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【J#52】熊野と伊勢神宮(5)〜伊勢神宮参拝:日本文化に触れる旅になった。

2018年8月20日(月)、熊野と伊勢神宮を巡る3泊4日の旅を終え、無事東京に戻ってきた。

今回は、新婚旅行を兼ねての旅で、途中から2名のゲストが合流するという、非常に贅沢な旅だった。

1日目は、羽田から南紀白浜へ移動。和歌山県側の熊野を散策。熊野古道(紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち))、熊野本宮大社大斎原熊野速玉大社神倉神社を巡り、湯ノ峰温泉のくらやで宿泊(「熊野古道、大斎原、神倉神社を巡ることで心身がリセットされた」参照)。


2日目は、熊野那智大社那智の滝に行き、熊野市駅からドイツ・フランクフルト滞在中で日本に一時帰国中の鎌田孝美さんと合流。三重県側の熊野を散策。花の窟(いわや)神社獅子岩大馬神社丹倉(あかくら)神社大丹倉(おおにくら)雨滝と巡り、熊野市内の熊野の宿海ひかりで宿泊した(「那智の滝、獅子岩、大馬神社で熊野のすごさを感じる」「大丹倉エリア(大丹倉・丹倉神社・雨滝)を訪れて」参照)。


3日目は、神内神社産田神社まないたさまを訪れた後、徐々に北上。石神神社、飛鳥神社を巡ったのち(「熊野付近の神社散策:自然を触れる旅になった」参照)、尾鷲神社と伊勢神宮の別宮の一つ瀧原宮を経由して、伊勢市内へ移動。伊勢市からは三重県津市に住むロルファーの川口美貴さんと合流。コンフォートホテル伊勢で宿泊した。


4日目は、伊勢神宮の外宮(げくう)と内宮(ないくう)の早朝参拝(午前5時出発)を経て、おかげ横丁でまったり。午後5時に東京に戻るため近鉄・新幹線を利用した。
今回は、3日目の尾鷲神社から4日目の伊勢神宮の参拝の模様について紹介したい。
熊野から伊勢へ移動するのに高速を使わないと2時間ほどかかる。そこで、寄り道をしながら北上するプランを採用。尾鷲と瀧原宮を経由していった。

尾鷲で給油して尾鷲神社へ。巨大な楠が神社内にあり、縁結び、夫婦和合、子授かりの神としても有名。結婚したばかりというのもあるが、今後仕事もうまく行きますように、感謝の気持ちを持って願った。

熊野の神社を廻った時もそうだが、私の祈り方は、
「今まで助けていただきありがとうございます」
を基本としている。感謝の気持ちを伝えると、波動が上がり、願いが叶う状態になる。
今回訪れた熊野の神社を覗くと、人の手が入ってない状態で、あるがままの状態で自然が残っている感覚がある。その中に入ると、自然の声を聞くことができるので、自然によりパワーが充電されるような感覚になる。
その結果、
「自分が生かされているのだ」
という感謝の気持ちが芽生えてくる。
そのようなことを体感した。
さて、奥伊勢の瀧原宮からはいよいよ、伊勢に入る。

直感的に訪れようと決めた場所だったが、伊勢神宮入りする前にふさわしい場所だったとおもう。

何と言っても自然があるがままの状態になっていた熊野とは違い、一つ一つの木が直線上に伸び、秩序立った自然を感じたからだ。

伊勢神宮は西暦690年から別宮を含め、20年に一度定期的に建て替えられる(定年遷宮)。そのため、人の手によって、整えられていることを感じる。脈々と受け継がれる伝統の力を感じ、こちらまで襟を正されるような、緊張感が伝わってくる。



熊野では自由を感じていたが、ここでは地に足についた秩序感を感じることができて、熊野から伊勢に移って、人間界の自然という感覚になった。そういった意味で、瀧原宮を見てから伊勢入りできたのは幸運だったと思う。


その後、午後6時半に伊勢市入り。伊勢市駅前の宿泊先のコンフォートホテル伊勢に到着した。そこで、ロルファーの川口美貴さんと合流。川口さんは三重県在住の方なので、ありがたいことに伊勢のお参りの仕方について色々と教えていただくことができた。
翌日、早朝参拝のため、午前4時半起床、午前5時、ホテルを出る。


伊勢市駅から外宮(げくう)へ通り道(表参道)があり、まっすぐに進むと外宮に到着。


午前5時半頃に参拝。午後7時頃までの1時間半。
時間をかけてお参りをしたのだが、今まで訪れた全ての神社とは違う印象を受けた。定年遷宮をしていることもあり、人と神が調和している感じがして、日本の文化に対して、ここまで歴史を積み重ねてこのような神社を維持してきたことへの感謝の気持ちが芽生えてきた。すごいと思ったのは、定年遷宮をするため、空白の地があり、そこはシンプルな構造になっているということと、御神体が石であるということ。通りかかった人が伊勢神宮を毎日拝んでいる方で話しかけられたので、色々と聞くと、日本の伝統はまるで今まで私が世界一周で感じていたどの文化とは違うものを感じた。

ホテルで朝食をとり、川口さんと合流。午後9時頃、レンタカーを返却し、バスで移動すること20分。内宮へ到着。

鳥居をくくり、前に進んでいくと、外宮とは違い非常にリラックスした感じで参拝することができた。



ここでは、自分と向き合っている人や日頃から物事に対して感謝している人に対して、暖かい気持ちで見守るという印象を受けた。

正宮を参拝した後、直感的に「今回の旅の参拝は全て終わった!」と感じ、わずか30分の滞在時間で、神棚とお札を購入し、おかげ横丁へ。そこで、ゆっくりしながら旅を振り返った。



個人的には赤福のかき氷が美味しかったが、人の賑わいもあり、この旅で初めて観光地に来た感じがあった。
全ての日程を終えて、東京へ向けて出発したのが、午後5時頃。
3泊4日のゆったりとした旅をエンジョイし、改めて日本の文化の懐の深さを感じる旅になった。しばらく今年は、神社巡りに勤しんで行きたいと思っているので、本コラムでも行った場所は取り上げたいと思う。
最後にこの旅を企画するにあたってお世話になった田中なおこさん、同行いただいた鎌田孝美さん、川口美貴さん、そして最初から最後まで車の運転でサポートいただいた妻の亜希子に感謝したい。

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