【E#103】開業1周年を迎えて(6)〜ロルフィングのスキル
2015年6月に渋谷でセッション・ルームを確保。2015年7月に本格にOPENしてから1年になった。
1年間(2016年7月26日現在)で610本のフル・セッション(月平均50本)を経験し、32名のロルフィング・セッションの合計10回の卒業生を出した。予想以上にペースが早く、今年の早い段階で卒業生50名が見えてきた形だ。
「ロルフィングを含めたボディワークはどれだけ人数を経験したか?」
という経験値が何よりも大事だと思っているので、いろいろなお客さんにお越しいただくのは本当に幸運だと思う。
ロルフィングのトレーニングは本場の米国・コロラドではなくドイツ・ミュンヘンで行ったことは以前触れたことがある(「トレーニングの振り返り」参照)。私にとって大きな影響を与えたのが、Phase IIでTeacherを務めたGiovanni Felicioni先生。
Giovanni先生からは、
「まず1年間は10回のロルフィング・セッションを手順通りに行うよう、基礎に忠実に仕事にしたほうがいいということ」
を言われたことがあり、できるだけそれを逸脱することなく基礎を大事にすることができた。
確かに、ロルフィング関連のセミナーには初年度(2015年)は多く参加(ソース・ポイント、IMACやチネイザン等)していったが、2016年に入って、目の前のお客さんへ集中。個人事業主としてのビジネスモデルの確立(「1周年を迎えて(5)〜セミナーを開催」参照)や単価の値上げ(「1周年を迎えるにあたって〜2016年6月1日に料金改定をします」参照)、集客が予想以上にうまくいき(最大で週25セッションも経験)こともあり、
今まで学んだ武器をどう生かしたらいいのか?
で今のお客さんと対峙。
目の前の仕事に追われたが、全般的に貴重な体験ができた。
1年が過ぎて見て、その重要性を改めて感じるようになってきているが、もうそろそろ、ロルフィング・セッションの経験からお客さんのニーズがわかってきたので、「身体の動き」を積極的に取り入れることも検討しようと考えている。もちろん、実際の今のセッションでも動きは取り入れているが、トレーニングで学んだものでも、身につけていない手技というものは多数ある。そういったものを復習しつつ、セッションに取り入れる方がいいのではないか?という考え方でもある。
ヨガのポーズがロルフィングとどう関連するのか?どのようにセッションにヨガを取り入れたらいいのか?クライアントのセルフ・メンテナンスにどう言ったポーズや動きが役立つのか?
セッション数の経験が500回を過ぎるあたりから模索する余裕が出てきたのでこう言ったニーズにも応えていきたい。
また、日々のアシュタンガ・ヴィンヤーサ・ヨガで実践しているヨガのポーズに関しては、2016年3月から赤坂のStudio 5 Senses+で学んでいるGYROTONICの影響もあり、身体の可動域が広がっているという感覚がある。新しい動きを学ぶと自分の中で新しいレパートリーが増えていくというのは経験的にわかっているので、もう少しそういったものをセッションに取り入れていきたい。
ロルフイング・トレーニングでは、EmbodimentというPhase IIで学んだ(「身体感覚とEmbodiment」参照)、各セッションを自分で体感する動きを学ぶ。1年過ぎて感じるのは、こういったものは、果たしてセッションに使えるのかどうか、という思いがあったのだが、今の経験から見つめ直すと、新たな発見もありそうだ。
動画はたっぷり保存しているので、久々にトレーニングの復習もしていきたい。