【W#164】パリ(1)〜国境審査と入国
2016年9月1日。LondonのSt. Pancras International駅からEurostarに乗り、フランスのParisに向かった。
2005年5月に訪れた以来だったので、約10年ぶりのフランス。前回フランスを訪れた時は、南フランスを中心にニース、エズ、カンヌ、モナコ、マルセイユを経てTGVでマルセイユからパリへ入った。
早朝(午前6時近く)に宿泊先からSt. Pancras International駅に移動。Eurostarの改札口へ。Eurostar改札口は英語とフランス語の2言語が書かれており、Heathrowや他の空港では英語のみということも考えると、興味深かった。e-ticketに記載されたバーコードをスキャンすると改札を通ることができるが、その先に、鉄道での移動なのに!荷物チェックがあり、英国の国境審査、フランスの国境審査と続く。
興味深いことにフランス入国のスタンプが英国内(ロンドンと印字されている)の駅で押されるということ。30分以内にCheck inを済ませるようにという、チケット案内があったが、15分以内に審査が終わったと思う。
電車は、Business Premierクラスを選択(ちょうど購入した時に2nd classよりも安かったので)、席は快適そのもの。スペースもゆったりと4人掛けで、3人はビジネスマンであったため、PCを広げて作業をしていた。
ドーバー海峡の地下を50km、深さ75mのトンネルをEurostarで通過していくのだが、まったくそれを意識させない快適さであった。参考に最高時速は300km/h前後。
Parisでの最終目的地のParis Nord駅に到着(午前10時半頃)後、ホテルへのチェックインが午後2時頃であったため、Big Bus Parisのバスに乗り、市内をバスで移動した。
幸運なことに、LondonもParisもこの時期としては最高の天気に恵まれて、快晴。日差しを感じながら街並みを見ることができた。
歴史的に見るとナポレオン3世が構想、1800年代の後半からParis改造が行われ、それまで劣悪だった衛生面が改善。1900年代の全盛期を迎える。
1900年代といえば、日本はまだ明治に入った頃。その頃にすでに今のような街並みがあるというのは驚く以外になく、明治維新後の岩倉使節団がどんな気持ちでこの街を見たのだろうか?と想像してしまう。
世界一周中に、ブタペスト、プラハ、ウィーン等、様々なヨーロッパの都市を見ているが、やはりパリというのは大きな存在としてそびえ立つというは実感としてよく感じることができた。
午後6時頃にロルフィング・トレーニングで一緒だったフランスの友人と合流。夜景や食事の模様については次回に書きたい。