【E#73】開業7か月が過ぎて〜何のために個人事業主として活動しているのか?
2016年1月〜2月にかけて税務署への事業内容の数字の提出書類(確定申告)作成のため、領収証を引っ張り出し、Excelでリストアップと、会社員で経験したことのない手作業で業務を進めていた。
「個人事業主として活動していくのは早いうちに行うがいい」
という言葉を聞くが、まさにその通りで、体力、精神力、気力が必要だが、度胸や勇気といっ測定できないものの方が大切なのではないかと考えるようになった。
その前提で
「何のために個人事業主として活動しているのか?」
という観点で物事を考えることも大事だと思っている。
確定申告がひと段落したので、しばらく棚上げしていたホメオパシーの勉強とビジネス・スキル(集客の仕組み作り)を磨く、という2つの課題に、今後は取り組みたい。
【起業/独立コラムVol.37】で触れたが、個人事業主としていくら資格を取ったり、レベルアップを図ったからといっても、それだけではお客さんは集まらない。なまじ、知識が多すぎると、お客さん側からすると何を提供しているのか?わからなくなってしまうので、害になる可能性が大きい。
ある程度の知人を介した口コミも役立つのだが、それだと、いいときと悪い時に左右されてしまう。そう言った不確定性の要素(いわばリスク)を除くためにも、3つのスキルが必要だと考えている。
それは、ビジネス力(経営力、設計力)、売れる力(集める力、売る力、稼ぐ力)、経費(職人スキル)だ。今年は、このうち、売れる力をもう少し磨ければと思っている。具体的には売り上げを上げるための仕組みづくりとなるが・・・。またこの件については、本コラムでも書く予定だ。
ただ、ここでの前提はコミュニケーションのスキルだ(ここでのスキル=人の話を聞く力と必要に応じで自分の考えを伝える力)。私は、幸運なことに民間会社に入ってからコミュニケーション能力を磨くことが大事だということに気づき(「コミュニケーション能力って何?〜なぜ興味を持ったか?」参照)、様々なコミュニケーションセミナーを合計で300万円近く費やし学んできた。
その結果として、タロット・セッション、ロルフィング・セッションに生きている。以前のブログ記事で触れたが(「人の話の聴き方に力点を置いたタロット講座を開催した」参照)、早期にお客さんと信頼関係を築くことができ、現在に至っていると思う。本スキルは、どのような立場(会社員や個人事業主)であれ必要なことであることを実感することを確信しているので、本年(2016年)何回かセミナーの形で形を変えながら開催してきたいと考えている。
又、2016年2月6日、一般社団法人SKIPが行っている「SKIP Method」の4回シリーズの4回目、睡眠編をセッション・ルームZEROで開催。SKIPのイベントには一度、「ロルフィング」のことについては、話すことがあったが、こう言ったイベントは齋藤素子さんのプラーナーヤーマ講座以来。今年は積極的にイベントを自分の価値観の合う人たちに公開。ロルフィング、ヨガ、ピラティスのレッスンのレンタルととして使用したいという声もあるので、ルームのレンタルも可能なかぎり受け付けていきたい。
本業のロルフィングの10回シリーズを終えたお客さんが先週末で累計13人となった。昨年の夏からスタートされた方がたくさん含まれている中、暖かい夏の時期から寒い冬の時期まで辛抱強く最後までお付き合いいただいたことに対する感謝の気持ちでいっぱいだ。
昨年の今はちょうどロルフィング・トレーニングのPhase IIIをドイツのミュンヘンで受講開始。雪が舞う中、ドイツ人のお客さん2人を担当。8週間にわたり10回シリーズを提供していた。10人の生徒とともに、20名のお客さんを見守る形をとったが、一人一人の身体が整っていくということを知るにつれ、ロルフィングを提供することの素晴らしさを感じる2ヶ月となった。
トレーニングが終わるのが2ヶ月後の2015年3月25日。ロルフィングの施術を提供することができる認定を受けて、残りの世界一周を満喫。2015年6月末から、製薬会社に戻るという選択ではなく、部屋を借りてセッションを提供することを決断。現在に至っている。
当初は
「10回を提供することで本当に役立つだろうか?」
という気持ちだったが、最近は目の前の一人一人のお客さんに出来る限りの事をしようというマインドに変わっている。これから先も一人一人を大切にしていきたい。
今年は予想以上に色々と動きがありそうだ。また時間が許す限り書いていきたい。