【E#143】お金を循環させ、人とのネットワークを大事にすること
2016年の一年間を通じて
自分がハッピーになるということは、どういうことなのか?
そして
自分がどういった考え方で今後進めていったらいいのか?
について色々と考えることができた。
個人事業主として活動すると、組織とは違って、自分一人で全てをしなければならない。誰も自分の代わりとなって仕事をしてくれるわけではない。特に一番心配なのは、お金。集客や数字が自分の当初計画したものが達成していないと、そこに目が向いてしまう。その結果として、大事にしている考え方や大切にしている人を失う可能性も出てくる。
大切なのは、自分が窮地に立った時に、自分が何を重視して、今の活動をしているのか?ベースとなる自分軸(この場合にはポリシー)を持つことだ。
そこで、2017年は二つのキーワード、「お金の循環」と「人のネットワーク」を大事にしていきたい。
「お金の循環」について考えるようになったのは、幸田露伴氏の「努力論」に出会ってから。
中国古典に造詣の深い幸田露伴氏が
「運のいい人というのはどういった特徴があるのか?」
3つの行動を取っていることを、「分福」、「惜福」、「植福」という考えで紹介した。
それぞれの意味は
分福:幸運に出会ったら、それを周りにお裾分けすること。
惜福:幸運にいい気になって、舞い上がらないこと。控えめに、自らを抑制する。
植福:教育、弟子を育てる。
これは、自分で稼いだお金を循環させることこそが、運を引き寄せる一つの秘訣であるといっていると解釈。応援したい会社の株や社債、銀行の定期預金への投資を通じてお金を循環させるということも考えられるが、私の場合には自分が共感を覚える個人事業主を応援する(例えば、商品を購入する)ことによって稼いだお金の流れを自分のところに滞らせるのではなく、循環させていきたいと思っている。
「お金の循環というのは、「ありがとう」を循環させること」
ということに気づいたのは、
「日本の低成長率の原因は、少子高齢化ではなく「仕事嫌い」」
という記事がきっかけとなっている。
コンビニに支払われるお金を通じて、経済の仕組みというのはお金の循環だということを述べたものだが、「ありがとう」を循環させていくというところに興味を持った。
2009年から趣味を通じて人のネットワークの大切さを実感している。おそらく、お金を循環させるということは、ある意味で、
「どのようにして人や社会とのネットワークと向き合うのか?」
を考えることでもある。
こういった視点で2017年、何らかの形で個人の活動に反映できればと思っている。