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【W#76】旅の中間地点

2014年という、自分にとって激動の1年が過ぎ去ろうとしている。昨年の12月に、まさか2015年の正月をペルーのマチュ・ピチュ(予定)で過ごすとは夢にも思わなかった。
考えてみれば、昨年11月末、自分にとって衝撃的な出来事が起き、自分の生き方を振り返らざるを得ない状況となった。また、2003年、これまで10年携わった研究職から離れ、民間企業で医療系の仕事に関わるようになってから11年。製薬業界で様々な仕事に携わり、2014年6月に希少疾患の薬を新発売にこぎつけたことで仕事が一段落したと考えるようになる(【旅コラムVol.6】参照)。
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自分の生き方を振り返るきっかけとして、ある日(2013年12月23日)、ロルファーの伊藤彰典さんと出会う(【RolfingコラムVol.1】参照)。ボディワークの一種であるロルフィングを2014年3月までに10回のセッションを終了。自分の身体がみるみる変化していくことを体感(【RolfingコラムVol.2】参照)。特に、2008年より継続的に行っているヨガの練習に対していい影響を及ぼすことになる。また自分自身、昔から心理学に興味がありCTIコーチングやNLP、タロット等を学んでいるが、ロルフィングは身体と心を結びつける強力なツールになると感じたことから、ロルフィングについていつか深く学ぼうと考えるようになっていった。
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実は過去に、心理学の勉強の一環として2008年、CTIコーチングの応用コースを受講している。勉強の過程で出会ったのが石川徳仁さん。今年の世界一周の際にもマレーシアで再会することができたが(【旅コラムVol.33】参照)、石川さんを通じて横畠文美さんとも出会う。ご夫婦で海外に住むながら、各地を巡り世界一周を成し遂げたという話を通じて、新しい旅の形を知ることになる(【旅コラムVol.5】参照)。最近、ソーラーパワーの会社を起業され、ご自身も世界一周された目崎雅昭さんとの出会いや地球探険隊の中村伸一隊長を通じて、世界一周の旅の素晴らしさを実感(【旅コラムVol.3】参照)。そのことから、私もいつか世界一周をしたいと思うように(【旅コラムVol.7】参照)。
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驚くべきことに、石川さんを通じて同時期にアバンギャルド茶会の近藤俊太郎さんとも出会う(「九谷焼の絵付けワークショップへの参加」参照。あまり興味がなかった日本文化について考えるきっかけを作って頂けた。更にその行動力や「やりたいことを純粋にやる」という姿勢を学べたと思う。
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これらの出来事が全てが繋がったのでしょう。2014年7月末より5ヶ月にわたるドイツ・ミュンヘンでのロルフィングの勉強を含む9〜10ヶ月にわたる世界一周を始めることになった(【旅コラムVol.8】参照)。
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2014年12月20日の時点で17ヶ国(ドイツ、チェコ、オーストリア、ハンガリー、モンゴル、中国、フィリピン、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシア、トルコ、ポーランド、英国、アルゼンチン、チリ、ボリビア)を訪れたことになる。
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節約に勤しむ国(ドイツ)、通貨の信用をなくした国(アルゼンチン)、その日、その日をENJOYする国(南米諸国)、ぎりぎりの生活を送っている国(ボリビア)、お金を使うことにエネルギーを注ぎ込む国(中国)、外国から積極的に企業を誘致する国(マレーシア)、経済の発展途上の国(ベトナム、タイ等)等。
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限られた期間だったが、現地に住む人との出会いや、各国を訪れることで感じた事は、生き方の価値観には多様性があるということ(【旅コラムVol.49】参照)。外から日本を見ると、日本という国が息苦しくなっているのを感じる。今後人口減で、ますます経済発展が見込まれないにもかかわらず、多様な考え方を受け入れず、内向きとなり、経済発展という単一の考え方を叫ぶ姿がみえるからだ。経済発展がほぼ終焉しているにもかかわらず、無形の財産である文化を発信する英国の姿をみるにつれ、日本が今後どのように生きるのか?については外国を訪れることで、生きるヒントはたくさんあるように思える。それにもかかわらず、日本人は年間5人に1人が海外を訪れる一方で、ドイツ人は1人に1人の計算になる。
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2014年の前半は仕事。後半は旅とロルフィングの勉強という全く対照的な時間を過ごした。改めて感じることとして、人生というのは時間が有限であるということ。これからも人生において大切なことは何か?見失わないでいたい。
Center of Attention
2014年末の時点で仕事が全く決まっていない上、世界一周も途中だ。2015年、どのような年になるか全く分からないが、実体験を大事に、多様な考え方をもつ人との出会いを大切にしたいと思っている。そして1日1日を大切にしていきたいと思う。

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