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【E#75】FC勉強会(7)〜判断することと決断することは違うこと

2016年2月21日(午前10時〜午後12時)、Financial College(FC)の勉強会に参加してきた。
今回で7度目。どのようにしてFCを知った経緯については【起業/独立コラムVol.18】に書いたので参考にしていただきたい。日本円の価値が下がっていく現在、どのようにして資産の価値を守りつつ、激動する世の中を生き残っていったらいいのか?様々な視点から学ぶことができた。
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もうそろそろ私がFCで自分が学ぶべきことはほぼ終えたのではないかと思う。今回参加して学んだことをかいつまんで書きたい。
人というのは、住む家、生命保険を含め、得か?損か?という損得勘定で物事を判断する傾向がある。それだと目の前の出来事にとらわれるため、正確な判断ができなくなり、最終的に保険・不動産の販売員の言いなりになってしまう。
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「どうやって今後資産価値を守りつつ生きていったらいいのか?」
という観点で自分で知識を身につけて自分で判断していくこと。これが最も大事であることをFCを通じて学ぶことができた。
資産価値を守りつつ、生き残るという観点から、病気になった時にどう備えのか?持ち家を持つべきか?借家にすべきのか?株はどうするのか?現金として円を持つのが妥当か?等どのように資産を振り分けるのか?を考えることとなる。
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病気への備えといえば、がんになる前に、どういったことを行えば予防をすることができるのか?食事をどうするのか?ストレスを解消するために何をすべきか?何歳までにがんの罹患確率が高まるのか?を含めた勉強も必要になるだろう。その選択肢の延長上に保険という製品も出てくるだろう。保険というのは、病気になってみないと支払われないもののため、自分が損する、確率論を考えたギャンブル性の金融商品と自分では捉えている。つまり保険に対峙する時は、損を覚悟の上、投資を考えるのか、どうか?となる。
FCで話題になったのが、貯蓄型の生命保険商品で1,000万円を貯蓄して最終的に1,500万円になるという製品の損得についてだった。
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一見得に見えるが、1,000万円を他の金融商品に投資し、満期を迎えた時に2倍になった場合(2,000万円)に、機会費用として500万円マイナスとなるという考え方をするとどうか。
つまり、
「機会費用=入ってくるべきお金が入ってこない」
という視点が入らないと上記の製品が得か、損かわからないのだ。また、貯蓄型にすると容易にお金がおろせないという流動性がない製品に投資しているということへも注意が必要だ。
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賃貸や持ち家についても、35年ローンで支出を固定して支払い続けるのが、今後生き延びていくために賢明なのか?を含めた判断があるのか?持ち家の場合には、固定されるので、借家とは違い引っ越せない分、流動性が低い。
こういったことはFCに参加しなければ学べなかったこと。改めてこういった会を紹介していただいた方に感謝したい。
お金については個人事業主としても必須な知識なので、固定費を抑えつつ、今後とも自分の力で判断、決断していきたい。
最後に「投資バカの思考法」という一冊の本に書かれたことを紹介したい。
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筆者の藤野英人さんは、投資信託を扱ったファンドマネージャー。投資をする上で何を大切にしているのか?生き方について書いている。
その中で決断と判断について

判断・・・比較をして、価値を見極めること
決断・・・必要なことを選び、残りを捨てること
「自分では物事を決められない人」や「人に頼ってしまう人」は、「自分には決断力がない」と考えていますが、そうではありません。
「自分で物事を決められない人」は「自分で決めない」という決断をしています。
「人に頼ってしまう人は」は「人に頼る」という決断をしています。
(略)
「決断しない人」は、「決断をしない」という決断をしている

FCでも話題になったが、日本人は国際的に見て自分のことを自分で判断できなく、正解を当てる教育に焦点を合わせているという。
確かに、ロルフィング・セッションを提供していて感じるのは、自分で判断する能力を持っているのにそれに気づかないこと。
ロルフィング・10回セッションを終えた方を見ると、ロルフィングでは身体から始まり、身体が整っていくにつれて、最終的に心も整理。自分の心を通じて判断できるようになり、決断=行動につながっていく人が見受けられる。
ある意味、自分の推測だが、判断は自分で考えることと決断は自分の勇気を振り絞って動くことと違うことなのだが、勇気は身体の整い具合に関わっているのではないかという気がする。
これからもこういった視点で少しでも一人一人が自立できるようにサポートできればと考えている。
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