【W#121】バルセロナ(1)〜市内観光とSIMカードの確保
ロルフィングのトレーニングの全日程を終えた。2ヶ月近くお世話になった家の家主ともお別れをし、その晩にミュンヘン空港へ。
次の目的地のバルセロナに向かった。ブエリング航空(Vueling Airlines)というバルセロナを拠点に置くLCC(格安航空会社)を使っての移動。ミュンヘン発は午後8時20分。バルセロナ到着は10時15分のほぼ2時間近い旅だった。
私にとって初めてのスペイン入国となるが、通算で39カ国目の入国。スペイン語圏としては、南米も含めて5カ国目。スペイン語の表記については、ロサンゼルスに滞在した経験もあるので、だいぶ慣れてきたのだが、バルセロナはカタロニア語が母語。空港では3ヶ国語の表示(カタロニア語、スペイン語と英語) が併記されていた。ベルギーの空港では4ヶ国語(オランダ語、フランス語、ドイツ語、英語)の表示に比べたら少ないが、如何にヨーロッパは言語が多様か、ということを改めて感じることができた。
バルセロナ空港からはわかりやすい場所にタクシーを拾うことができる。黄色のタクシーで市内のホテルまで20分かかって到着。約30ユーロ。参考に、空港から中心まで12kmと便利な場所に市内がある。
高城剛氏の「サバイバル時代の海外旅行術」によると、バルセロナの観光業はGDPの15%を占める世界有数の観光都市。それを体感したのは、ホテルにチェックインした時。乗降自由な観光バスの案内と地図が渡された。ギリシャのアテネとベルギーのゲントとブリュージュに行った際にはそこまでの気配りはなかったので驚いた。
バルセロナの年間観光客の数は700万人に及ぶ。これは、人口の約300万人の2倍近く。それは、1990年に170万人の観光客だったのが、2007年に700万人と大幅に増加したらしい。
高城剛氏によるとバルセロナの成功の要因は、観光戦略の基本的な考え方にあったらしい。それはリピーターを増やすこと。確かに、バスやホテルの案内は非常に親切。これから後2日間、バルセロナ滞在中に少しでもこれが実感できればと思っている。
さて、翌日(2015年3月26日)。十分に休養を取った後、早速バルセロナの街を歩きSIMカード探しを始めた。スペインには基本的に2週間近く滞在することになるため、インターネットの環境と電話番号を確保することにした。インターネットではvodafoneが有力な携帯電話会社であるとの情報をキャッチ。google mapでvodafone nearbyと検索して探したのだが、みつからず。結局は、観光バスである程度市内を見え終えた後(主にサクラダ・ファミリアとサッカーチームのFCバルセロナの本拠地カンプ・ノウを見た。これは次回触れる)、バルセロナの中心でMovistar社のTuenti(1GB+50minの通話の1ヶ月プランで25ユーロ)を使うことにした。
電話会社だと英語が通じないのではないかと一時不安に思ったが、想定外に通じたのが驚き。店員と話していた時に通じないところもあったが、パスポートの提示、Emailのアドレスの記入とクレジッドカードの支払いの三回のやりとりで終わった。
次回は、2015年3月26日に訪れた二箇所(サクラダ・ファミリアとカンプ・ノウ)について取り上げたい。