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【J#91】姿勢を良くする噛み合わせ歯科治療③〜札幌への旅②(2)〜メガネとマウスピースのダブル効果について

はじめに

こんにちは!東京・渋谷(恵比寿)でロルフィング・セッションと栄養・タロットカウンセリングを提供している大塚英文です。

2022年11月15日(日)〜11月16日(水)に、妻・亜希子と一緒に3泊4日の旅へ。
今回の主要な目的は、統合医療実践グループで知り合い、友人の歯科医・熊谷倫恵先生(以下熊谷さん)の治療を受けることだった。

前回は、登別温泉とのぼりべつクマ牧場での滞在について「療養の旅〜登別温泉とクマ牧場」参照)書いた。
今回は、メインの目的だった歯科治療について紹介したい。

熊谷歯科医院での初診(7月25日と26日)〜マウスピース作成

2022年7月25日と26日の2日間、熊谷歯科医院で初診。

通常なら、椅子を倒しながらの姿勢で歯科治療を受けるのが普通。
興味深いことに、熊谷さんの治療の特徴は、時々立位の姿勢で、
爪楊枝の形をしたものを上顎と下顎との間の歯に挟み姿勢の変化を見ていくことだ。

熊谷さんは、これを「顎ズレ治療」(もしくは「体を真っ直ぐにする噛み合わせの治療」)という名前で呼んでいるそう。
噛み合わせがどうなっているのか?どちらに偏っているのか?
最終的に上下のマウスピースを作成し、食事以外装着する。
そのことで、バランスの良い噛み合わせ、姿勢も改善していく。

前回の滞在期間中に、歯型とマウスピースを作成して一通りの治療を終えた。
(「姿勢を良くする噛み合わせ歯科治療①〜札幌への旅(2)+レントゲン検査」参照)

初診後①〜効果と遠近両用メガネの作成

効果としては、
1)身体の体温が上がり、代謝が上がったこと(たくさん食べてもそれほど体重が増えない)
2)背筋が伸び、左右のバランスが整い、呼吸が深まったこと
3)舌が上顎(口蓋)に乗るという感覚が初めて掴めたこと
等が挙げられる。

3週間過ぎると、マウスピースの調整が必要になってくることもわかった。
なぜならば、首や肩の違和感を感じるようになるからだ。
しかも、視覚行動研究所で作成しているメガネも合わなくなり、3年ぶりに作成することに。
(「新たなメガネを発注〜どのように見えるか?より眼をどう使うか?」参照)

通常、
メガネをかけている人は、遠くをみることを重視して、矯正していく。
のに対し、
左右の眼の共同作業に注目。
見え方のズレをメガネを使って改善させていく。

このメガネをかけていると、歯の治療もよりスムーズに進むということもあり、愛用している。

初診後②〜岩前先生のメンテナンス

さて、熊谷さんのお勧めもあり、調整(メンテナンス、最初の頃は、月1回)のため、
統合医療実践グループでお世話になっている岩前里子先生(以下、岩前さん)へ伺った。

幸運なことに、埼玉県で開業している「さとこデンタルクリニック」の岩前さんが月1回・銀座の「デンタルオフィス・レストラティブ・トウキョウ」で診察している。
熊谷さんの治療の前(この4ヶ月の間)に、2回(9月18日、10月16日)伺った。
(「身体が噛み合わせに与える影響〜月1回のメンテナンス」参照)

足裏のバランスをデジタルで表示できる装置(フットビュー)にのって、体重がどこに乗っているかを測定。
「立位」目をつぶり10秒かけて測定していくのが面白く、ロルフィングのセッションに近いものを感じた。

毎回面白いと思うのは、
だんだんとマウスピースがずれてくると、
噛み合わせが左に偏っていることと舌の位置が若干後ろに下がる傾向にある。

驚いたのは、マウスピースの奥歯の二つの高さを少し調整することで、すぐに改善していくことだった。
再度フットビューに乗ると、重心が左右均等になった。

そして、11月14日の熊谷さんの再診の日を迎えた。

11月14日の再診〜メンテナンスで気づいたこと

今回は、マウスピースが割れてしまったこともあり、修繕と調整が中心となった。
まず最初に指摘を受けたのが、東洋医学における肝、西洋でいう肝臓の前側が縮んでいるということだった。
そこで、胸鎖関節近辺にシールを貼りつつ、
横隔膜と内臓を上げるためのエクササイズを紹介しながら、
マウスピースの調整をしていった。

面白かったのは、メガネをかけないと一気にズレるということ。
私の直感通り、メガネ+マウスピースのダブル効果で、身体内の顎の位置の調整が進むことを実感。
最後は、内臓近辺が上がり、背骨の後ろが伸びる感覚が出て、治療が終わった。

食道から胃までの近辺が多少ねじれているとのこと。
これについては、今後、マウスピースでどう変化していくのか?期待しつつ、
来年以降どう変化するか楽しみだ。

妻の方は、背骨と肩甲骨の菱形筋付近がより可動域が広がると、胸が開き
内臓の位置が上がっていくとのこと。
さらに糖質をもう少し減らした方がいい(血管が赤色で、HbA1cの値が多少高いのではないか?)という指摘も。

実際、妻は、就寝時に腹が冷える傾向にあり、
横隔膜と内臓の位置が上がると、自ずと体温が上がる可能性が高い。
マウスピースでも、それが可能だが、呼吸とストレッチで、対策をした方がいいと、
ストレッチを勧められた。

まとめ

この原稿は、治療を受けた翌日に書いているが、
マウスピースの装着感は、バッチリよく、首や肩の違和感が全くなく、清々しい感じがする。
次の調整は岩前さんによる12月を考えている。ぜひとも、いい方向に進み年末を迎えればと思っている。

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