【W#99】ロサンゼルス(5)〜サンマリノ(2)
2015年1月17日、長年住んだ(1977年〜1984年)サンマリノを訪れた。前半は通った学校について(【旅コラムVol.98】参照)、後半は住んだ家を中心にサンマリノ近辺について取り上げたいと思う。
サンマリノの大きな道の一つであるHuntington Driveをまっすぐ西方面に向かうと、Carver Schoolに面するSan Gabriel Blvdの1ブロック前にBelhaven Roadという道がある。
Belhaven Roadを右折すると、すぐに長年住んだ家が右側に見えてくる。
サンマリノの家特有の1階建て。サンマリノの家はプールやテニスコートが付いているものもあるくらい高級住宅地なのだが、私の住んだ家はそれが付いていない代わりに、果物の木(レモン、プラム等)があり、毎年収穫するのが楽しみだった。この家に約6年ちょっと住んだのだが、ここから小学校のCarverまでわずか徒歩2〜3分と非常に近く、通学には恵まれたという印象がある。2LDKの広い家で庭も広々としていた。また、手前には自転車や犬が散歩できる歩道も舗装されており、ローラースケートやスケートボードも乗ったことを思い出した。
Huntington Driveを使うと、San Marino HighやHuntingtonに行けるので、休みの日にはテニスをしに行った。
テニスの練習後、トニーピザやTWO HEYに立ち寄ったという思い出がある。
今回、サウスパサデナとサンマリノの境界上にあるTWO HEYでクラムチャウダーをいただいたが昔の味そのままで本当に懐かしかった。
またサンマリノの隣の町であるサウスパサデナにはYMCAがあり、そこでは昔、水泳のレッスンを受けた。その思い出の場所は30年前と変わらずで全てが残っていた。
世界一周をする際には、自分が住んだサンマリノは必ず見ようと思って計画の中に入れたのだが、いざ訪れてみてその選択に間違いはなかったと強く思う。
自分の学んだ環境が今の自分の性格に強く影響を与えているのはもちろんだが、日本とどういった違いがあるのか?例えば、校舎が広いこと、バリアフリーであること、様々な外国人に接しながら授業を受けたこと、のびのびとスポーツ(テニスや水泳)に勤しむことができたこと等。を今回の訪問を通じて振り返ることができた。
南米、アジアやヨーロッパの旅の後に今回サンマリノを訪問することで、等身大の米国(ロサンゼルス)が見れたような気がする。広々とした土地にモノが溢れ、天気もほとんど変わらないロサンゼルスは、それなりの良さがある。だが、世界というのはそうではなく、天気も変わるし、必ずしもモノが溢れている社会、広々とする土地に家があるとは限らない。
また来年にも米国を見たいと思っているが、果たして次はどのような印象を受けるのか?非常に楽しみだ。