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【W#128】マドリード(3)〜セゴビア市内観光

マドリードの滞在期間中に、マドリードからバスで1時間(高速鉄道で30分)離れたところにあるセゴビア(Segovia)という街を訪れた。
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マドリードから日帰り観光として人気のスポット。ローマ時代に建てられたローマの水道橋(Roman Aqueduct)とセゴビアの旧市街は、UNESCOの世界遺産に登録されている。
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スペインの歴史について少し触れたい。スペインは、206年にローマ帝国の支配下に置かれることになる。
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セゴビアには、ローマ帝国時代、技術を総動員してローマの水道橋が作られた。長さは16.19km、最大の高さは28.1mだ。アーチの数はなんと167個。この石はセメント等を使われていないところに特徴がある。
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千年近くたってもこの都市に水道橋が残っている。実際にみると、迫力は十分。ローマ時代には上に水道を通していたらしい。
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西ゴート帝国がローマ帝国を滅ぼした後、スペインはキリスト教圏の一つとなる。スペインは711年、モロッコからアルジェリアまで住んでいたムーア人(イスラム教徒)から侵略を受け、その支配範囲はイベリア半島に及ぶことになる。
イスラム教の建物の特徴は、外面よりも内面を重視する。スペインの建物を見ていると、その影響が色濃く受けている。下記の写真を見ると、窓のみで外からは家の中がどのようになっているのか分かりにくい構造を取っていることがわかる。今回触れるセゴビアと次回触れるトレドにも建物の内面重視という特徴がある。
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11世紀前半にはキリスト教徒勢も徐々に盛り返す。レコンキスタとも呼ばれ、1085年にはトレド、1236年にはコルドバ、1246年にはセビーリャが陥落。キリスト教徒の手に戻ってくる。なお、レコンキスタは、1492年まで続き、アルハンブラ宮殿の陥落で終了する。
11世紀、カスティーリャ王アルフォンソ6世がセゴビア近隣のトレドを王国の首都とした。そして、アルフォンソ6世の娘婿ライムンドはセゴビアに司教座を新設。セゴビアは、移牧上のルート上にあったため羊毛や毛織物の取引が発展、中世の終わり時に最も栄えたらしい。
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今回見学した王家の城(セゴビアのアルカサル(スペイン語で城の意味))は、ローマ帝国の遺跡上に建てられ、カスティーリャ王家が住んでいた。
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興味深いのはアルカサルは、ディズニー映画『白雪姫』の白雪姫城のモデルでもある。17世紀には、首都がトレドからマドリードに移る。
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王家もマドリードに引っ越したため、アルカサルは200年にわたり監獄として使われることとなる。1862年には家事で大部分を消失するが、復旧。当時の使われた武器が展示されつつ、観光名所になっている。
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次回は、トレドについて触れたい。

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