はじめに

こんにちは！東京・渋谷（恵比寿）でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。
昨日、妻の亜希子と「共通言語」について話した。

「共通言語」の意味は、お互いに会話をするときに、お互いの言葉がどういう意味で語っているのか？知った上で、お互いがわかる言葉でコミュニケーションを取ること。

コミュニケーション能力を高めていく上で「共通言語」はすごく大事。
しかも、タロットカードは「共通言語」の理解が深まる手段なので、今回は「共通言語」について紹介したい。

なぜ「共通言語」の理解が大事か？

「共通言語」を考えるようになったのは、個人事業主になり、職業柄、お客さんから相談を受けることが多くなってからだ。
確信したのは「共通言語」を探ることや、「相談を受ける」ことは、一つのスキルだということだ。

残念なことに、それは、学校教育（小学校〜大学）で学ぶことはほとんどなく、社会に出てから学ぶのだ。

相談がスキルと感じるのは、
「「適切な問い」を発することが、相談をする側に必要」
で、大抵の人は「適切な問い」を発する、という教育を受けていないので、適切な問いを発することができないこと。

タロットカードの講座（やコミュニケーション能力を磨きたいと思っている方に対して）で真っ先にお伝えしているのは、このスキルを磨くこと。
そして「適切な問い」ができるためには、問題が整理されていることが重要。問題の整理ができていると、大抵問題は片付く。

「相手」と「自分」の思考が全く違う世界観を持つことを知る

個人的に大事にしているのは、すぐに答えを出すのではなく現状を把握するということ。
その上で、秘訣として、
相手と自分の思考が全く違う世界観」
「違った言語体系を使っている」
という前提で、話を進めていく。

この前提があるから「共通言語」が大事になる。
これは、学校教育の影響だと思うが、
「すでに与えられた問題に対して、「正解は一つだ」と学ぶので、今ある問題については解決できる能力が身につく」
ようになっているので、この状況だと解決できる。

学校教育の弊害〜正解のない問題に対して、どのような問いを発するか？

しかし、
「正解のない問題に対して、どのように「正解」を導くのか？（あるいは適切な問いを出していくのか？）しかも価値観の異なる人間に向き合ったときに」
となったときに
「みんなが同じ世界観を持っていると勘違いし、自分の答えが正しいと思ってアドバイスする」

実は、一人一人は違った世界観で生き、違った意味で言葉を使うのだ。

「行動」するとは何か？
「思いやり」「愛」とは何か？
「何を期待しているのか？」
などの言葉は一見、話している相手は同じ意味で使っているという前提で話を進めることが多いが、大抵は違った解釈で捉える。

その中で、例えば、
「行動」という言葉の背景には、必要に迫られて行動する人、すぐに行動すること、行動とはいいこと、行動しないのは悪いこと、といった色々な意味がある。
「その人が大切にしていることは何か？」
の背景の理解抜きには、言葉の意味を捉えるのが厳しい。

ぜひ、皆さんの中でコミュニケーションの問題を感じる場合には「共通言語」で語っているかどうか、チェックしてみることをお勧めします。特に、パートナーシップにおいてはすごく大事な視点だと思うので。

タロットカードと「共通言語」〜異なる価値観を確認するツール

タロットカードの実践講座では、価値観と行動（態度）を分けて考えましょうとお伝えしているが、それは「共通言語」を探っていく際、価値観の理解が不可欠だからだ。

そして、タロットカードの面白いところは、絵が一枚一枚、人によって解釈が違うこと。一人一人が違った価値観の持ち主であることを発見できる素晴らしいツールになる。

占いとして見られるタロットカードだが、お互いの「共通言語」を探っていくツールとてみると「共通言語」を探る能力が高まる。そうみると、コミュニケーション能力を上げるツールとして、相手の立場から物事を考える上でも優れた手段になるのだ。

3月18日までタロット実践講座の募集を行なっています。
「共通言語」「コミュニケーション能力」を磨くことにご興味のある方を含め、ぜひ下記のリンクからチェックください。