【E#56】開業5ヶ月が過ぎて(2)〜立ち止まって熟成させること
2015年12月の師走。東京も寒さを感じられるような季節となった(最低気温が5〜6度)。そうはいうものの、昨年10月と11月に滞在したドイツ・ミュンヘンが最高気温が4度だったと考えると、最高気温が15度近くになる東京は比較的冬としては暖かい。
セッション・ルームZEROをオープンしてから5ヶ月近く。無事年末を越せそうだ。10回のセッションを終えたお客さんは12月末時点で5人の予定で、感謝の気持ちでいっぱいだ。来年も引き続き一人一人のお客さんに役立てるような内容・解決策を提供していきたい。
今年(2015年)セッション・ルームを確保。色々なアドバイスを伺いながら、知人とのコラボを通じて、セッション・ルームの屋号を決めた上で、宣伝としてのホームページ(2015年10月15日完成;【起業/独立コラムVol.15】参照)やパンフレット、名刺の作成(2015年12月中に完成;【起業/独立コラムVol.19】参照)に取り組んできた。
また、ロルフィングのセッションを提供するのと同時並行して、勉強会(ソースポイントセラピー、チネイザン)、交換セッション(ロルフィング)、トレーニング(プラーナーヤーマ実践講座、連続講座、セラピーとしてのヨーガ講座)等を開催。
セッション・ルームのレンタルも時々行っており、セッション・ルームの意外な利用機会があることにも気づいた。こういったことを積み重ねていくことで、セッション・ルームに人が出入りすることで少しずつコミュニティができるところも興味深いので、これらも継続していきたい。
セッション・ルームの立ち上げがある程度落ち着いてきた段階まできたと言えるが、現在気になるのは、
- 今後集客の見込みがあるのか?
- 学んだことの幅を広げ、熟成させること
の2点だ。
集客を振り返ると、ほぼ全て口コミの紹介が中心。お客さんの一人一人を大切にすることが次につながることを体感している。5ヶ月を通じて学んだことは、「集客」=「自分の影響を与えることができない問題」よりも、お客さんに役立てる内容・解決策=「自分の影響を与えることができる問題」に焦点を当て、焦らずに進めていきたい。
又、今年は2015年3月25日、ロルフィングの学校を卒業してから様々なトレーニングを受けたと思う。最近気づくこととして、トレーニングを受けた割には、それを消化し熟成する時間を取っていないこと。
例えば、瞑想を学んだとはいえ、実践を行っているが、果たして日々の中で瞑想を実感しているか否かの検証やロルフィングの手技について、ソース・ポイント・セラピーを含めて学んでいるが、手技にたよりすぎている面がぬぐいきれず、もう少し手技一つ一つの幅を広げるということに対して時間をかけることの大切さ等。日々から学ぶことをもう少し取り組むことが次につながっていくように思う。
おそらく、今までは理解したら、次!という形で効率良く進めていくということに重点を置いていたと思う。社会人を離れ、自分のペースで仕事をできるようになったことによって、効率よりも熟成に力点を置いた方がいいということを考えるようになったことだ。ある意味、自分のペースで進めていくことで学びを深めることができる環境にいるという幸運に恵まれているということ。来年の大きな課題となりそうだ。
来年は、当初予定していた、ロルフィングの手技を深めるトレーニングを受けるよりも、自分の実践を通じて深めるということを心がけていきたい。
2014年から2015年にかけて、世界一周、ロルフィングのトレーニングを通じて、「思い立ったら動くこと」を心がけてきたと思う。来年(2016年)は、「立ち止まって熟成させること」も視野に入れて様々な事柄に取り組んでいきたい。