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【J#50】熊野と伊勢神宮(3)〜大丹倉エリア(大丹倉・丹倉神社・雨滝)を訪れて

熊野滞在も3日目が終わり、残り1日となった。本コラムでは2日目の前半までまとめた。
少し振り返ると、
1日目は熊野本宮大社熊野速玉大社を(「熊野古道、大斎原、神倉神社を巡ることで心身がリセットされた」参照)、2日目は熊野那智大社那智の滝をそれぞれ訪れたことになる(「那智の滝、獅子岩、大馬神社で熊野のすごさを感じる」参照)。



2日目の午後からは、ドイツ・フランクフルト滞在で日本帰国中の鎌田孝美さんと合流。伊勢神宮まで一緒に夫婦含めメンバーが3人へいく形をとった。
まずは、2日目。
花の窟(いわや)神社獅子岩大馬神社丹倉(あかくら)神社大丹倉(おおにくら)雨滝の6箇所を駆け足で訪れた。


獅子岩と大馬神社については前回書いたので(「那智の滝、獅子岩、大馬神社で熊野のすごさを感じる」参照)、今回は、大丹倉・丹倉神社と雨滝について書きたい。
大丹倉・丹倉神社は、熊野に詳しい知人から「是非とも行った方がいい!」と言われ、強く勧められた。
そこで、色々とホームページや書籍で情報収集に当たってみた。
原水音さんの「聖地をたどる旅〜熊野」によると、大丹倉は古代から修験道として盛んで修験者たちの聖地として知られているという。

何と300メートルの断崖絶壁。火山のマグマからできた火山岩の一つ流紋岩から出来ているという。大丹倉の丹という文字は「赤い」という意味があり、古くは水銀の産地として知られ、そこから名前がついたらしいが、流紋岩に含まれる鉄分が風化・酸化することで岩肌が赤くなることからつけられたという説もある。

もちろんパワースポットの一つなので、ぜひ行きたいということで、大馬神社の後の旅程に入れた。
大馬神社の後に直接大丹倉へ車で移動。途中県道を経由して林道へ。

大馬神社と同じように途中から車一台分しか通らない狭い道路を走った。



40分車で走ったところに丹倉神社の小さな看板が出てきた。

鳥居を通ると何と石段が!

今まで訪れた神社と全く違って、石段を降って行く神社だった。


石段を降りると、巨岩を祀った神社で、祭祀をしていたんだろう、ということがよくわかる場所でもあった。ここでは、古代から続く自然信仰の祭祀場として知られているらしい。

しかし、観光客があまりきていないことを感じ、お掃除が必要な雰囲気を感じたので、3人で一緒になって掃除をすることにした。場が整ったのか、その後、空気の流れが一変。だいぶいい状態になったような気がした。
その後、さらに車で走ること15分。大丹倉の看板が、林道の行き止まりのところにあった。



大丹倉(徒歩5分)以外に表丹倉(徒歩25分)の2箇所ある。
断崖絶壁のある方は大丹倉の方。


細い道を歩くこと5分。
巨岩=流紋岩が目の前に現れた。非常にパワーがある石で、リフレッシュされるような感じだった。

他にもここで祀っている祭神も。


大丹倉から山々を見ることができ、絶景だった。

さて、反対側の表丹倉は、徒歩25分と書いてあるが、実際は40分ほど。大丹倉とは、対照的に標識が必ずしもわかりやすい場所に立っていない訳ではない(手作りで標識が作られている為)ので、迷子になる可能性もある。



現に、途中で迷ってしまい、登ると表倉の標高が書かれた小さな標識が出てきた。ここもパワーを感じることができたが、違うと思い気を取り直すことに。

その後、一旦降って、探すこと10分。ようやく目立たない大丹倉の標識が出てきた。

ここは、表丹倉山頂部で三重県の中でも絶景スポットとして知られているらしく、本当に素晴らしい景色だった。

その後、2日目、最後に訪れたのが雨滝。


一度熊野市内に向けて林道を移動し、途中2つに分かれる道に戻ると、国道52号線に出る。そこで、車で5分移動。
小さな標識で「雨滝」を発見!

階段を登る場所と降る場所がある。


階段を下ると、勢いのある滝を見ることができた。


心身ともに清められ、滝の音と水の流れ、森林に囲まれているのがとてもよく、何でここに観光客がいないんだろう。とここを独占できた喜びに浸っていた。
最後に、熊野市内のホテルに移動、熊野市内の熊野の宿海ひかりで宿泊した。
3日目(2018年8月19日(日))は、熊野市内と伊勢市への移動。神内神社産田神社まないたさま石神神社、飛鳥神社、尾鷲神社、瀧原宮を訪れた。また詳しくは本コラムにて書く予定だ。

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