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【Y#53】プラーナーヤーマ・連続講座(11)〜最終回と夢

今月(2015年11月)に入って、セッション・ルームZEROで人を集めた勉強会(ソースポイントセラピー練習会1回、チネイザン練習会2回、ヨガのイベント1回)を合計で4回、プラーナーヤーマ(呼吸法)・連続講座の4回を合わせると8回に及ぶ。
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講師を招いてのトレーニングは、世界一周する前の奥沢に在住時代の行っていたが、少しずつその機会が、スタジオ・オープンしてから5ヶ月過ぎた時点で増えてきているのはありがたい。
本日(2015年11月28日)、プラーナーヤーマ・連続講座がめでたく全4回の最終回を迎えることができた。参加者は、本連続講座の新規参加者及び再受講者を含め合計で13名。
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午前中、過去3回にわたって行った連続講座で学び、日々のプラーナーヤーマの練習の疑問点や実践を行い、Yoga & Wellness Chandra主宰の斎藤素子さんにチェックいただく。午前中にカバーしたプラーナーヤーマとしては、プラーナーヤーマの準備のエクササイズから始まり、ウジャーイ・プラーナーヤーマとシータリー・プラーナーヤーマであった。
プラーナーヤーマを実践する時には知識を一度手放してみるということの重要性や、プラーナーヤーマを通じてどういった点、自分で観察していったらいいのか?を含めて話題となった。
例えば、

  1. 実践中にどれだけ思考が自分の中に入っているのか?
  2. リズムは一定に保って練習を行ったのか?
  3. 終わった後、心地いい感覚になっているのか?
  4. 自分が練習法を実践する時にどういった態度になっているのか?
  5. やらされている感(やる気があって行っているのか?という意味)はあるか?

といった点は、実践している素子さんならでは指摘できる事柄なので、アドバイスとしてはありがたい。
午後12時には、セッション・ルームと同じ建物内にあるレストラン・BBDに13人分の食事をあらかじめ注文していたので、セッション・ルーム内で食事(食事は1,000円/人でコストパフォーマンスが高く美味しかった!)。クラスを円状に囲み和気藹々とした雰囲気で雑談を交えつつ、普段感じている疑問点について投げかけていった。
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午後1時から午後4時半までは、座学。扱った内容としては

  1. セラピーとしてのプラーナーヤーマ
  2. 伝統的なアーサナ(ポーズ)への向き合い方
  3. ヨーガ哲学とイーシュヴァラについて〜オームとイーシュヴァラ

の3つ。スペースの関係上、最初の1つ目を扱い、残りの3つは次回以降紹介したい。
セラピーとしてのプラーナーヤーマについては、生理的な効果(リラクセーション、リズムを整える、組織の修復)と心理学的な効果(平穏、習慣を変える)などについて取り上げられていった。医学的な見地から、脳内神経伝達物質、脳波から見た効果、アンチ・エージング効果等、資料には詳細に書いてあり、プラーナーヤーマを人に勧める際には、役立つ内容が盛りだくさん。
話題になったのが、夢。素子さんがインドのTiwarji先生から聞いた内容をシェアしていただけた。ヨガの実践から見た夢は記憶の浄化として配慮することが大事だという。というのも、身体にとっていい記憶を定着させ、不要なものは忘れる必要があるからだ。
その観点から見た夢には以下のように4つあるとのこと。

  1. 意味のないもの
  2. 無意識からでるもの(幼少期の抑圧した感情を含めたものが出る)
  3. 予知夢として出てくるもの(集合的無意識が開いた結果、起きる)
  4. 過去生から来ているもの(もっと深い集合的無意識から起こる)

この中で2.の夢は分析をする必要があり、2.の無意識から出るものの抑圧した部分はリリース・解放が重要となる。3.と4.は、ヨガの実践がいい方向に進んでいる場合に起きやすいという。なぜならば、ヨガの実践というのは深まれば深まるほど、過去や未来を今の感覚で見ることができるからだという。実践が深まると、潜在的無意識のものが出てくることで、抑圧されてきたものがクリア。やがて直感が働きちょっとした変化にも気付くという。
こういった話を伺って、ユングの心理学が思い浮かんだのだが、やはり!ユングが構築した心理学はヨガ哲学ばベースだということも説明中わかった。
それにしても、夢までヨガの哲学では扱っていることを聞くのは初耳だった。ここまで扱っていることを考えると、インドの哲学の深遠さを改めて感じさせてくれる。
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セラピーとしてのプラーナーヤーマは、急性期と慢性期のストレスや糖尿病、高血圧、血圧が安定していない人、更年期症候群など、具体的な例をあげながら、取り扱った。呼吸法でこういった疾患に有用というのは、本当に驚きだ。製薬業界にいた身からすると、ヨガの実践を通じて医療費のコスト削減にもつながるということを考えると、一般の人たちにはもっと呼吸法=プラーナーヤーマのことについて知ったほうがいいと感じた。
午後4時半から、プラーナーヤーマとボディスキャン(ヨガ・ニードラ)を行いクラスはめでたく修了。他の話題については次回紹介することにして、クラスの最後に撮影した写真を紹介して本コラムを書き終えたい。
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参加者の皆様、ZEROにお越しいただきありがとうございました!また2015年12月にも19日、20日に素子さんを招いた講座を行う予定ですので、そこに参加する方と再会するの楽しみにしています!

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