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【E#218】寺小屋・ZERO(テラゼロ)(2)〜「想い」〜自分の25年以上の経験をどういった「想い」で伝えていくか?

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2021年1月9日(土)から寺小屋・ZERO(テラゼロ)のセミナーの告知を開始した。

開始前から問い合わせもあり、すごく嬉しい気持ちになっているが、せっかくなので、具体的なテラゼロのセミナーの内容を紹介する前に、テラゼロを開催していく上で自分の「想い」を伝えられればと思う。

2021年の「書き初め」は「原点に戻る」にした。

実は、個人事業主として活動していく中、初めて予期せぬ出来事(コロナ禍)に遭遇。

自分の思う通りにならず、葛藤する日々。一見、好きなことをやっていて羨ましいと思われるが、自分の心の状態が即、売り上げに反映することをより実感できた1年だった。家に籠ることが多く、色々な考えがよぎった。

うまくいっているように見えて、自分の50年近い人生を振り返ると、失敗している方のが多かった。

「原点」といえば、大学院に通うため奈良に住んでいた頃(1995年1月)、阪神・淡路大震災に被災。

高速道路の倒壊の映像や多数の死人が出たことで、

「命ははかないもの」

だと。

「修士課程を卒業後、食品業界に就職して会社員として定年まで社会貢献をするのか?それとも、好きなことをして夢を追うのか?」

葛藤があった。

なんと言っても、6年間(学部+修士)で、食品に関して一通りの知識・経験が身につけた自負があった。

私は、被災し、命のはかなさを感じて、

「人生は有限で、いつ死ぬかわからない。自分が好きなことで人生を生きよう!」

と決意した。

好きな研究ができる研究者を目指そうと、博士課程へ進学。

免疫を研究テーマに研究者の道を目指すことに決めた。

大きな理由は、私の家族がアレルギーで悩んでいたから。

私の弟は、生まれてからずっとアトピー性皮膚炎に苦しんでいた、また、父も髪の毛にアレルギー症状が出ていることがあり、身近に身体で苦しんでいる人がいたので、免疫を通じて、世の中に役立つことがないかなぁ、と。

免疫の研究で新しいことを発見し、博士を取った後、アメリカへの留学することが夢となった。

1997年4月から東京大学大学院の病院病理学専攻・免疫学教室で博士課程へ進学する。欧米の一流の科学誌に成果を多く発表する研究室として知られており、生きがいを思って叡智を学ぶ絶好の機会となった。

しかし、博士課程は予想以上に厳しく、成果を出さなければならないことに対するプレッシャーが強く、なんと、私自身が入学2年後(1999年)にアトピー性皮膚炎を発症する。おまけに経済的に支えてくれた父が定年を迎えた2000年に逝く。

プレッシャーがあまりにも大きく、やる気を失い、1年研究に手がつかないこともあった。

「本当に研究を続けたいのか?」「世の中に役立っているのか?」

といった葛藤と闘いながら、ギリギリのところなんとか、幸運なところで博士号を取ることができた。

博士号を取得後の2年間。博士研究者として挑戦したが、最終的に思うような成果が出ず、才能のなさを実感し、人生で初めての挫折を経験。博士を習得した人たちは、みんな教授になっており、時々、自分は何をやっていたんだろう、という想いがあるが。。。

自分のキャリアの見直しを余儀なくされる。

33歳という、決して年齢が若くない年に研究の成果を世に出していく世界(製薬及び関連業界)に転身を決める。33歳で企業に勤めるのは初めてで、電話の取り方、名刺の渡し方、文章の書き方、お客さんへの対応の仕方を含め、全てが初めての経験だった。

そして、生活習慣病(糖尿病・高脂血症など)や希少疾患治療薬の開発・マーケティングへの道に進む。

個人的には、製薬会社に勤めてから、自分自身を取り戻るかのように、仕事に没頭し、11年間、楽しく仕事ができた。

一方で、製薬業界の構造的に、病人=顧客であり、顧客を増やすことは、病人を増やすことがメインだ。

構造上、お客様が必要以上に薬が処方されている事実や、西洋医学の抱えている根本治療よりも対処療法であることや、医療の仕組みの限界、保険制度の矛盾という問題も調べていけばいくほど、わかってきた。

とはいえ、博士研究員としての経験から西洋医学が間違った医療でないことを肌感覚で理解していたため、現実と科学の間で葛藤する。

なんといっても、問題だったのは、西洋医学からどうアプローチしてもアトピー性皮膚炎がなかなか良くならず。

ここで、一度、製薬業界から離れ、違った世界がみたい、と世界一周を経て、40代の後半で個人事業主としてロルフィング・セッションの提供へと至っている。

外からは一見順風満帆に見えて、思う通りに物事は進まず、色々な試行錯誤を繰り返していることがわかる。

そして

「失敗することで、自分の人生に深みが出て、キャリアを考える」

きっかけとなった。

そうはいうものの、博士をもった研究者として、製薬業界に携わり、ボディワークを提供していく中で、気づいたことも多くある。

失敗も成功も双方経験し、アトピー性皮膚炎への取り組みもあり、私なりの色々な情報が提供できるのではないかという想いがある。

2020年1月9日(土)から、寺小屋・ZERO(テラゼロ)を立ち上げ、募集を開始。

テラゼロとは、

食事・栄養を取り上げ、分子栄養学(オーソモレキュラー栄養学)、マクロビ、パレオ、糖質制限などを学んでいる方で、なかなか身につかない、是非とも基礎から学んでみたい!人を対象に作った講座です。

昨日の「ブログ記事」でテラゼロのアウトラインを紹介したが、

最新の科学の知識を追うよりも、

「今、我々が持っている知識で何かできることはないか?」

の原点に戻り、

「自分なりの健康を維持できるのではないか?」

という想いがある。

テラゼロは、私自身が今まで学んできたこと、経験したことを中心に、経験に基づいて役立つことをセミナーの内容に取り入れて、提供していく予定だ。

科学の知識だけではなく、企業で勤めた経験から医療制度の問題、マーケティング、販売戦略、個人事業主として活動していく上で、知っておくべきこと等、多岐にわたるが、

共通しているのは、

「自分なりの判断軸を持てる」

ようになること。

知識ではなく、考え方を身につけ、自分で物事を解決していくことが重要ではないかという思いで行なっていきます。

テラゼロは、4つのコースからなっています。

「ゴールド基礎コース」は、

分子栄養学、ローフード、スーパーフード、マクロビ等の食事法の土台となる知識を身につけ、サプリメント、医薬品、有機、化学肥料の違い、感染症、といった生命科学の基本を学びたい、医療従事者、栄養カウンセラー、ヒーラー等の方を対象としている。

「プラチナ実践コース」は、

「栄養・食事の知識を自分のものにし、自信を持って身近な人に伝えていくためにどうしたらいいのか?」

6ヶ月かけて、学んでいくもの。

分子栄養学、ローフード、スーパーフード、マクロビ等の食事法の土台となる知識を身につけたが、どのように知識を活用し、自信を持って相手・クライアントに伝えたらいいのか?どうしたらいいのか?人たちを対象とする。

「プラチナプレミアコース」は、

栄養の知識を使って、個人事業主として活動したい方、副業をしたい方、あるいはビジネスを始めた方で、どうしても売上が立たない方をを対象に行なっていくコースだ。

そのさらに上に、個人セッション付きの「プラチナマスターコース」で学びを加速することも可能だ。

このように、テラゼロとして、新たなセミナーを提供していく予定だ。

私自身、製薬業界や食品業界、特定のマルチビジネスでのサプリ販売とは、金銭的に一切関わりを持っていないので(これらの商品形態を否定する意味で言っているわけではありません)、特定の商品を勧めることもないですし、ニュートラルな情報が得られます。

もしご興味がありましたら、是非とともお問い合わせください。

テラゼロの詳細は、明日以降、ブログにて紹介していきます。

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