【N#67】腸内環境の除菌(4)〜ダイオフ(痒み、brain fog)への対処はうまく行っているのか?+食事(グルテンフリー、カゼインフリー)をどう工夫しているか?
こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
2020年10月から、「分子栄養学」のアプローチから「アトピー性皮膚炎」の治療をナチュラルアートクリニックの院長の御川安仁(みかわやすひと)先生(以下御川先生)の下で行っている。
治療は4段階で進んでいく。
1)細胞の発電所と呼ばれるミトコンドリアが働けるように、関係する回路(TCA回路、電子伝達系)を回していく(約2ヶ月間)
2)腸内環境を整える(1):腸内細菌(プロバイオテイックス、酪酸菌、乳酸菌、ビフィズス菌)を補い、腸内壁を整えるL-グルタミンを取り入れる(約3ヶ月間)
3)腸内環境を整える(2):腸内細菌の中で有害と言われている、真菌(カンジダ)や細菌(クロストリジウム)を抗真菌薬とハーブ(抗菌薬)で除菌する(約3〜6ヶ月間)
4)重金属除去:水銀、カドニウム等の重金属を身体から除く作業(約3ヶ月間)
詳しくは、下のリンクから順番に、チェックいただければと思う。
現在「腸内環境の除菌」を行っていて、
先日の6回目(2021年5月11日)に、
「ダイオフ症状についてどのように対処したらいいのか?」
について、御川先生からアドバイスをいただいた。
ダイオフとは、腸内に悪玉菌と呼ばれるカンジダ菌(真菌の一つ)が一気に死滅。
Herx(Jarisch-Herxheimerの略)反応が起き、カンジダ菌から有害な重金属や毒素を放出されることで起こる。
私自身、除菌サプリを取り入れてから最初の3日間、「Brain fog(脳が霧のように感じる)」が起き「皮膚のかゆみ」も増したので、一時、治療を中断せざるを得なくなった。
御川先生によると、重金属だけではなく、アルコールや二日酔いの原因となるアセトアルデヒドが放出されている可能性があるとのこと。
興味深いことに、アルコールを解毒するドクターズ・サプリメント(株式会社ロータスライト社のレンザイム)がある。
前回のブログでは、サプリメントを紹介したが、実際に試してみると、
「効果がてきめん!」
Brain fogの症状がおさまった。
ところで、6回目の診療の前に、顔の症状が悪化しているので、渋谷駅から徒歩圏内のクリニックで皮膚科専門医からステロイドではない薬剤(Jakキナーゼ阻害薬)を紹介・処方いただいた。
「デルゴシチニブ」(商品名コレクチム軟膏0.5%)(2020年1月23日承認)と呼ばれる薬だったが、効果がよく、一気に症状が軽減してきた。
さて、アレルギー症状の大元の「皮膚のかゆみ」の方だが、
抗ヒスタミン薬が効果がありそうなので、細胞の中にあるメチレーション回路を回っていない可能性が高い(ヒスタミンを分解させることができる)。
この回路が回っていない時に、解毒に使われるグルタチオンも作られないとのこと。
6回目の診察の際、
ビタミンB12を1000マイクログラム、ビタミンC(抗ヒスタミン効果)、アスタリールを取ることを勧められ、摂取することになった。
ただし、
「皮膚のかゆみ」が少し残っているのと、解毒によって肝臓に大きな負担をかけている可能性もあり、
5月18日(火)から週1回、ビタミンC 4gとグルタチオン入りの注射をナチュラルアートクリニックで受けることになった。
抗酸化作用の検査もおもわしくなかったので、いい機会。
1ヶ月継続して、どうなっていくのか?経過観察していきたい。
「腸内環境の除菌」の段階に入ると、グルテンフリー、カゼインフリー、麹フリー、砂糖フリーの食事を行う必要がある。
パン、ラーメン、うどん、パスタ、チーズ、バター、ヨーグルトを含め、ダメなものが多くなるので、どう食事を選んだらいいのか?一時、迷った。
現在は、焼き魚、肉、卵と米を中心(納豆は控えている)として日本食とグルテンフリー・カレーが中心。
1)そばやうどんが食べたい場合には、
十割そば、米粉そうめん
2)ヨーグルトを取りたいときは「豆乳グルト」
3)甘いものを取りたいと思う場合には、
砂糖フリーのチョコ、さつまいも、キウイフルーツ、パイナップル、
等。
そしてAmazonでは、グルテンフリーの「小麦を使わない・丸大豆しょうゆ」も扱っていて、我が家で活用中だ。
このように工夫次第では、各種フリーの食事は可能だ。そして、私自身、咳き込むことが少なかった。
サプリメントが効果を発揮するためには、食事をとることが大事なので、妻の亜希子からのサポートをいただきつつ、
引き続き前に進めればと考えている。
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過去の取り組みについては、下記の記事をチェックしてください!
「御川先生の診察と血液検査〜アレルギー性皮膚炎の治療の再開」(1回目の診察)
「分子整合栄養医学って何であり、どのように発展してきたのか?〜歴史からみる」
「血液検査から何がわかるのか?〜腸内細菌の環境、蛋白質・脂質がどのように身体内で利用されているのか?神経伝達物質はどうか?を含め」(2回目の診察)
「細胞のエネルギー代謝の働きを高めるステップ1から、次の腸内環境を整えるステップ2へ」(3回目の診察)
「腸内環境を整えるステップへ〜リーキーガット症候群とは何か?〜何に取り組んでいるのか?」(3回目の診察から1週間後)
「「水素点滴」の治療を受ける〜アトピー性皮膚炎治療の一環として〜BAPとdROMsテストで検証」(水素点滴を5回受ける)
「「水素点滴」の治療を受け終えて〜BAPとdROMsテスト検査と今後の方向について」
「サプリメント+ステロイドとの併用〜必要ならば西洋の薬を使うことが大事」(4回目の診察)
「腸内環境の除菌(1)〜食事制限と抗真菌サプリメントを使った治療へ」(5回目の診察)
「腸内環境の除菌(2)〜真菌と細菌の違い+ダイオフとは何か?」(5回目の診察から2週間後)
「腸内細菌の除菌(3)〜ダイオフ症状(アルコール、重金属、メチレーション回路)について」(6回目の診察)