1. HOME
  2. ブログ
  3. ブログ/全ての記事
  4. コラム
  5. 西洋医学
  6. オーソモレキュラー/栄養学
  7. 【N#58】美味しくて体も喜ぶ肴〜いつまでも若々しく健康でいるためのスーパーフード活用術〜拝聴して感じたこと

BLOG

ブログ

オーソモレキュラー/栄養学 コラム ブログ/全ての記事 西洋医学

【N#58】美味しくて体も喜ぶ肴〜いつまでも若々しく健康でいるためのスーパーフード活用術〜拝聴して感じたこと

2020年11月14日(土)、知人のLottieさん(スーパーフードエキスパート、ホリスティックヘルスコーチ)による「美味しくて体も喜ぶ酒の肴 〜いつまでも若々しく健康でいるためのスーパーフード活用法」が行われたので、開催地のKONTACTO EAST STUDIOへ伺った。

2014年7月まで在籍した製薬会社の元同僚として知り合う。7月に退職後、世界一周中、ロルフィング・セッションを提供している頃から、時々Facebookを含め、情報のやりとりをさせていただいている。

Lottieさんの凄いところは、会社役員として企業に勤めながら、アスリートとしてスカッシュの大会へ出場しながら、ヘルスコーチとしての活動を行っている。それだけでも凄いのに、マクロビオティック、ローフード、スーパーフードを含めた栄養に関する知識も豊富で、今でも様々なことを学ばれている、凄い方だと思う。
Lottieさんは、健康情報をHPに発信しているので、もしご興味があったら、チェックしてみてください(「Hollistic Health Coach Blog」参照)。
是非、たまたま先月、Lottieさんから声をかけていただき、今回受講することができた。

今回のテーマは、老化と睡眠。
「老化とは何か?」と「睡眠」との関係を説明しつつ、セミナーが始まり、睡眠と老化の深い関係を知るいい機会になった。
人生の30%は睡眠に費やされているそうだが、しっかりと寝ないと
1)心臓病
2)高血圧
3)肥満
4)生産性
5)医療経済への負担
などの影響があるという。

健康に大きな影響を与える睡眠。最近の科学で色々なことがわかってきた。
例えば、睡眠は脳内の記憶の整理をする、脳にたまった毒素を処理すること等
そして、成長とともに、睡眠がどれだけ必要なのか?についてもわかってきた。

Lottieさんの「「睡眠不足 思わぬ心身の不調となって自分に返ってくるものです」の話」に詳しく書いてあるが、

ライフステージに応じて、睡眠時間が変化。
例えば、

・新生児は、14時間から17時間

・1歳から2歳は、11時間から12時間

・3歳から5歳は、10時間から13時間

・6歳から13歳は、9時間から11時間

・14歳から17歳は、8時間から10時間

になっているという。

成人については、7時間の睡眠が必要と考えられているそうだ。

人間の睡眠については、朝起きると目覚め、夜眠りに落ちる、という体内リズムが知られているが、最近、眠りを促すSLEEP DRIVEの考え方も知られるようになってきた。

英国の睡眠学者・睡眠コンサルタントであるマシュー・ウォーカーが書いた「睡眠こそ最強の解決策(Why We Sleep)」には、SLEEP DRIVE(「睡眠圧」とも呼ばれている)について詳しく書かれている。
起きている時に、徐々に「アデノシン」と呼ばれる化学物質が作られ続ける。面白いのは、この物質が増えていくと、眠りたいという欲求が高まる。この現象のことを「睡眠圧」と呼ばれ、アデノシンにより、脳の覚醒に関わる場所の活動を抑制し、睡眠に関われる場所を活発にしていく。
起床後、14〜15時間で「睡眠圧」が最も強くなり、最終的に眠りにつく。余談になるが、アデノシンから出る睡眠信号を消し、眠気を覚ます物質がある。それはカフェイン。お茶やコーヒーに含まれるカフェインはなぜ眠りを浅くするのか?の原因を探っていくと、意外なところにたどり着く。
さて、Lottieさんは、後半に呼吸法を紹介。
4-7-8の呼吸法が睡眠導入にいいことを紹介した。4カウントで息を吸って、7カウントで息を止める、8カウントで息を吐くことを4回〜8回繰り返すもの。又、緊張緩和のためには、4-4の呼吸法も役立つことも紹介されており、面白かった。
セミナーの内容から少し離れるが、この時に思い出したのは、「呼吸法」についてだった(「鼻呼吸からのアプローチ〜アレルギー症状がどう変化していくのか?呼吸からのアプローチ」参照)。

パトリック・マキューンの「トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法」の本は、「呼吸法」について分かりやすく書いており、口呼吸を行う弊害について繰り返し、繰り返し強調している。
例えば、
・子供は猫背になりやすく、気管が弱くなる
・脱水症状になりやすい
・口の中が乾いていると口の中が酸性になりやすい、歯や歯茎の病気になりやすい、口臭の原因になる
・睡眠障害の原因になる
等。
そして、鼻呼吸の効用として、
・鼻呼吸は口呼吸に比べ、呼吸の抵抗が50%大きくなることで、呼吸量がへる、体内に取り込める酸素の量が20%増える
・空気が温まり、湿度が上がる(外で6℃だった空気が、喉の奥に達するまでの30℃に上昇。最終的に肺に達する頃に体温と同じ37℃になる)
・空気中のバクテリアや細菌が除去される
・鼻は一酸化窒素の宝庫であり、健康維持に欠かせない。
があるという。

「実際、口呼吸は、睡眠にどう影響するのか?」
口にサージカルテープを縦に貼って、睡眠中に、口呼吸から鼻呼吸にするといいアドバイスが書いてあったので、実践。
3ヶ月近く実践しているが、眠りが深まっており、喉の痛みもほとんどなくなった。更に、息を止めることも長くできるようになり、呼吸法も行いやすくなった。


さて、Lottieさんのセミナーの最後にスーパーフードが入った食事が提供された。参加者と共に、歓談。美味しい食事とともに情報交換ができた。
Lottieさんのセミナーは、座学の時間をできるだけ短く、医学的な事実にもどついてスライドがまとまっていて、よかった。その上、プレゼン資料の文字数も少なく、集中して拝聴できた。私も、今後セミナーを開催する際に、どのように伝えたらいいのか?ヒントが満載で学ぶことが多かった。
このような会に参加するご縁をいただいたLottieさん、そして開催したKONTACTO EAST STUDIOさんには感謝を申し上げたい。

関連記事

【N#61】「水素点滴」の治療を受け終えて〜BAPとdR...

【N#46】「栄養と酵素について」(4回目)〜アルコール...

【N#135】基礎講座(第1回)を開催〜脳科学の理解は栄...

【N#24】『自分の肌どれくらい知っている?スキンケアの...

【N#150】「デュピクセント」⑥〜全投与終了〜今後、脂...

【N#72】ビタミン(サプリ)の効果の検証〜7ヶ月(20...