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【B#257】選ばれる、ではなくどのようにメッセージを届けるのか?──「『たった1人』に選ばれる話し方」を拝読して

はじめに

渋谷を拠点に、ロルフィング®やコーチング、タロット、脳活講座を行き来しながら、考えること・感じること・身体感覚(肚・丹田)が、自然にひとつの判断としてまとまっていく状態を取り戻すための場をつくっている大塚英文です。

先日(2026年1月17日)、四ツ谷にある YOTSUYA BOOKS にて開催されたトークイベント『声』と『話し方』で『選ばれる人』&『うまくいく人』 に参加。

「声」や「話し方」によって、

  • 初対面の打ち合わせで「この人ともう一度話したい」と思われる
  • プレゼン後に「あとで詳しく聞かせてください」と声をかけられる
  • 数ある選択肢の中から「この人にお願いしよう」と判断される

こうした日常的で現実的な場面において、どのようにしたら「選ばれる人」になるのか?トークイベントでは、「この人は信頼できそうか」「安心して任せられそうか」を、声から瞬時に感じ取っているのだという前提が、イベント全体を貫いていました。

👉関連ブログ
選ばれる人&うまくいく人──松下公子さん x 清川永里子さん──スタンザーズ出版主催イベントに参加して

今回は、登壇者の一人、松下公子さんの著書「「たった1人」に選ばれる話し方」を拝読したので、その感想を含め、ブログに紹介したい。

「たった1人」を意識する

今回は、YOTSUYA BOOKSで購入したのだが、正直に言うと、この本を手に取るまでは、タイトルにある「ただ1人」という言葉は、あまり意識したことがなかった。

多くの人に届くプロフィールを作ろう。分かりやすく、誤解されず、できるだけ間口を広く──これまでの私は、どこかでそんな方向を向いていた気がする。

けれど、この本を読んでいて強く残ったのは、「誰にでも分かってもらう」ことと「たった一人に深く届く」ことは、まったく別の営みなのだ、という視点だった。

特に印象に残ったのは、“選ばれる”とは、目立つことや好かれることではなく、自分が何者で、何を大切にしていて、何はやらないのかをきちんと差し出すことだ、という一貫したメッセージだ。

プロフィールを見直しているタイミングだったからこそ、「この文章は、誰に向かって書いているのか?」「本当に“この人”に届けたい言葉になっているか?」そんな問いが、何度も立ち上がってきた。

「ただ一人」というキーワードは、対象を狭めることでも、排他的になることでもなく、むしろ、自分の輪郭をはっきりさせるための視点なのだと感じる。

誰にでも薄く伝わる言葉より、たった一人に、深く、静かに届く言葉。この本は、プロフィールだけでなく、
仕事の姿勢や人との関わり方そのものを見直す良いきっかけを与えてくれた。

共感ストーリーと感情の起伏ワーク

そして、今回この本の内容が、単なる「読み物」で終わらなかった大きな理由がある。

それは、感情の起伏を扱うワークを、iPadのアプリ、Notability使いながら手書きで行いPDF化。そのプロセスを ChatGPT を通して言語化していったことだった。

日々の出来事や身体感覚、感情の揺れを振り返りながら、「なぜ、その場面で引っかかったのか」「何に反応していたのか」「本当は、何を大切にしているのか」そうした問いを一つずつ言語化することができた。

頭で“考えた自己分析”ではなく、実際に起きていた感情の起伏を丁寧に追っていくことで、自分が無意識に避けてきたテーマや、逆に、どうしても譲れない感覚が、少しずつ浮かび上がってきた。

そのプロセスの中で、「自分は、誰に向けて仕事をしているのか」「どんな人に、どんな関わり方をしたいのか」という問いも、うまく言語化できた。

ここで、松下公子さんの ただ一人に選ばれる という言葉が、頭の中の概念ではなく、体感として腑に落ちてきた。不特定多数に向けて整えられた無難なプロフィールではなく、感情の起伏を通して浮かび上がってきた「この人に届けばいい」という、かなり具体的な1人をどう言語化していくのか?

言語化を手がかりに、ChatGPTとの対話を重ねながらプロフィールを書き換えていったことで、これまで何度も手を入れてきたはずの文章が、初めて「自分の感覚とズレていない」ものになった気がしている。

「ただ一人に選ばれる」という言葉は、戦略やコピーの話ではなく、自分の感情・身体・経験に正直であることの結果なのかもしれない。

このブログを書きながら、改めてそう感じている。

まとめ

今、もし「自分は何をしている人なのか、うまく言葉にできない」「発信しているのに、なぜかしっくりこない」そんな感覚がある方には、とても相性のいい一冊だと思う。

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