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【T#47】タロット交流会の開催・2020年・最終回〜「悩みを自分の言葉で整理すること」と「心理的安全性」について

2020年9月27日から始めた月1回のタロット交流会(「タロット交流会を久々に開催〜悩みをどのように言葉にするのか?〜相談と占いの違いは何か?」参照)。

今年(2020年)最後の交流会を12月27日(日)に開催し、年内の日程を全て終えた。

コロナウイルス感染症の第3波が訪れており、外出を控える方が多いご時世。

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感染症対策を入念に行いつつの開催。今年は、合計4回行い、おかげさまで、合計16名の方にお越しいただいた。

毎回、妻・亜希子の料理を提供しつつ、私、大塚が、参加者一人一人の悩みや課題、人間関係や仕事、将来設計を含め、必要に応じて、タロット・カードを使って、それぞれの問題点を整理するお手伝いをさせていただいている。

今回は、前半は、交流する時間を、そして後半は、2020年を振り返る、人間関係についての課題を知る、恋愛関係はどうか、といった個別の問題についての話し合う時間を作った。

過去に、読書会、タロット交流会・講習会(コミュニケーションを向上させるためのセミナー)を提供してきたが、

私が最も大事にしているのは、
「ありのままの自分を表現する場を提供すること」

そのために
空間を清掃し、風通しのいい状態を保つことも大事だが、
最も大切なのは、
「「心理的安全性」の高い場を整えること」
だ。

今年の本屋さんを覗くと、「心理的安全性」についての本が多く出版されており、国内でも注目度は上がっている。

この言葉が注目されたのは、Google社内で行われた調査がきっかけだった(「Google社内で生産性を高めるために必要な要素は何か?」(’The five keys to a successful Google team‘参照))

調査した結果、

チームの生産性を上げていくために以下の5つの要素が重要であることがわかった。
つまり
1)心理的安全性(Psychological Safety)(チームメンバーがリスクを取ることに対し、安全であると感じ、お互いに弱いところを曝け出すことができる)
2)相互信頼(Dependability)(チームメンバーに対し、時間内に仕上げ、仕事に対して高いクオリティを求める)
3)構造と明確さ(Structure and Clarity)(チームメンバーに役割、計画、目的が明確になっている)
4)仕事の意義(Meaning of Work)(チームメンバーにとって、個人的に仕事に意味を見出している)
5)仕事のインパクト(Impact of Work)(自分の仕事に意味があり、変化を生み出すと考えている)
この中で、最も大事だったのは「心理的安全性」で、他の4つの土台になるという。

参考に「心理的安全性」とは、「恐怖や不安を感じることなく、どんなにささいなことでも、自分の意見として人に伝えられる環境」という意味で使っている。

「心理的安全性」は、経営大学院(MBAコース)でも注目されており、長年心理的安全性について研究を進めている、Amy C. Edmondsonは、’The Fearless Organization: Creating Psychological Safety in the Workplace for Learning, Innovation and Growth’に詳しい。

そこには「心理的安全性」について、7つの質問を使うことで、評価できることを唱えている。

1)チーム内でミスをすると、反対・批判されるか?
2)チームの中で、問題や困難な課題を取り上げることができるか?
3)チーム内で、価値観が違うだけで、時々他人を否定することがあるか?
4)チーム内でリスクを取ることができるか?
5)チーム内で助けを求めるのは、難しいか?
6)チーム内で自分の仕事を意図的に陥れる行動をしている人はいないか?
7)チームの中で仕事をする時、自分のスキルと才能が尊重され、生かされていると感じている

2021年は「キャリア」と「食事・栄養」についてのセミナーを提供していく予定だ。

多くのセミナーは、先生が一方的に生徒に知識を伝えて、終わり。という形式が多い。

先生も自分が勉強した内容を伝えるのが、気持ちがいいというのが大きいと思うが、参加者の身になっているのかどうか、疑問に思ってしまう。

参加者が、
「知識をどのようにして身につけるのか?」
「実生活の中で、どのように知識を活かしたらいいのか?」
という視点を如何に取り入れるか?

特に、日本の教育機関(中・高・大学・大学院を含め)は、一方的に伝える内容が多いため、知識を鵜呑みにする傾向が強い。そのため、自分の意見を言おうと思っていても、偉い先生だから言えない、質問する雰囲気になっていない、という状況に置かれてしまう。

大事なのは、どのようにして、自分の考えをまとめ、意見として伝えていくのか、自分の判断軸を養うことのように思う。

実は、タロット交流会は、
「悩みを自分の言葉で整理すること」
を一人一人が身につき、タロットカードを使わなくても、悩みを解決できるようなマインドを作る目的で行っている。

今後、その延長として、
セミナーでも「心理的安全性」を担保しつつ、

如何にして
「得られた知識を自分のものにして、自分の意見を作り上げるのか?」
という視点で提供。

2021年1月から募集開始の予定だ。

もし、食事や栄養、そしてキャリアについて、理解を深めていきたい方、本質的な内容を学びたい方には、ぜひ、更新するブログの内容に注目していてください!

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