【W#74】ボリビア(2)〜ウユニ塩湖
前回のブログでは、チリからボリビアへの国境及びウユニ塩湖への移動までを取り上げた(「【旅コラムVol.73】ボリビア(1)〜国境と国内移動」参照)。今回は、ウユニ塩湖をメインに書きたいと思う。
チ リ・ボリビアの国境を越えた後、北上し1日目(2014年12月14日)は塩湖のそばにあるホテルに一泊。2日目(2014年12月15日)はウユニ塩湖のそばのホテルに一泊した。ウユニ塩湖の近辺のホテルは、ボリビアの観光業の発達が遅れているため、最小限のものしかない(ボリビアは南米の中で最も最貧国と呼ばれている。この点に関してはポトシ市に滞在した際に触れる予定)。例えば、ホテルの部屋は一部屋3人〜4 人。トイレも汚れていて、シャワーも入ることがほとんどできないようなシンプルなホステルであった。WiFiもなく、標高も3,600m付近ということも考えるとそれほど環境がよくない。
さて、2日目の昼頃に少しずつ巨大な塩湖が見えてきた。
ウユニ塩湖に到着すると一面銀色の世界。塩が同じ形をして、海水も全くなく乾燥している。車でどこを走っても白。まるで雪の中に走っているような気分だった。
下記の写真は車を降りてパノラマ写真を撮ったものだ。さすが、世界一周をしている人たちがベスト5にあげる場所だけあって、素晴らしい景色だった。
ウユニ塩湖には真ん中にペスガード島(Isla indahuasi)という孤島もある。かつてここは全て海。この島にはサボテンと珊瑚礁の化石がある。サボテンは1年に1cm伸びると言われているので、約1,000歳。
珊瑚礁はいつできたのかは不明だが、ここでこのような化石が見れるなんて本当に不思議に思う(下記の写真に一部珊瑚礁の跡が写っている)。
ウユニ塩湖ではその白さから写真でいろいろと遊ぶことができる。例えば、カメラの真正面に恐竜を置いて、遠くに人が立つと、まるで恐竜が人を襲っているかのような写真になる。
ここで私はヨガのポーズをとってみた。
ウユニ塩湖のそばにウユニ市があり、塩湖から取れる塩を輸出している。塩湖から取れた塩でできたホテルや喫茶店などの建物もあるらしいが、今回見る機会がなかった。
また、ウユニ塩湖近辺ではリチウム(電池に使う資源)の埋蔵量も世界で半分を占めるといわれているが、ボリビアにその技術がないため、放置に近い状態になっているとのこと。外資の参入も予想されており、これからどうなるのか?見守りたい。
ウユニ市は10,000人程度の小さい町。ウユニ塩湖の道中にあまり見られなかった舗装された道があり少しほっとした。
2014年12月17日、ウユニ市から次の目的地のポトシ市へ移動する予定だ。ポトシ市は世界でもっとも標高の高い都市(4,070m)として知られているが、ボリビアの経済をよく現している都市なので、物価の面を含め紹介したいと思う。