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【J#112】岡山の神社仏閣巡り+桃太郎伝説〜瀬戸内海の旅⑧〜

はじめに

東京・渋谷でロルフィング・セッションと脳科学から栄養・睡眠・マインドの脳活(脳科学活用)講座を提供している大塚英文です。

2024年7月26日の1630頃、松山空港に到着。2024年7月26日〜7月31日の5泊6日で、瀬戸内海(松山、尾道、広島、岡山)の4都市を巡る旅をスタートさせた(旅の企画の模様については「旅の企画+4都市を巡って感じたこと」に書いた)。

5日目(7月30日)は、犬飼健太郎さんのご案内で、岡山市の観光に充てた。その模様について紹介したい。

午前に神社、午後に仏閣巡りの予定を立てる

旅へ出発する前に、事前に犬飼さんと旅の企画を話し合い、神社巡りを午前中に、午後にお寺巡りをしようということになった。そこで、午前は、吉備津神社、吉備津彦神社、石上布都魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)。昼食を手打ち蕎麦 「青空亭」に行き、午後は龍泉寺と鬼ノ城 西門に向かうプランが固まった。

宿泊先の岡山を午前9時にスタート。朝食を取らなかったため、多少のエネルギー切れを起こしていたが、岡山城や後楽園といったメジャー所には行かずに、神社仏閣巡りできたのはすごくよく、エネルギーチャージになった。

桃太郎伝説〜吉備津彦命+神社仏閣との関係

吉備津神社吉備津彦神社は、ともに大吉備津日子命(吉備津彦命(きびつひこのみこと))を主祭神とする神社として知られている。

当時の大和朝廷が中国地方を制圧する際に派遣したのが吉備津彦命。中国地方に大きな勢力を持っていたのが温羅(うら)一族だった。温羅は朝鮮半島の百済(くだら)からやってきた渡来人との説があり、当時の大和朝廷が青銅文明だったのに対し、温羅は、高度な鉄の文明を持っていた。

邪魔だった温羅に対して、大和朝廷の崇神天皇(すじんてんのう)は、戦を仕掛けて滅ぼした。吉備津彦命が桃太郎となり、温羅が鬼に変化し、桃太郎伝説が生まれた。参考に、温羅が城を構えていたのが岡山の北にある総社市で、その居城は、鬼ノ城(きのじょう)。発掘現場から鉄を作った精錬所跡が見つかっているらしい。

桃太郎伝説には、桃太郎の供に犬・猿・雉がいた。これは、吉備津彦命の家来である、犬飼部犬飼健命(いぬかいべのいぬかいたけるのみこと)、猿飼部楽々森彦命(さるかいべのささきもりひこ)、鳥飼部留玉臣(とりかいべのとめたまおみ)に由来する。

今回、同行した犬飼健太郎さんとの話の中で、五・一五事件で暗殺された犬養毅首相が、犬飼部犬飼健命の子孫であることが話題となった(犬養はもともと犬飼という姓だったが、犬養に改姓している)。参考に、犬養毅像が、吉備津神社の境内にある。

吉備津神社と吉備津彦神社

最初に訪れたのが、吉備津神社。吉備津神社の場所に本陣を構えて温羅を成敗。「茅葺宮(かやぶきのみや)」を建てて住んだと伝えられているそうだ。

個人的には、本殿から続く廻廊は約398mの長さがあり、歩いてみる価値は充分にある。

吉備津彦神社は、吉備津神社に比べ、整備されている印象がある。古代より、吉備津彦神社の背後にある神体山の山中に、巨大な磐座(神が鎮座する岩)や磐境(神域を示す巨石)があることから、山全体が神の山として崇敬されたそうだ(残念ながら、険しい山を登山する必要があるのと、スケジュールの関係上割愛した)。

石上布都魂神社〜現代のパワースポット

次に向かったのが、石上布都魂神社。パワースポットして有名な神社の一つで、今回の岡山の旅で1番のお気に入りの神社だった。

個人的には、本殿よりも、登り道で上がっていく本宮・磐座の方が好きで、自分の気の流れが良くなるような印象を受けた。

本宮に到着すると、なんと背後に巨石群がある。パワーを感じられるので、もし巨石群にご興味の持っている方がいらしたら、ぜひここを訪れることをお勧めしたい。

龍泉寺と鬼ノ城

午後は、龍泉寺鬼ノ城へ。竜泉寺は、大きな池(龍王池)がある仏閣で、眺めもよく居心地もいい。

八大龍王(生命の源泉である水野神様)の御神体として祀っているのが龍王池で、実は吉備津彦命の猿(猿飼部楽々森彦命(さるかいべのささきもりひこ))が水を湧き出させたと言われているらしい。いずれにせよ、気持ちがよく、ずっとここに滞在してもいいくらいいい気が流れていた。

最後に訪れたのが鬼ノ城。桃太郎伝説の鬼のモデルとなった温羅が城を構えていたのが岡山の北にある総社市で、その居城が鬼ノ城。発掘作業が進んでいる最中の中、西の門を訪れることができた。時間の都合上、外観のみの拝観だったが、岡山を一望できる場所にあり、眺めも素晴らしかった。

そして、周囲を見ると、ここにも巨石群が!岡山の神社仏閣は、巨石に囲まれており、巨石ファンからすると、聖地に感じられた。

5日目の夜は、岡山在住の知人と合計6名で、美味しく野菜をいただけるCannery Row(キャナリィ ロゥ)岡山店へ。午後5時半から午後10時まで、いろいろなお話ができて満足だった。

この旅では、犬飼さんに企画、ご案内、宿泊を含め、大変お世話になりました!本当に感謝しています!!

最終日の6日目(7月31日)は、倉敷へ。りゅう哉さん、大塚家と、岡山在住の知人の4人で観光した。その模様については、次回紹介したい。

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