【B#120】第40回・読書会の開催の報告〜ジル・ボルト・テイラー著「奇跡の脳」
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はじめに
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2022年4月15日(金)、午後8時より40回目の読書会を開催した。
今回取り上げた課題本は、ジル・ボルト・テイラーの「奇跡の脳(My Stroke of Insight)」。
TED TALKで「ジル・ボルト・テイラーのパワフルな洞察の発作」でも取り上げられており、知っている人は多いと思う。
脳科学者が脳梗塞になり、左脳の機能(認知機能、言語機能)が失う経験をする。
その時に、脳の中はどうなってしまうのか?
博士号を持つ脳科学者が、記憶を頼りに、科学的に書かれている本として、2009年に発売された当初、原書で読み、感動した。
なぜ「奇跡の脳」を取り上げたのか?〜「ものの見方」を考えさせられる本
脳って
「あるがまま世界」を見る
のではなく、
「見たいように世界」を見る
と言われている。
ボー・ロッドの「脳は「ものの見方」で進化する」によると、
人間がモノを見る際、
「脳が見るための情報のうち、目から取り入れる情報は10%、残り90%は脳の別とところから入った情報を使う」
らしい。
しかも、五感全てにそれが当てはまる。
要は、
脳は、
「過去にうまくいってたことと照らし合わせて、無意識に「現実」を作り上げる」
別の言葉で言えば、
「人間が見たいように、ありのままに現実を見ない」
ということなのだ。
90%に相当するのが、「ものの見方」(別名「知覚」)であり、それこそが人間一人一人の独自性を発揮させることにつながっていく。
「ものの見方」は、脳の中で無意識に処理されるので、一人でその癖を気づくのが難しい。
私は、
「ロルフィング」を使って、「身体」から
「タロットカード」を使って、「視覚」「絵」から
「読書会」を使って、他人の視点・価値観から
「ものの見方」を広げていく(書き換えていく)ことで、その人の本来の生き方に気づくことを仕事にしているが、
これらのアプローチを取ると、驚くほど「ものの見方」に変化が出る。
「ものの見方」が失われると人間はどうなるのか?
という視点で「奇跡の脳」は見ることができると思う。
前回の第39回の読書会で、この本が話題になったので、タイミングだと思って、今回取り上げることになった。
読書会のテーマ〜自分の「ものの見方」「価値観」は何か?
そこで、今回の読書会のテーマは下記のように整理。
読書会の当日を迎えた。
(オンライン1名を含む)参加者5名とともに、食事を共にしながら、読書会へ。
「脳や五感について、自分はどう思うのか?」
「スピリチュアルについて、自分はどう思うのか?」
等
いつもの読書会のように「奇跡の脳」に書かれている本とは離れた質問を投げかけ、一人一人の「ものの見方」について聞いた。
実は、一頁一頁本に目を向けながら、話す場になっていないのだ。
なぜ、そうしていないかというと、
1)目の前の人よりも本の方を大事にしてしまう。
2)著者がどういった考え方をしているのか?その解釈が正しいのか?間違いなのか?
といった目線になってしまうからだ。
大事なのは
1)一人一人はどういった価値観・生き方・ものの見方をしているのか?
2)本を読んだ結果として、自分の「ものの見方」に変化があったのか?
だと思う。
日本の教育だと自分の意見を言うことを憚れる文化が強いと思っているので、
如何に、
「読書会の場を安全にし、一人一人が自分の考え方を表現できるか?」
そこが、他の読書会と違うところ。
今回で読書会は40回を迎えたが、このような場は、あまりないと思うので、毎回継続して平均5名の方にお越しいただいているのではないかと思っている。
まとめ
コロナ禍が明けて、今回も5名の方にご参加いただいたが、密度の濃い時間、すごく贅沢だった。
みなさん、お忙しい中、お越しいただきありがとうございました!
次回は、本田健翻訳「新訳・引き寄せの法則・エイブラハムとの対話」を取り上げる予定です!
第38回の読書会でも「引き寄せの法則」を取り上げたが、その時は旧訳。
コロナ禍によって世の中が変わった時代に翻訳された「引き寄せの法則」。
翻訳した言葉を含め、変化していると思うので、読書会のメンバーで「引き寄せの法則」について、
考え方を広めることができればと考えている。
又、来月の日曜日の昼開催の予定です!