【E#235】「味わうという生き方〜悔いのない人生を送るために」〜を拝聴して
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2021年11月4日(木)、ちよだプラットフォームスクウェアにて
Primary Club(プライマリークラブ)主催のイベント
「味わうという生き方〜悔いのない人生を送るために」に参加した(今回も会場だけではなく、ZOOMでも拝聴できる形になった)のでご報告させていただきます。
演者はサンマーク出版・チーフプロデューサーの斎藤りゅう哉さん(以下りゅう哉さん)。
プライマリークラブでりゅう哉さんがご登壇されるのが、今回で12回目になる。
過去4回参加。各回とも以下のコラムにまとめているので、ご興味があったらチェックください。
「「出逢いと気づき」~人生は何によって変わるか~を拝聴して」(2017年11月2日開催)
「「人生の贈り物を受け取る方法」〜願うこととゆだねること〜を拝聴して」(2018年11月1日開催)
「時代を創った著者たちから学ぶ「心がもたらす『現実創造』のプロセス」〜を拝聴して」(2019年11月7日開催)
「「受け入れることで、見えてくる」〜次のステップへ行く為に〜を拝聴して」(2020年11月5日開催)
りゅう哉さんがご自身の編集人生で出会った人たちと、本作りを行う過程で気づいたことを
1)ご自身の言葉で語ること
2)自己実現やスピリチュアルな内容を網羅していること
等、編集者の目線で、コンパクトにまとめていただけるので、
臨場感もあるし、ハッとさせられるし、気づきも多い。
主催したプライマリークラブは、3人の飲み会からスタート。
お互いに興味のあった講演会をシェアしていったら、
「講師を呼ぼう!」
という形で17年前にスタートした。
りゅう哉さんは、5年後にプライマリークラブに招かれ、
当初は出版、本やコンテンツのまとめ方を中心にお話をしたが、
徐々に話題が、過去に著者さんから学んだことのシェアへとシフトしていった。
人とコミュニケーションを取るのが苦手ということもあり、10代から「目に見えない世界」「スピリチュアル」の世界に興味を持ったそうだ。
サンマーク出版に入社してから27年目。
今まで、様々な著者さんとの出会いを通じて、ビジネスや経営者で有名になっている方は、目に見えない世界に精通していることが分かったらしい。
「スピリチュアルの生き方に精通すると、現実がより生きやすくなる」
をモットーに今回も、りゅう哉さんが扱った本(稲盛和夫さんの「生き方」等)を中心に
「味わうという生き方〜悔いのない人生を送るために」
をテーマに90分。
今回も様々な話題を紹介いただいたが、
「潜在意識を使う場合には、どのように扱ったらいいのか?」
が面白かったので紹介したい。
潜在意識を扱うためには、テレビやパソコンのように扱うといいという。
つまり、テレビの場合は、テレビ全体の仕組みを知るよりも、リモコンの操作の仕方を理解する、パソコンの場合には、プログラムの内部を知るのではなく、アプリの立ち上げ方、キーボードの打ち方など。
人間には、5%の顕在意識、95%の潜在意識があり、
「心の描いたものが実現する」
と如何に強く思っても、裏願望が
「いや、それは実現したくない」
と思ってしまうと、実現の方向に進まないという。
潜在意識を扱うためには、その性質を知ることが大事だと、りゅう哉さんは言う。
ポイントは6つある。
1)自他の区別がない
2)今しかない
3)思考でなく感覚である
4)本音しかない
5)押し付けると抵抗する
6)問いかけると答えを探す
1)のポイントは、言葉遣い。潜在意識は、主語を認識できないので、悪い言葉を使うと、そのまま自分に跳ね返ってしまう。如何にして「ありがとう」という言葉を使うか?
2)3)のポイントは、過去や未来ではなく、今に向けられていること。如何にして、その今を味わえるかどうか。村上春樹さんが、神宮球場で小説家になることがわかった、やイチローさんが小学校時代に書いた作文などの例を挙げつつ「一瞬でわかるという今の感覚」を紹介した。潜在意識というのは何らかの形で未来を知っているらしい。それが神の啓示で現れたりしたりするという。ここで、前々回登場した安藤美冬さんがこれに関連した体験のシェアをいただき、興味深く拝聴できた。
4)のポイントは、忖度や建前はなく、本音。潜在意識が何を求めているのか?だ。建前が如何に優れていても、本音がそうでないと実現しない。
5)のポイントは、繰り返して自分の潜在意識に入れていくこと。結果として、自分の言うことを徐々に聞かせることができるようになるという、インパクト、繰り返し、イメージすること、体感、寝る前、起きた時、等のキーワードを紹介していた。
6)のポイントは、潜在意識と仲良くなるためには、繰り返し問いかけること。今回、KDDIを立ち上げた千本倖生さんがゲストに登場して、最後にエピソードを紹介していただいた。NTT勤務時代に、電話代が高いのを憂いていたという。もう一つの電話会社を立ち上げる必要性をといていたところ、京都の商工会議所で稲盛和夫さんと出会う。そこでKDDIの前身となる会社を2名で立ち上げ8兆円の会社に育てる(NTTは10兆円)。繰り返し問いかけることで、潜在意識は「自動操縦」モードへ。その結果として、答えが出る。すごく、わかりやすく例を挙げていたので、腑に落ちた感がある。
いずれの場合に、大事なのは「味わうこと」
1)今ここを味わう
2)なりたい自分を味わう
3)ネガティブな感情を味わう
秘訣としては、未来と自分をピッタリとくっつけることも重要。
予祝を例に挙げていた。
潜在意識につながるというのは、宇宙の心につながることである。
心を通じて神につながる感覚があり、その繋がりのパイプを太くし、広げることで、ラッキーなことが起こって来る。
稲盛和夫さんは「真我」と表現しているし、インド哲学では「ヴェーダ哲学」の中心テーマが、宇宙の心だ。
あっという間の1時間半。味わう生き方は、私にとってもテーマの一つ。潜在意識を含め、考えるきっかけを与えてくれたが何よりも大きい。そしてりゅう哉さんの心温まる言葉一つ一つがすーっと心に響く感じだった。
今回も貴重な話をお聞かせいただきありがとうございました!!