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【J#57】秩父三社(3)〜宝登山神社+奥宮と秩父神社を参拝して。

2018年9月8日(土)、秩父三社(三峯神社宝登山(ほどさん)神社秩父神社)へ。
最初に三峯神社と奥宮へ参拝。その模様については「三峯神社へのアクセスと境内を散策して」「三峯神社・奥宮へ参拝して」に書いた。


奥宮への参拝を終えて、午後2時半に駐車場に戻ってきた。

次に向かった先は、宝登山神社。山道を運転すること約1時間、長瀞(ながとろ)駅に到着。
徒歩圏内に大きな白い鳥居が現れる。

くくって直進。宝登山神社に到着した。


宝登山神社・神社紹介」によると、第12代景行天皇の皇子日本武尊が東国平定後、秩父入りし、その山容に魅了。ミソギを済ませ山頂へと向かおうとしたところ、突然の山火事。どうしようと思ったところ、山犬たちが出現し、すぐに火を消し止め、一行を頂上まで案内するや否や、山犬たちは姿を隠してしまったそうだ。この不思議な出来事に日本武尊は、山の神が御眷属の大口真神たる山犬をお遣いになったとkなじ、山頂に神籬を設え、第一代神武天皇・山の神の大山祇神・火の神火産霊神を祀って、山の名を「火を止める山」と表した。そこから、「火止山=ほどさん」と定めた。

ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで星一つの評価が得られており、海外の観光客にも人気があるらしい。


平安時代の弘仁年中(810~824年)に、ホド(火止)山頂が金色に輝き、宝珠が光り輝き山上に飛翔したと伝えられていた。そこから、宝が登る山という名前で「宝登山」に改まった。


宝登山神社にも奥宮があり、宝登山(標高497.1m)の山頂にある。参考に、宝登山は、宝登山ロープウェイ(山頂まで往復券820円/人)又は登山(所要時間:約1時間)で向かうことができる(車では不可)。

秩父神社に立ち寄りたいと思ったので、迷わずに宝登山ロープウェイへ。
15分おきに発着しているので、午後4時15分発のロープウェイに乗車した。


5分で山頂に到着。

標識に従って、奥宮へ向かう。


三峯神社でみた狛犬と同じでこちらも狼。個人的には、三峯神社よりも、表情が豊かで格好がいい。


三峰神社はみそぎをするという雰囲気を感じたが、こちらは、身体を整えるというイメージがぴったりの奥宮。景行天皇の皇子日本武尊が神霊を祀ったという、宝登山山頂の地に鎮座しているだけあって、パワースポットとして、雰囲気を感じることができた。

そして、午後5時に秩父神社に向けて出発。20分で到着した。

秩父神社のホームページ(ご祭神・由緒)によると、崇神天皇の時代に知知夫国の初代国造に任命された知知夫(ちちぶ)彦命が、祖神をお祀りしたことに始まるとのこと。武蔵国成立以前より栄えた知知夫(ちちぶ)国の総鎮守として現在に至っているという。

境内の御本殿は、1592年に建立されたが、色鮮やかな彫刻(動物たち)が面白く、日本文化の一端に触れた感じがする。


社殿正面の左側に左甚五郎作の「子宝・子育ての虎」がある。右側の小さい虎が子供。左が母親。虎なのに母親がヒョウ柄になっているのが面白い。理由として、「子育ての大切さを左甚五郎が彫刻に込めて表現したから」と言われているらしい。

つなぎの龍の彫刻は、東北方向に位置しており、秩父神社の鬼門を守るために作られたそうだ。

他にも、写真に収められなかったが、お元気三猿の彫刻があり、「よく見て・よく聞いて・よく話す」という3つを表現されている。このように秩父神社はアートとして楽しむこともできる。
山の中ではなく、市街地のそばにあるのにも関わらず、非常に静かな雰囲気の神社。西武秩父駅からも近いので、アクセスしやすいと思う。
駆け足で、秩父三社を紹介した。一番印象に残ったのは、三峯神社の奥宮(「三峯神社・奥宮へ参拝して」参照)。歩き甲斐があり、自然や日本文化にの一端を触れることができて本当に良かった。長瀞の川下りや三峯神社の近くにある滝等。まだ見ていない場所は多数。秩父へはもう一度訪れたいと思う、旅だった。

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