【W#108】世界一周から学ぶ(6)〜世界一周券(1)
2014年9月1日〜2015年1月22日の移動は、世界一周券を使った。
世界一周券というのは、何枚も束になった区間数一式の航空券のことをいい、世界一周の定義は、
「太平洋と大西洋を各1回のみわたり出発地に戻ること」
例えば、私の場合は、東京からアジア大陸(モンゴル、上海、バンコク、イスタンブール)、ヨーロッパ大陸(ミュンヘン、ロンドン、フランクフルト)を移動。
大西洋を渡ってアメリカ大陸(ブエノスアイレス、リマ、ロサンゼルス)へ。太平洋はハワイを経由して東京に戻ってきた。
出発から帰国までA4一枚のe-ticketに印字されている。それを毎回出発する際にAirportで示す。 特徴として、途中の区間を勝手に放棄できないということ。もし変更が必要ならばルート変更の手続きを行う(以下が当時使っていたeticket)
基本ルートの設定からe-ticketの発行まで世界一周堂社に依頼した。
世界一周券については、Star Alliance、One World、Sky Teamの3つのグループからなっている。日本の航空会社からみれば、ANAはStar Alliance、JALはOne Worldに該当する。それぞれの強みとして、Star Allianceはヨーロッパ路線、One Worldはアフリカ、南米路線が強い。私が選択したのは、ヨーロッパ路線の利用率が高いということを勘案しANA系列のStar Alliance。
航空会社として最終的に利用した航空会社は下記の5つ。
China Air(成田→北京、北京⇄ウランバトール、北京→上海)
Thai Airlines(上海→バンコク)
Turkish Airlines(バンコク→イスタンブール)
Lufthansa Airlines(イスタンブール→ミュンヘン、ミュンヘン→ロンドン、ロンドン→フランクフルト→ブエノスアイレス)
United Airlines(リマ→ヒューストン、ヒューストン→ロサンゼルス、ロサンゼルス→ホノルル、ホノルル→成田)
チケットの有効期間は1年間。Star Allianceには使用可能最低日数というのがあり、日本出国便の出発日から帰国便の出発日までに10日以上必要。なお、One Worldにはそういった制限がない。
料金については、シーズン、週末などによる料金の違いはなく、1年間同一料金となっている。ちなみにエコノミークラスとビジネスクラスよりなっており、Star Allianceのホームページより詳細を確認することができる。
STAR1 (29,000マイル以内) |
STAR2 (34,000マイル以内) |
STAR3 (39,000マイル以内) |
|
---|---|---|---|
エコノミークラス | 347,800円 | 408,900円 | 478,700円 |
ビジネスクラス | 676,900円 | 793,900円 | 934,500円 |
ファーストクラス | 1,099,500円 | 1,305,100円 | 1,466,100円 |
ビジネスクラスでも1,000,000円以内に抑えることができることから意外と費用がかからないことがわかる。ちなみに私の場合に、ビジネスクラスを選んだことでかかった初期費用は合計で1,047,300円(選択区間は16区間/38341マイル、918,900円+諸税・燃油を含む)で済んだ。
次に旅の途中で手配した航空券や世界一周券の区間変更について書きたいと思う。