【J#33】長崎・佐賀(2)〜初めてのあんでるせん〜武雄温泉と川棚〜個人事業主として生きていこうと決断する場となった
2015年5月14日(木)と15日(金)は、長崎へ。旅の前半については【旅コラムVol.156】で触れた。旅の模様は、長崎から佐賀県の武雄温泉へ移動するところから書きたい。
旅の後半は佐賀県の武雄温泉と川棚に向かった。九州の鉄道はどれも個性的で、東京や関西とはまた違ったものを感じることができる。ちなみに長崎市から武雄温泉に向かう電車は黒色の車両だった。
さて、電車の乗り継ぎに失敗したため、最終的にタクシーを拾って武雄温泉に到着したのが、午後9時半。ホテルにチェックイン後、ホテルから歩くこと10分、入湯料400円の温泉に入ることができた。世界一周中には一度、ペルーのコルカキャニオンで入ることができたが、日本のような素晴らしい温泉にめぐり合うことができなかった(【旅コラムVol.92】参照)。そういった意味で久々の温泉だった。
武雄温泉の源泉に近い銭湯は比較的ぬるい湯でも42〜43度。熱い湯で44度〜45度。当然のごとく、比較的ぬるい湯も熱く、それほど長く入ることができなかったが、久々の掛け流し式。本当にいい思い出になったと思う。
武雄には、図書館や森林が豊かでいろいろと見る場所があるらしいが、川棚に行くのが主目的のため、翌日は午前8時頃には、武雄を離れて次の目的地に向かった。
武雄温泉から電車で乗ること50分近く。ハウステンボスをさらに先に行ったところに川棚という小さな町と駅がある。
川棚駅から徒歩2分以内に「あんでるせん」という四次元パーラーと名のついた喫茶店に到着した。今回の長崎に訪れる最大の目的はここで開催されるマジックショーを見ることにあった。
「あんでるせん」はピンク色の看板があり、看板の左にはマジックショーをやっていることや予約時間を受け付けていることなどが書かれていた。午前11時の部と午後5時の部と2部制で各回の定員が30名。第2と第4日曜日以外は営業をしているらしいが、予約は土日だと2ヶ月先まで埋まっているという。
私は午前11時の部に参加するため、ここに午前10時前に到着。喫茶店で待つ事、40分近く。「あんでるせん」に向かった。午前11時丁度にブランドが開き、階段を上がって喫茶店の中に入った。
中に入ると観月ありささんや藤岡弘、さんを含めた有名人がところ狭しに写真とともに並んでいた。
興味深かったのは、時計の針。なんと秒針は反対計計りに回っていること。
さて、マジックショーを行うマスターの奥様が各席で注文を受け取るのだが、注文し食事が出てくるのに30〜40分。さらに待たされること2時間半近く。午後1時40分過ぎにようやく、ショーが開始するのだが、それほど待たされている感覚がなかった。ちなみに、この店は良心的で、メニューには800円以上の食事を注文するとショーの料金は徴収しないと書かれている。
私は800円ちょっとするハヤシライスを注文した。
普通のハヤシライスが出てきたが、スプーンが若干曲がっていることが印象的だった。午後1時40分頃になると席をショー向けにアレンジし直され、カウンターを中心に30人で囲むことになった。予約の先着順に最初の5人はカウンター席、それ以外は立ち見となる。私は17番目に予約なので、立ち見となった。
ショー自体は写真で撮ることができないが、休憩なしのぶっ通しで、MRマリック、前田知洋のようなクロースアップマジックに笑いが含まれるような印象だった。覚えているだけでも、指輪が浮かせる、観客から預かった紙幣(1万円札、5,000円札、1,000円札)に自由自在にペンを貫通させる、トランプをシャッフルした後に、52枚のカードを一瞬で記憶、何番目にどのカードがあるのか当てる、トランプカードを小さくする、ルービックキューブを一瞬のうちに揃える、スプーンを曲げる等、合計で3時間半。あっという間だった。全く仕掛けもわからず、ただただ唖然。。。
ショー自体はそれだけでも楽しめるのだが、マジックの間に参考となる生き方の指針を話したり、自分が今後生きていく上で見習いたいことも述べていた。東京からは非常に遠いが、行った価値は十分にあり、あのショーを見せられるとどういった願い事も叶うのでないか、といった気持ちになる。
最後にスプーンを曲げたお土産を300円で購入。マスターと握手した後、手から不思議な電流を頭にかけてくれた。
午後5時過ぎにショーが終了。そのままタクシーで川棚から長崎空港へ。長崎名物の地獄炊きをいただいた後、帰京した。
今後、新潟、大阪、金沢と3箇所、東京都外に伺う予定にしている。その国内旅行でどういった発見があるのか、今から楽しみだ。