【Y#42】自己実現と瞑想
今まで瞑想について、様々なワークショップに参加してきた。
例えば、
2011年、クリパル・ジャパン〜Yoga of Lifeでの「瞑想の基礎」(【YogaコラムVol.2】参照)、2013年、Sarah Powersの陰ヨガワークショップ(【TarotコラムVol.9】参照)、2015年、大内雅弘さんのTaozen瞑想ワークショップ(【氣内蔵コラムVol.5】、【氣内蔵コラムVol.17】参照)、斎藤素子さんのプラーナーヤーマ連続講座(【YogaコラムVol.15】参照)等。
違う先生から学ぶというのは、その中で自分が腑に落ちるものを探していく上で大切だと思う。そして、自分なりの瞑想の方法を作っていく上で手助けとなったのは間違いない。
本格的に瞑想を始めたのは、2013年11月上旬のSarah Powersのワークショップ。
「心がリセットされるから是非、実践した方がいいよ」
といわれ、実践する気になり、生活に取り入れるようになった。わずか12分でいいというのが、続いた要因だと考えている(もちろん、完全に毎日実施したわけではないが)。
興味深いのは、瞑想を始めてから約1ヶ月後に突然人生の流れが変わってくる。
2013年12月末、ロルフィングを学ぶきっかけとなったリリーフ・スペースを主宰する伊藤彰典さんと出会い(【RolfingコラムVol.1】参照)、約4ヶ月後の2015年3月にはロルフィングの手技を海外で学ぶこと、仕事を辞めること、世界一周を実施することなどを決断していった。
その後、興味の赴くままに世界一周を実行。帰国後の2015年4月、個人事業主として活動していくこと、すぐにセッション・ルームが見つかったこと、屋号を決められたこと(屋号の経緯については【起業/独立コラムVol.10】参照)等、すべて順調に決まったかのように推移している。最近だと、今まで想像できなった自分と縁のなかった職種の人との出会いが多くなっている。予想ができないが、今後いい方向へ進みそうな予感がする。
2013年11月、瞑想を始める前には想像できなかったことだが、瞑想の実践が多かれ少なかれ影響を与えたのは確かだと思う。
瞑想と断捨離との関係については以前取り上げたことがある(【TarotコラムVol.9】参照)
モノの断捨離の場合には、歩んでいく道に散らかっているゴミを一つ一つ拾ってきれいにしていく作業。瞑想は、歩んでいく道の視界がよりクリアにする作業のように思う。両方を実践することで、散らかった道路がきれいになり、曇った視界から雲を少しずつ取り除かれ、晴れてくる。そのことで、やりたいと思ったこと、その先が見えてくるのだと思う。
その視点以外、瞑想には、実現したいことを手放すという効用もあると思う。
今までやりたいと思ったことはすべて紙やノートに書いている。そこには工夫が必要で「⚪︎⚪︎が実現している」という言葉で具体的に書くこと。
一度書いたら、その実現する願望を手放すことも大事だということを瞑想を通じて理解できるようになった。
なぜならば、願望というのは植物の種みたいなもので、その種を育てるためには、水や太陽を含め環境が必要で、それを無理やり自分の思うようにコントロールすると育たなくなるからだ。例えていうならば、その環境を整え、願望を一度手放すのに必要なのが瞑想といってもいい。
瞑想というのは日々実践していかないとわからないものだ。これからも実践の経験を大事に本コラムでも発信していきたい。