【N#2】地粉道場を開催して(1)〜小麦粉から手打ちうどんを作る
2017年8月26日、ZEROにて「地粉道場」を開催した。講師は岸亜希子さん
地粉とは、日本の各地で取れる小麦粉のこと。
実は、お米は昔の日本人にとっては高級品。
お米よりも小麦粉を食べて日常生活を送っていたという。
例えば、
その土地で取れて精製された
小麦粉=地粉
を使って
ほうとう、すいとん、うどん、おやき、等
を作って日常生活を送っていった。
今回、日本の各地にある地粉を使って「手打ちうどん」と「パンケーキ」の「地粉道場」をZEROで初めて行った。
参加者は合計で4名。前半(午前10時〜午後2時)と後半(午後3時〜午後6時)に分かれて行われた。
前半の部は「すぐに食べられるうどん」。
レシピに従って、純米酢、水、地粉、塩を手順通りに混ぜて生地を作り上げていく。うどんの場合には、小麦粉の中の蛋白質を熟成させることでグルテンを形成させる。そのことで、うどんのコシが生まれる。そのことを説明しながら、一人一人、生地作りに勤しんだ。
粉の色がやがて白色から茶色に変化。
麺棒を使って生地を広げ、約2ミリまで細くしていく。
その間、片栗粉を使って、麺がくっつかないように打ち粉として使用。
生地を折りたたんだ上で、なっ切り包丁で細かく刻んでいく。
最終的に茹でて、出来上がり。
醤油や自家製なめたけ、肉そぼろ、ごま油、納豆などで、つけ麺でいただいた。非常に美味しいのみならず地粉だったこともあり胃もたれも全くなかった。
後半はパンケーキ。地粉のパンケーキは巷のカフェでは食べられないという。
その貴重な体験を経験するいい機会となった(パンケーキ編についての詳細は「地粉道場を開催して(2)〜小麦粉からパンケーキを作る」参照)。
うどんのときど同じように
配合を覚えていなくても、作れるようになるという。
配合の中には、ベーキングパウダーが入っていて、その後パンケーキを焼き上げる前に、レモン果汁を混ぜ合わせる。そのことで、気泡が出て、パンケーキに厚みが出てくる。
最終的に、フルーツ、バター、フロマージュブラン(水切りヨーグルト)とともに、デザート感覚でいただくことができた。
地粉を通じて、日本の文化を知ることができることもさることながら、非常に簡単にできることもわかった。
リクエストも来ているので、タイミングを見つけて第二回の「地粉道場」も開催予定です。