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【W#154】スリランカ(4)〜シギリヤロック

スリランカの旅3日目(2015年6月15日(月))。前日、周囲の植物の成長とともに、どんどん緑に覆われていくホテルである宿泊先のカンダラマ(ヘリタンス・カンダラマ;Heritance Kandalama Hotel)に到着した。到着までの模様については前回書いた(【旅コラムVol.163】参照)。
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このホテルは自然のみならず、不思議な雰囲気を持った石もいたるところにある。なんだか、洞窟の中に入っていくような雰囲気を感じさせるホテルだ。
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3日目はホテルより、スリランカの目玉であるシギリヤロックへ向かった。途中のバスの中では、スリランカの話を引き続き聞くことができた。例えば、スリランカの農業は3毛作で年3ヶ月しか降雨が認められないこと。医療は国立病院については無料であること。教育が無料であるということ。道路というのは舗装されているところとそうではないところがあるので、観光業はこれからということ等。
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特に教育については興味深い。1年生から13年生までの13年間の教育をへて大学へ進むが、11年生のときに8時間の試験があり、それにパスすると12年生に上がる。そして、大学へ上がる前に英語を勉強することが求められる。大学への進学率は1〜2%だが、卒業しても適切な仕事が見つかるとも限らないとのことらしい(就職にはコネが大切になるとのこと)。それでも勉強熱心だという。ちなみに、スリランカでは諸外国に比べて、図書館や本屋さんが少ないとのこと。そして本が売ってたとしても教科書がメインらしい。
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それにしても道路を見ていると本当に自然に囲まれたところに国民が共生していることがよく分かる。現にりんご、ぶどう以外に果物栽培ができバナナも12種類ある。食事が豊富なため、仕事をしなくても生きていけるという。まるで、スペインを見るような感じだ。仕事のことを聞くと、午前中に働くが午後になると怠けるという。
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さて、シギリヤロックは、5世紀に当時の王朝が、要塞化された岩の上に王宮をたてたという。
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ここでは階段があり大きな岩を登る形になるのだが、登るのを助けてくれるヘルパーたちがいる(日本円で約2,000〜3,000円のチップが取られる)。グループの中で依頼している人もいて、日本語もよくできて驚いた。
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階段は800段近く。景色がいろいろと見ることができるが、ところどころ急な勾配で高所恐怖症にとっては少々きついかもしれない。
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中間地点には『シギリヤ・レディ』として知られるフレスコの女性像を見ることができる。
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当初は500体ともいわれたが、風化が進み現在は18体だけが残っているらしい。最近イタリア人によって一部が修復されたらしい。
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シギリヤロックの王宮途中には、ライオンゲートがある。現在は前足の部分しかないが、もともとは大きなライオンの顔があったらしい。
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生で見ると足の迫力を感じて当時の技術の高さがあることが強く印象として残る。
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階段をさらに登ること15分。いよいよ頂上へ。
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岩上の王宮には、それを取り囲む水路や庭園、貯蔵施設などがあった。上からみるとその遺跡が非常に美しく、よく残っているなぁと感じた。
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シギリヤロックを下山し、次に向かった先はポロンナルワ。仏教遺跡を楽しむことができる場所。次回その模様について書きたい。

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