだスキルをフル動員することで、
「コーチングよりもタロットを通じて人々の可能性を引き出し、人生の考え方の選択肢が広がるのではないか?」
と考えるようになった。そういうことから、私自身、人の話を聞く延長として、タロットを捉えており、占いやスピリチュアルなものとして捉えていない。おそらく、心理学的に見れば、箱庭療法的な、絵から連想するようなゲームという感覚で見ているのかもしれない。
「人の話の聴き方」については、2008年から試行錯誤を繰り返しながら、7年かけて、対面で人の話を聞く際に、どうしたらいいのか?実践を通じて学んできた。そのノウハウの延長にタロット(実はロルフィングもその延長にある・・・)があるから、前半それを話した方がいいということで、人の話の聴き方について、盛り込むことを決めた。
最終的に、答えは自分の中にあるというコーチングの枠組みを大事にしつつ、アドバイスよりも気づきを重視することを真っ先に触れながら、午前中は、人の話の聴き方、午後にタロット・カードの読み方をどのように行ったらいいのか?に分けて講座を開催、以外と早く前日に資料の準備が整った。
人の話の聴き方については、
- 信頼関係を築くこと
- 相手の考えを整理していくこと
- 行為と価値観を分けること
の三つのポイントに絞り、スライドを37枚用意。スライドを通しで話すと40分で終わる内容。極力詰め込みにせず、キーワードをいくつか用意(ラポール、直感、自己重要感、ニューロ・ロジカル・レベル、価値観と行為、自分らしさ等)し、文字数を減らしていった。あえて余白を用意。参加者一人一人がポイントごとにどういった人生経験をしてきたのか?話をシェアする形で私がファシリテートしながら進んでいった。もちろん、話題が出なかったら、自分の公開タロットセッションや自分の経験をシェアしようと思ったのだが、結果的に、参加者から様々な体験のシェアで盛り上がり、あっという間に午前中の時間が過ぎた。
午後には、タロットについて、
- カードの歴史
- カードの種類
- アルカナの意味
- 数字の意味
- 潜在意識と顕在意識
- 質問の仕方
- カードのシャッフルの仕方
- カード・スプリット
のポイントにスライド数を2〜3枚に抑えて40分程度で説明。主に大アルカナのライダー版・タロットカードの説明その後、2時間かけて、実践へと入った。実践を重視したのは、カードの一枚一枚の知識を一度手放し、直感や連想を使うことが大事だということを知っていただきたいからだ。これが思いの外、好評。後半参加した3人は無我夢中で直感を働かせながら、人の可能性を引き出していった。
参加後に、
「終日参加したのに疲れなかった!」
「自分の体験をシェアしたので、聴き方の考えがわかりやすく入ってきた」
「すぐにでもタロットをやってみたい!」
といった感想をいただいたのが、嬉しかった。もう一度2016年3月にも開催する予定だ。