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【B#36】マインドフルネス

2016年8月13日(土)、午後5時より、「心のブレーキの外し方から見たマインドフルネス」についてのセミナーを開催した。参加者は5名。今まで瞑想・マインドフルネスについての話をするのは初めてだったので、少し緊張しながら準備。果たしてどうなることやら、と思ったのだが、予想以上に反響もよく、チャレンジすることの大切さを学んだ様な気がする。
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嬉しいことに、私の古くからの友人で参加者の一人だった人から参加の感想をいただいています(「マインドフルネスとねこ禅」参照)。参加者の声としてご参考にしていただければと思います。
さて、内容ですが、自己紹介、世界一周をしたことを説明した後に、マインドフルネスの基礎についての説明に入った。
マインドフルネスを勉強するにあたり、いろいろな本にあたってみた。その中でよかった書物を紹介したい。
吉田昌生著:マインドフルネス瞑想入門」は、ヨガ・インストラクターの知人の一人だが、読み手に配慮して、わかりやすく実践面を重視した形で描かれている。今回、どのように座り、どのように呼吸を意識するのか?について参考にさせていただいた。
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マインドフルネスの定義については、臨床心理士でありクリパル・ヨガのインストラクターでもある松村憲氏の「日本一わかりやすい・マインドフルネス瞑想」がわかりやすく説明していた。
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マインドフルネスの語源からスタートし、「今この瞬間に心を集中させる」と「判断しないでありのままを観察すること」に分けることで、瞑想の二つの側面が語られているのがいい。
今この瞬間に心を集中させるというのは、過去や未来ではなく「今・ここ」に集中するということ。
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ありのままを観察するというのは、雑念が思い浮かんだとしても、すぐに反応するのではなく、気づき・あるがままを見ることを大事にするということ。
 
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マインドフルネスではこの2つの姿勢が重要となる。
脳科学との関連については、専門用語がどの書物でも出ているが、「ケン・ヴェルニ著:図解マインドフルネス」と「久賀谷亮著:世界のエリートがやっている最高の休息法」の2冊がわかりやすい。
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DOINGとBEINGに分けてBEINGに焦点を合わせるということの大切さ、脳の自動操縦状態というのはどう言った状態なのか?を説明しているのが、「ケン・ヴェルニ著:図解マインドフルネス」。DOINGの状態とBEINGや自動操縦状態とマインドフルネスのそれぞれの状態別チェックリストはわかりやすい。
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脳には、DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)と呼ばれる領域(内側前頭前野、後帯状皮質、楔前部、下頭頂小葉から構成される)があり約60〜80%のエネルギーがこの脳回路に使われるという。瞑想・マインドフルネスはこの領域を抑制することにより、脳の疲れを癒すという。科学論文を引用しながら平易な文章で書かれた「久賀谷亮著:世界のエリートがやっている最高の休息法」は本当にわかりやすく、オススメの一冊だ。
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最後に、グーグルなど、企業での取り組みについては(詳細は、「瞑想(1):欧米とマインドフルネス」参照)、下記の3冊を紹介する。
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特に「マインドフルワーク」はビジネスの世界でどのように瞑想が取り入れられたのか?インタビューを交えて具体的に紹介しているのでわかりやすい。これらの書物を参考に、マインドフルネスの歴史について簡単に紹介していった。
その後、夢の実現法として、ディーバック・ショプラの「富と成功をもたらす7つの法則」の考えを紹介。
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物事を実現させるためには、強く願いを唱えるという、「引き寄せの法則」というのが話題になっているが、結果に対する執着を手放すことの方がより大切だということを紹介した。
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例として、世界一周を実現させる際に、瞑想をしていたことや、やりたいことを現在進行形で書いていたことなどの体験をシェア、願望というのは時差があって実現するということも説明していった。
その後、座ったままの10分間瞑想、歩き瞑想を実施した。
最後に、世界一周の話題や印象的な場所についての話を中心に午後8時まであっという間の時間だったが、マチュピチュや「4次元パーラー・あんでるせん」の話題(あんでるせんについては、「長崎・佐賀:武雄温泉と川棚」参照)大いに盛り上がった。
今回はマインドフルネスの概略について紹介したが、人の話の聴き方にも応用できるということがわかってきたので、その経験も含め、何度か継続的にセミナーでシェアしていければと思っている(話の聴き方関連では「瞑想、マインドフルネス、聴き方」にまとめた)。
参加者の皆様、本当にありがとうございました。
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